家族の迎え

夏休みに妻の実家で過ごしていた子供たちが帰ってきました。

個展が終わってから先に金沢の自宅に戻っていたので、しばらく静かな生活でしたが、今日からまた忙しない日常に戻ります。

子供達も充実した夏休みだったようで、また一回り成長してきました。

長男はお兄ちゃんらしくなって、下の娘はよくしゃべるようになり言うことを聞きません。

ひと月ほどでこれほど成長するのかと、子供達の成長には驚かされます。


先日、行方不明になっていた山口県の２歳の男の子が3日ぶりに無事保護されたニュースで、ちょうど下の娘と同じぐらいの子なので、とても驚かされましたし安堵しました。

子供の生きようとする力はすごいですね。

ジャパンアートエキスポ出品作品紹介３

最後の３作品目にご紹介する作品は、小雨の中で４羽のエゾフクロウが身を寄せ合って雨が上がるのを待つ姿を描いた「雨宿り」です。

隣にテントウムシも一緒に雨宿りをしていて、森の中で共に生きる命たちの営みを表現しています。

額には新緑の緑を引き立てる爽やかなヒノキを使っています。


この作品は、所属する世界最大の動物画作家協会 Artist for Conservationの主催する国際コンペティション、AFC Festival 2018に入選した作品です。

Artist for Conservationはカナダに本部を置く世界的な作家団体で、作品の売上の一部を自然保護に寄付したり、作品を通して動物や自然について伝える事を目的にしています。

選出作家は世界各国で活躍する動物画のアーティストです。

今回で６度目の入選になり、2015年にはトップ８０人に選出され、バンクーバーでの表彰式にも望みました。

これまでの入選作はオオカミの作品が多く、今回初めてフクロウを描いた作品が選ばれました。

入選作品をジャパンアートエキスポに出品するのは初めてですが、ぜひ見て頂ければと思い出品を決めました。







2015年バンクーバーでの授賞式の様子

ジャパンアートエキスポ出品作品紹介２

２作品目にご紹介する作品は２羽のエゾフクロウの子供たちを描いた「月夜の寄り添い２」です。

こちらも月夜のブルーを基調に、桐の木を丸く削った額に作品を収めています。

優しい桐の木目の中で、包み込むような優しさを表現しました。

フクロウは「福来郎」や「不苦労」という当て字が使われることがあり、縁起の良いものとして親しまれています。

またお金に困った時に「首が回らなくなる」という言葉がありますが、フクロウは首がクルクル良く回ることから、風水などでも金運など縁起の良いものとして扱われるようです。

風水は詳しくはありませんが、２羽のフクロウの作品はご結婚やお子さん誕生のお祝いに買われる方がいらっしゃいます。

野生のフクロウは一度夫婦になると一生連れ添うそうで、今回の作品は子供をモチーフにしていますが、家族をテーマにする作品の中で２羽はよく描くモチーフです。

この作品は真四角で小さめで、桐の木でとても軽く、どこでも飾れるような仕上がりになっています。

生活の中でよく目につく場所に飾っていただくと、気持ちも穏やかになるのではと思います。

ジャパンアートエキスポ出品作品紹介１

来月開催されるジャパンアートエキスポに出品する３作品を順番にご紹介します。

今回は月夜の星空の下で、5羽のフクロウが寄り添う様子を描いた「月夜の寄り添い」です。

額には、縁起の良いとされる濃い茶褐色のエンジュの木を使い、夜の色合いを引き立てています。

１本の木を四つに組む技法で仕上げました。

葉にはアクセントになるテントウムシも２匹描いています。

これまでフクロウの作品では新緑の緑を描くことが多かった中で、夜のブルーを基調としたフクロウ作品の代表作になります。

ジャパンアートエキスポ出品作品

フクロウ3作品の額装が仕上がりました。

以前までに出品した人気のフクロウの原画はほとんど売れてしまい、今回出品作も数少ない貴重な原画となります。

この３作品は8月末から９月にかけて東京、大阪で開催のジャパンアートエキスポ（アールビバン株式会社主催）に出品します。

順次、新作紹介にて詳しくご紹介していきます。




「月夜の寄り添い」 （フクロウ、原画）
アクリル、キャンバス、エンジュの木、額装サイズ : 855×435mm
\４８０，０００（税込）



「月夜の寄り添い2」 （フクロウ、原画）
アクリル、キャンバス、キリの木、額装サイズ : 380×380mm
\３６０，０００（税込）



「雨宿り」 （フクロウ、原画、2018AFC Festival入選作品）
アクリル、キャンバス、ヒノキの木、額装サイズ : 680×365mm
\４２０，０００（税込）