クマのエサ不足

最近のニュースで野生のクマが人の住む場所に現れて、人に危害を加えたり、射殺されてしまうニュースが放送されています。
原因は、ブナやドングリなどの木の実が不作だからです。
ブナなどの実は、栄養を蓄えるために何年が周期で不作になったり豊作になったりするみたいですが、今年は猛暑の影響で深刻なようです。

写真は、今年６月頃にブナ林を見に行ったときの写真です。
県の依頼を受けて年に何回かブナの実の付き方の調査（クマやイノシシなどの被害防止のため）している父は、今年早くから予測していたようです。

なんだか人を襲うクマが悪者のように見られますが、冬眠前にたくさん食べなきゃいけないクマにとっては、生きるために食べ物を探して人里まで降りてきてしまうので、出来れば捕獲して山に返してあげたいものです。
クマは臆病なので、一度怖い思いをするともう山から下りてこないそうです。
木の実の不作も地球温暖化の影響だとしたら、これも人間の責任ですね。