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画家 西野健太郎のアトリエ日記

ジャパンアートエキスポ出品作品2

2020年02月16日 | 新作、制作過程
2作品目にご紹介する作品「夜明けの詩」は、夜明けの雲海を背景に、山の頂で2匹のオオカミが遠くを見つめ遠吠えする様子をパノラマの構図で描いています。

澄み切った空気の中で東の空から朝日が上がってくると、地平線にうっすら浮かぶ雲海がやさしいピンク色に染められ、地球上の生命を少しずつ温めていくようです。

朝日を受けて輝くオオカミの白い息は、大自然の中で輝いている命を表現しています。

額に使用した木は槐(エンジュ)の木で、“延寿”とも呼ばれ縁起が良いとされています。

光沢のある褐色で、作品のブルーを引き立てています。

夜明けの空の微妙な色の変化を付けるために、エアーブラシで何度も色を重ねています。

以前も描いたことのある構図ですが、横長にすることで夜明けの空の変化がより感じられる作品になっています。

作品の中で流れるゆったりした時間を感じていただければ幸いです。



「夜明けの詩2」 (オオカミ、原画)
アクリル、キャンバス、エンジュの木、額装サイズ : 530×1070mm










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