まーどんなぶろぐ

ただいま他所のSNSに外遊中。

■ダイエーのいう名の巨大怪獣

2004年10月12日 | 巷の話題
野球に興味ない私でも昨晩のプレーオフTV中継は熱くなりました。元々応援しているチームなどありませんが判官贔屓(下位チーム応援)プラス近所に西友があるという単純な理由でなんとなく西友を応援していました。野球のダイエーの試合は一応終わりましたがもう一方、いいえこちらが本体、巨大怪獣と化した感のあるダイエー問題がいよいよ剣が峰、ということで騒がしくなっていますね。経済界、金融界の事情に精通しているわけではない普通のオバサンでも、これだけニュースで取り上げられればそれなりに理解はできます。

民間スポンサーの支援でと言い張っているダイエーですが、慈善事業ではあるまいし「無償の愛の手」を差し伸べてくれる御仁がどこにいるのでしょう、私には民間スポンサーも食指をくわえたハゲタカにしか見えませんが。ダイエーには申し訳ありませんが、売れないものをお店に並べていつまでもお店を開いていても借金の利子さえ返せませんよ。もっともダイエーを自身で身動きがとれなくなるほどの巨大怪物にさせた銀行にも責任があるからこそ、ダイエーも「一蓮托生」と言わんばかりに駄々をこねているのでしょうが。

銀行サイドもUFJのようにすねに傷を持つ身、ここまで飼い続けてきた怪物に引導を渡す迫力すらないように思えます。大臣もお役所も表面上「債権者と債務者同士の話し合いで」とそっぽを向いた振り。だれも怪物の首に鈴をつけようとしません。

童話の世界ではこのような時、純心無垢は子どもが登場し大人が思いもつかないようなやり方で怪物の足を掬って退治、めでたしめでたし、これでお終い。が定石なのですが、この問題に関しては望み薄。残るは世論、空気の流れでしょうか。返り血をあびる覚悟で怪獣退治をしましょう、という機運が盛り上がらないと誰も大鉈はふるえません。木村 剛さんが『ダイエーの粘り腰には呆れるばかり』で書いていましたが、世論を動かす力を持っているはずの新聞記者の皆さん!「顔が見てみたい」と言われっ放しにしないで下さい。


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