まーどんなぶろぐ

ただいま他所のSNSに外遊中。

■屋根の上の猫

2005年10月11日 | 日毎の些事
ご近所のお宅にカメラレンズを向けるのはちょっと後ろめたい気もしますが、 まぁ 屋根の上だけだから勘弁してもらいましょ。。。 (野良ネコに餌をやっているはた迷惑な家でもありますが・・・)

屋根の南側特等席を独り占めしている 近所の野良ネコ。 さすがに真夏の間は熱い(!)ので屋根の上には登っていませんでしたが、 これからの季節 (秋~冬~春) は、 野良ネコにとって暖を取れる格好の場所となるみたいです。

他所の家の屋根ですからここで日向ぼっこしている分には構わないのですが、 このネコ、 屋根から下りてくると、 他の発情ネコ相手にギャーギャー鳴いてうるさくてたまりません。 発情期のネコって昼でも夜でもところ構わず追っかけっこして、 人のうちの庭まで荒らしまわるので ホントにいい迷惑です。

この近所にはよもやいないと思うけど(?)、 そんなにうるさく騒いでいると エアガンマニアのヒットマンに狙われちゃうからね!!  >>野良ネコくん

■相づち

2005年10月10日 | 日毎の些事
人とのコミュニケーションを図る上で 上手な相づちの打ち方が大切だをよく言われます。 先日かかっていた電話セールスでの(セールスマン)の相づちにこんなのが・・・

セールスマン… もしもし、まーどんな様でしょうか、こちらNTT東日本××の△△と申します。 まーどんな様のお宅ではインターネットをお使いになっていらっしゃいますか?

私… 何か(使っているか否か) 問題でもあるんですか?

セ… そうですね。 この度、○○地区の光回線工事がすべて完了しましたのでご案内しております。

私… それはご苦労様です。 何か用がありましたら、こちらから問い合わせますから。

セ… そうですね。 どうも失礼しました。

ガチャン

こちらが否定的に言っても 「そうですね」 と答えるのにはちょっと拍子抜けしてしまいました。 マニュアルにそういう相づちの打ち方でも書いてあるのかしら・・・? 

■珍しいオペラ

2005年10月07日 | 私のこだわり・音楽編
都心をちょっと離れた郊外の自治体では、 比較的豊かな財政を基に文化事業にも力を入れており、 近場で気軽に楽しめる催し物に私もチョクチョク足を運んでいます。 

例えば、 三鷹市芸術文化センター府中の森 芸術劇場 の自主企画では興味深いレクチャー・コンサートなどがシリーズ化されていて楽しみのひとつとなっていますし、 武蔵野文化事業団 のリーズナブル・プライスのオペラや演奏会は毎回 完売必死の盛況ぶりです。  その武蔵野文化会館に、 今日はヤナーチェクというチェコの作曲家の珍しいオペラを観に行ってきました。 

ヤナーチェク は音楽の教科書に作曲家列伝として顔写真が載るようなメジャーな人ではありませんが、 スメタナ、ドヴォルザークに次ぐチェコの国民楽派の一人です。 管弦楽作品では 晴れやかなファンファーレで始まる 『シンフォニエッタ』 が有名で日本の演奏会でも人気プログラムになっています。 オペラもいくつか作っていますが、日本ではめったに上演されることが無い 『利口な女狐の物語』 、 オペラ作品としての評価が高いのでこの機会を逃す手はありません。

会場はいつもの事ながら満員、 ヤナーチェク作品を聴いたことがないように思えるお客さんもけっこういたように感じられますが、 何にでも興味を持って観よう、聴こうという姿勢は大いに結構。

この 『利口な女狐の物語』 は、タイトルで判るようにキツネが主人公で他にもカエル、 蚊、 ニワトリ… といった動物が登場します。 というと何かメルヘン・オペラを想像しがちですが、 フンパーディンクの 『ヘンゼルとグレーテル』 のような子供向けの作品ではなく、 性に関して、生命体の輪廻転生に関して観念的な教えを含んだ奥深い内容になっています。 音楽面をみても簡単に口ずさめるような平易なメロディではなく、 ヤナーチェクらしい情緒豊かで摩訶不思議な音楽である点がとても気に入りました。 

