言葉も食べている

食材偽造やメニュー虚偽表示問題・・・
色々世の中を賑わしていますね

今日の朝日新聞の「オピニオン」
コラムニストのブルボン小林さんの記事は興味深かった

麦茶を・・
「気の抜けたコーラです」と言って勧められたら
「ウエッ！となって吐き出した。」

「ステラおばさんのクッキー」は
ステラという名のおばさんが作っていなくても
誰も責めない。

「朝専用コーヒー」を昼に飲んでも
「しまった！」と吐き出す人はいない。

等々・・・どれもホントにうなずけるたとえで
思わず
「このブルボン小林さんて誰？」
とネットで調べてしまいました

キー子も以前、とても人気のシュークリームを
何かの間違いでタコ焼きと思い込んで食べて
思わず吐き出してしまった！という話を聞いたことがあります。

「シュークリーム」と聞けば脳が、舌が、
シュークリームを待ち構えるんでしょうね！
そしてそのイメージよりも美味しかったら「verygood！」で
似ても似つかぬモノだったら「吐き出したいくらい拒絶してしまう！」
てことですよね。

また
「ステラおばさん」というネーミングの横で
ふっくらしてフリルのついたエプロン姿の女性が
かご持ってにっこり笑っているのを見ると
「あぁ・・・美味しそうなクッキー！」

朝、電車に飛び乗ってふと見た自販機に
「朝専用コーヒー」とみると
「これですっきり目が覚める」



「芝エビ」と「ブラックタイガー」を食べ分ける舌はないけれど
産地直送なのかスーパーの野菜なのか知らないけれど

確かに・・「言葉も食べている」

「朝摘み野菜」「…を添えて」
なんて書いてくれたりすると
すごくありがたがって舞い上がり

見た文字　
聞いた言葉でイメージして
脳も！舌も！反応している

そして・・
2007年ミートホープ社の食肉偽造問題では
「半額で喜ぶ消費者にも問題がある」
今回の偽表示には
「高級で喜ぶ消費者にも問題がある」

てことなのでしょうね・・・



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