清水正廣のバードカービング・アート

バードカービング作品、野鳥写真、製作資料など紹介しています。
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大型のワシ

2017-01-31 18:55:53 | フォト

 カタジロワシ Imperial Eagle 全長82cm、全身が黒褐色で、頭頂から後頸は黄褐色、肩羽の一部は白い。若鶏は頭から下面が黄褐色、翼は黒褐色、雨覆や次列風切の先端が淡黄褐色。原産地はエジプトで、ハンガリー、ギリシャ、ロシア南部からキプロス島、小アジア、トルコなどで繁殖し、秋冬期は中国東部や日本に迷行渡来。日本では岩手県、西表島、鹿児島県出水市荒崎、石川県白山で観察された。絶滅危惧種。

初めての大型のワシです。全長82cmもあるとは、驚きです。


たまに、人にも向ってきます。

2017-01-30 20:28:33 | フォト

 キバラオオタイランチョウ Great Kiskadee 全長約25cm 頭頂は黄色で黒白の横斑がはいっていて眼の先から後頭部にかけて黒い横斑がある。茶色から赤茶色が翼から尾まで、下面は黄色で下尾筒まで続いている。南部アリゾナ、ニューメキシコ、湾岸をへてルイジアナまで分布。 タイランチョウの全般についての説明しかありませんので、それを説明します。 約113属365種からなる。外見はヒタキ科に似ているものが多く、アメリカヒタキ科の別名もある。しかし、分類学上でいえばヤイロチョウ科に近い。全長7-45cmで多くは20-25cm。グループが大きいだけに、その羽色、外形、生活などはさまざまである。南北アメリカのみに分布。 たまには人さえ襲うことがある。この性質から、Tyrant(暴君)という名がついている。

アメリカの友人たちの中にはこの鳥のファンが多くいます。猛禽以外で、このタイランチョウ、と仲間のキングバードが人気ものです。気が荒くて強そうな雰囲気をもった鳥です。


こんな小さな鳥が無数にいたら?

2017-01-29 19:43:49 | フォト

 キイロアメリカムシクイ Yellow Warbler 全長約10cm。 嘴が細く、先端がとがる。全体が黄色であるが、頭や背はオリーブ色を帯びる。下面には赤褐色の縦斑がある。尾の中央羽は黒っぽいが、そのほかの羽には黄色の大斑がある。雌の上面は雄に比べて暗色で、下面の縦斑はないが、あっても不鮮明。アラスカ、カナダ、からコロンビア、ベネズエラ、ペルーに分布し、北アメリカで繁殖するものの多くはメキシコや南アメリカ北部に渡って越冬。樹上で昆虫を捕食。

いやー!驚きです。こんな鮮やかな鳥を見ると夢に出てきそうです。西インド諸島のバルバドス島に生息する基亜種の個体数は過去60年間に減少して最近では30-40番ほどになっているとか、絶滅のおそれが有ります。マングローブ林の破壊などの原因らしい。忘れられない強烈なイメージです。なんとか、守ってやりたいものです。


日本で見られる仲間は約2割小さい。

2017-01-28 21:14:05 | フォト

 エリマキライチョウ Ruffted Grouse 全長約43cm 雌雄ほぼ同色。全身が灰褐色で、上面に細かい縦斑、下面に白色の横斑がある。短い冠羽があり、胸側は黒色。尾はやや長く、褐色または灰色で、先端に黒色の帯がある。地域によって灰色味の強いものと褐色味の強いものとがいるが、これは生息地の乾燥、湿潤度だけでなく、気候や植生などとも関連があるという。北アメリカの温帯から亜寒帯にかけて分布し、森林に生息。夏はハコヤナギの葉など、冬はシラカバ類の芽などの植物質をたべる。春の雄は頸の長い羽を襟のように立て、尾羽を広げながら、翼をしだいにテンポを速めながら胴にたたきつけて音を出す。いわゆるドラミングを行なって雌をひきつける。アメリカのペンシルベニア州の鳥。

日本で診られるライチョウの画像と比べるとその違いが良く解ります。カーバーの皆さんはこの違いを理解しておくことが大切です。細部の違いまで確認しておきましょう。 ちなみに、日本のライチョウの全長は約37cmです。


プロテアという潅木に集まる鳥

2017-01-27 18:38:36 | フォト

 オナガミツスイ Cape Sugarbird 全長 雄約43cm、雌約25cm。 尾羽が長く、嘴は長くやや下に曲がる。雌雄同色。エラ、喉は白色。淡褐色の頸線がある。胸は淡赤褐色。腹、脇は灰色で褐色の縦斑がある。下尾筒は淡黄色。南アフリカのケープタウン岬付近に分布。山地に生える潅木のプロテアに多くを依存し、この木の茂みに営巣し、花蜜を採食し、雨に濡れた葉で水浴びする。この植物がない所には生息しない。

美しい鳥です。日本のサンコウウチョウのように雌が小さい。雄の尾羽が長く美しいのです。