武蔵野文化事業団がどのような経緯でこの珍しいオペラ公演を呼んできたのか分かりませんが、 いいものを観るチャンスを与えてくれて感謝してます。。。

■秋の花芽

2005年10月06日 | 日毎の些事
雨が上がったので午前中 小一時間ほどお散歩。 あちこちでキンモクセイの香りが漂う中、 家からちょっと離れた公園までパワーウォーキングで片道20分、 公園一周に15分、 暑くも寒くもなく軽い運動をするのに良い季節になりました。

写真は公園の ハナミズキ です。 どんぐり型の実が赤く色づく一方で、 来春咲く花芽 (薄緑の小粒にみえるもの) が脹らんでいるのがわかりますでしょうか。 ハナミズキは葉っぱを落としてしまう前にしっかりと来年の準備をしているんですね。

■来年の洋風おせちには・・・

2005年10月05日 | 巷の話題
BSE 発生で禁止されていた米国産牛の輸入再開を求める米国のパワーを前にして、 日本のお役所は長い間 土俵際まで攻め込まれ続けていました。 

国内の消費者の不安感を払拭できるだけの説明ができない以上 簡単には土俵を割るわけにもいかず、 形式的に諮問したお飾りのような食品安全委員会のプリオン専門調査会のノラリクラリの調査待ち状態でした。 その調査委員会の最終報告がいよいよまとまるということで、昨日今日とマスコミでも騒がれています。

  詳細は  こちら  (朝日新聞10月5日)

● 日本とは違って全頭検査を行わない米国産牛において、(ほぼ安全だとされる)生後20カ月以下の牛をどう判別するのか。
● 米国の解体現場では 危険部位除去や洗浄の方法が徹底しているとはいえないのではないか。

日本の消費者にとってはこれらが最も気になるところなのですが、 農水省は 米国が万全と言っているのだからということでスルー。 調査委員会にそのことについては諮問しないという態度を崩しませんでした。 

今にして思えば、最初から答えありきの委員会に諮問したのは、 時間稼ぎをして国民の不安をかわすためだったとしか考えられません。 委員会の専門家やスタッフの日当だけでもバカにならない額を使ったはずです。

このままだと早ければ年内にも米国産牛の輸入が再開されるそうです。 年の瀬のパーティー会場、 デパートで人気の洋風おせち などで 再び大量の米国産牛がロースト・ビーフに使われることになるのでしょうか・・・?

■国立 or 公立

2005年10月04日 | 日毎の些事
日本で 何かの施設が国立か公立か… と考えた場合、 中身の充実さを言う前に 何となく国立の方が立派そうだとかステータスが上っぽい…と見てしまいがちです。 例えば東京大学と東京都立大学を比べるとか・・・。 先入観や偏見のようなものがどこかにありますよね。

ここ数日 取り上げたミュンヘン・オペラですが、 お国では BAYERISCHE STAATSOPER と言われています。 私は以前から 「バイエルン州立歌劇場」 というのが妥当だと考えています。 それは地方分権が進んでいるドイツでは財政的にはそれぞれの自治体が面倒見ているのであろうと思うからです。  

BAYERISCHE は ”バイエルンの”
OPER は ”オペラ”
STAAT(S) は、 辞書では 「国」、 「州」 両方の意味があります。

どちらの日本語にも訳せるということでなのか、 「バイエルン国立歌劇場」 と呼ぶ人も大勢います。 今回の日本公演に際して 外務省公式トピックスサイト では 『州立』 と訳し、 招聘元では 『国立』 と訳してプログラムもそうなっていました。

バイエルンに限らず、 ドイツにはベルリン、ハンブルク、シュトゥットガルト・・・、
各地に ”Staatsoper” ”Staatstheater” があります。 どれも都市国家として栄えていた頃からの歴史ある劇場組織ですから、 その土地の人々は ドイツ連邦共和国が国の事業として運営しているわけではない ことはわかりきっているのでしょう (ドイツ以外の諸外国についても同様のことがいえるのではないかと思います。)。

日本では文頭で書いたような価値観がまかり通っているのですから 「国立」 というイメージを与えるかのごとくに ステータスを上げて訳すのは如何なものかと改めて感じています。

