清水正廣のバードカービング・アート

バードカービング作品、野鳥写真、製作資料など紹介しています。
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キジオライチョウ

2017-11-14 20:25:03 | いろんなテクニック

 キジオライチョウ Sage Grouce 全長は雄約71cm、雌やく60cm。雄は上面が褐色で、喉と腹は黒色、胸は白色。尾羽の先は長く尖っている。雌は全身がほぼ褐色で細かい液状模様がある。北アメリカ西部に分布。山麓や平原に生息し、シソ科の植物セイジと深い関係があり、この植物が茂る場所にすむ。留鳥であるが、積雪の多い地域では移動する。毎年4月になると代々受けつがれた場所に集まり、早朝に集団で求愛行動をとる。その数は50~60羽であるが、多いところでは400羽をこえることもある。雄はその中で自分の小さなテリトリーを持ち、ストラットと呼ばれる求愛ダンスを踊る。尾を放射状に広げてピンと立て、胸にある共鳴袋に空気をためこんで胸をふくらませる。その後、胸の筋肉で圧縮された空気を一気に放出するが、そのときにコルクの栓をぬくときのようなポンという音をだす。

凄いですね、こんなダンスをするんですね。(ストラットダンス)その後、ペアリングが成立するんです。


参考出品の作品を紹介します。

2017-10-26 19:16:44 | いろんなテクニック

 昨日までは出品者の作品の紹介をしましたが、本日、私の参考出品の紹介をいたします。

 

アメリカフクロウ 41%のサイズです。こちらは Barred  Owl ですが、日本のフクロウは Ural Owlです。同じ近い種ですので良く似ています、全長約60cmは超えていますが41%で制作したものです。

 

オオキアシシギのシルエット仕上げ(ミニチュアー) 勿論シルエットのミニチュアーですから足の色も黄色にしていません。美しいフォルムの表現です。

フクロウ(URAL OWL)のNO.6の風切羽の原寸大の羽です。卓上置物で制作しました。

 

 


デザインをすることが大切。

2017-10-25 19:02:37 | いろんなテクニック

 作品をいかに良くアピールし、効果的に見せるか、イメージを強烈に与えるか、アート作品に見せるか、をデザインすることで伝わるのです。これらの構成が大切なのです。素晴らしい作品といわれるものは、イメージに沿ってデザインされているということなのです。

しっかりした構成、いかに主になるものを効果的にアピールしたり、際出させたり、生態の一部を表現して生き生きさせるか!その全てを吟味して構成すれば、おのずから無必用な物の配置は表現の力をなくします。  川崎市の森さんの作品です。毎回、繊細な、しかも心地よい生態の美しさを感じさせてくれます。

 

 

ヒガラ が巣穴の中をのぞいています。この中に3羽の雛が育っています。巣穴から覗き見することも出来ますが、鑑賞者に興味を持ってもらおうと説明も作っています。作品としてこのままでも良いのですが、カービングの楽しさを説明するために巣穴の親ごと手前に引き剥くと中の雛が現れます。サービス精神旺盛ですが、こんな作品も余興の一部で微笑ましいです。

何気ない自然の一部ですが、何処かの田舎の垣根の一部に季節の到来を知らす、ツバメの愛らしい姿を見せてくれています。竹の杭に鉄条網の朽ちた感じが永遠に続いている生命のバトンの力を感じます。 彼の繊細な表現に磨かれたセンスの良さを感じます。

ミニチュアーのユリカモメです。いろんな表現が有りますが、鑑賞者側に自然の一部を切り取り、上から眼線で躍動感を見せています。ユリカモメの美しさや、波の自然観を表わしています。 参考ながら鳥の翼長は約5cmです。


テクニックが身につくと制作が楽しくなります。

2017-10-24 17:59:47 | いろんなテクニック

 東京都国立市のNHK学園の安藤さんの作品群です。

 

コゲラ ユニークな作品です。面白いイーゼルが手に入ったのですね?

ゴジュウカラ このイーゼルが相当気に入ったみたいでそれにあわせた作品に感動しました。

シマフクロウ のスクラッチ画です。

スズメ 巣から顔を出しているところの可愛さがなんともほほえましい。

愛犬家の安藤さんならではのよき犬の表情が暖かい。

だれも余りテーマにしないニワトリに注目したんですね!肉だれや、鶏冠のディテールが良く出ています。

トラ、トラ、トラ、です。ハイコントラストで表わすとかなり面白くなりますね!

こちらはジャガーです。バーニング画で表わすと濃淡が簡単に表現出来ますが、スクラッチになると表現が変わります。

上手く両方振り分けて表現をかえています。立派な作品を見せていただき有り難う御座います。

来年も楽しみにしています。     NHK学園の安藤さんの作品でした。

 


多くの作品を出品して頂きました。

2017-10-23 19:13:16 | いろんなテクニック

 

千葉県柏市の河田さんの作品、スクラッチ画のアオバズクです。 バーニング画と一寸違った味わいが有ります。彩色しても良しと、楽しめます。

 

 

 

 タケの葉と枝でバランスをとっています。なかなかのアイデアです。

台座の石なのでしょうか? 面白い表現です。

 

スズメの雛です。左奥に青虫の尺取りポーズが一寸ユニーク。

茅の枝が折れた感じで其の枝に止まっているツバメの視線が不安げに雰囲気を醸しています。

 

コゲラの表情も面白いのですが、木の葉は柿の葉でしょうか? これが裏向きになっているのが作者の主張なのでしょうか!

それにしても、沢山の面白いアイデアをお持ちです。ミツユビカモメの波上の姿も観察者に向ってきます。

沢山の作品を出品して頂き、大きな刺激を戴きました。本日は河田さんのオンパレードでした。