■入団のきっかけ

2005年10月03日 | 私のこだわり・音楽編
「序曲ね、あれが流れるだけでなぜか分からないけれども自然に涙が出てくる。感動しました。」 と誰かさんが語ったと報道された 『タンホイザー』。 ワグネリアンでなくとも この 『タンホイザー序曲』 が好きという人が多いようで、 演奏会プログラムに序曲だけ組入れられることもよくあります。 スペクタクル映画や、 ロールプレイング・ゲームのテーマ曲とたいして代わらない気もしますが…。

要は聴衆の心を惹きつけるように書いたワーグナーが上手なだけです。 この歌劇では序曲もさることながら、 それ以上にポピュラーな 「タンホイザー行進曲」 という大合唱曲が第2幕で演奏されます。 スポーツの試合などでも耳にするような有名なメロディーですから、 ワーグナーに興味ない方でもひと節聴けば 「あっ、あれか!」 とおわかりになると思います。

実は私にとっては ○○年前、大学入学式で学生オケとグリークラブが演奏してくれた この 「タンホイザー行進曲」 を聴いて学生オーケストラ入団を決めた思い出深い曲なんです。 それまで楽器をアンサンブル演奏した経験がなく、 大勢の人と一緒に音楽を作り上げていく楽しみを覚えるきっかけとなったわけです。 学生時代は教科書代もレコードや譜面購入に回し、 手には楽器を抱えて通学していたので、 ご近所では 私は音大に通っていると思われていたようです。。。 おかげさまで下手の横好きは今でも続いています。 「タンホイザー」を観に行ってそんな昔のことを思い出しました。

■ジェルマニア ノストラ

2005年10月01日 | 私のこだわり・音楽編
バイェリッシェ・シュターツオパー日本公演、 『タンホイザー』 の最終日を観に東京文化会館へ。 新聞やらブログやらでオペラ批評は書かれていますし、 私は一介の観客ですから専門家を真似て上手いの下手だの言うつもりはありません。

ただ 最終日でもっとはじけるかな…と期待していたのですが、 歌い手は皆 お上品にまとめていたのがちょっと残念。 まっ、メータの指揮ですからこんなもんかな。。。

強いて拍手を送るとしたら、 第1幕 3場で歌っていた牧童の少年。 独唱なのにプログラムには " Solist des Tölzer Knabenchoir " (テルツ少年合唱団の独唱者) としか載せてもらえないなんて不公平な気がしないでもない…、 カーテンコールでは拍手が一番大きかったのにね。



第2幕で背景に " GERMANIA NOSTRA " (我らがドイツ) と書かれていた舞台が 第3幕では廃墟となり、 標語も剥げ落ちた状態になっているの印象的でした。 今回の引越し公演はオペラ3演目、演奏会2種類を引っさげて旅が3週間にも及ぶわけです。 その間に、本国 ドイツはどう変わってしまうのか・・・、  首相は誰になるのか、 皆さん気になるでしょうね。

そんなドイツの大連立構想をよそに、 " GIAPPONE NOSTRO " (我らがニッポン)の J.K.氏、 SPを10名以上後部ドア付近に張り付かせてオペラご鑑賞。 ホールに入場してきた際に私の隣席の人(あかの他人)が 「Kさん、がんばって!」 と声をかけたら 手をあげて笑顔で答えていました。 選挙で圧勝して左団扇といったところでしょうか・・・、 メルケルさんもシュレーダーさんもさぞかし羨ましがっていることでしょう。 

■かっぱバッジ

2005年10月01日 | 日毎の些事
黄桜 のCMでも Kappa のことでもありません・・・。

東京都民でない方は関心ないでしょうが、 今日10月 1日は 『都民の日』 です。 私が子どもの頃は、 事前に売られている ”かっぱバッジ” とつけていると 都営の乗り物や公園・施設の料金が無料になる日 、 そして公立の学校がお休みに日という認識でしかありませんでした。 親が買ってくれたので 値段がいくらだったか覚えていませんが、 毎年デザインが異なる2cm 大のかっぱバッジを集めていた記憶があります。 

今ではかっぱバッジはなくなりましたが、 都営の諸施設の無料入場は変わらないようです。 午後、上野の文化会館に行くので、 早目にでかけて 動物園にでも寄ってみようかしら・・・。