Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

官僚を頼れるか?  他

2010年06月26日 03時49分42秒 | Weblog
W杯 和歌山発頑張れデンマーク…「敵地」で人気 応援動画


 
デンマークのネット新聞は「日本人がW杯でデンマークを活気づける」との見出しで記事を掲載。応援ビデオの内容や今の和歌山での盛り上がりぶりを紹介し、「日本人はデンマーク人を忘れていない」と大々的に報じた。同大使館のイェンス・イェンセン報道担当官は「自分の国ではないのに熱心。本当にありがたい」と話す。 (2010年6月24日 読売新聞)


Japanese football fans support Denmark 動画
Since the 2002 World Cup a bunch of football fans from Wakayama, Japan, has been strong supporters of the Danish national team. They call themselves the "Wakayama Roligans".
For more visit http://www.partofthegame.tv



 もう終わったけど、こういう話はすがすがしいですな。




Border Surveillance
The FAA has approved the use of Predator Drones to beginpatrolling the U.S. border with Mexico (at least as of September 1, 2010). This is a step beyond that launched by Texas when it unilaterally authorized the use of its UAVs a few weeks ago.
最新鋭の無人偵察機「プレデター」投入へ 米国土安全保障省
2010.6.25

旧式の無人偵察機による不法移民の取り締まりは2005年から、メキシコと国境を接するアリゾナ、カリフォルニア、ニューメキシコの各州で運用。だが、テキサス州はメキシコとの国境付近に住民が多く、事故の危険性があることからFAAが不許可としていた。

 
 国境警備というのは大変ですな。
 住民に対する事故の危険性といえば、


普天間問題の最大の失敗は外交力のなさ 小川和久


 小川氏の案が妥当かどうかは別として、一度断られたら諦めるというのは、官僚も政治家も情けない。

 官僚といえば、

「賢い」官僚が成長産業を決める「新成長戦略」は過去の遺物だ
競争政策のない産業政策が、菅政権の新成長戦略の基本構図である。


 というわけで、責任を負わない、官僚に任せていいものかどうか?
 ここはやはり競争政策、という方に分があるように思う。

 競争といえば、


WSJの看板コラムニストが公表する「977語の倫理規定」
競争力の源泉は「業界との癒着と断つ」


 メディアも同じ。取材先から金品もらった人、正直に言いなさい。
 メディア同士の相互監視というのはできないものですかね。


Metropolis Mag has thoughtful article regarding the convoluted debate for NJ PR suffrage

Posted by debito on June 23rd, 2010

debito.org/?p=6987


 で、こっちの”議論”がまだ続いている。
 おもしろいところを抜き出すと、


HO Says:
June 24th, 2010 at 8:43 pm
Allen, lack of loyalty is a big problem. If you do not have loyalty to Japan, you really do not deserve a vote.

– See what I mean about boilerplate?


 HO氏が投票権の要件として忠誠心がいる、と。
 有道氏が議論とはまったく無関係なちゃちをいれる、と。

You say one can be loyal to two or more nations. But what happens if the interests of the nations conflict each other? Can one be loyal to both North Korea and Japan at the same time? I do not think so. Special permanent residents live in Japan for generations. They can get Japanese citizenship if they want. If they want voting right, they can get one by naturalizing. Why do they demand voting right in local elections without naturalizing? It is safe to conclude they are loyal to Korea, not Japan.


で、ここらへんがHO氏の議論の要点だろうと思うのですが、
北朝鮮に忠誠心のあるひとが、日本の投票権を得たら、日本の国益を損ねる場合があるだろう、ということでしょうね。
 サッカーなら、在日朝鮮人が北朝鮮を応援したりするのも構わないし、日本と北朝鮮両方応援するのも構わないわけですが、両国の利益が対立する場合、極端な話、戦争する場合、両方ガンバレというわけにもいかない。両方やめて、という思いのある人もいるでしょうけど、北朝鮮の肩を持つ人もいる。最後の場合、やはり、困ったことになる。

 これはこれで筋が通っている。

 ぼくはEUなんかがEU以外の国民に地方参政権を与えていないのはそうした懸念からだろうと思っている。EUってのはなんやかやいっても独仏の紛争が戦争に発展しないための制度を端緒にしているように(EU(欧州連合)の基礎知識参照)、細かな対立はあっても大きな紛争にいたらないような地域共同体なわけで、それ以外の地域と同じように論じるわけにはいかない。そこで、投票権に関して、EUに居住する、EU外出身外国人と、EU市民と区別した扱いになる、というのも全く理不尽とは言えない。

 もちろん、例えば、アメリカ人でもアメリカを裏切ることがあり、アメリカ人でなくてもアメリカに忠誠を誓い、それに基づいて行動する人がいるわけだから、論理的な必然性はないわけであるが、あえて、何世代も日本に帰化しない朝鮮・韓国人のなかに日本ではなく母国に有利に行動する人がいるのではないか、という推論はまんざら理不尽とは言いきれない。

 こうした懸念はわりにどこの国でももっていて、例えば、帰化する場合に、形式ではあるが、

US Citizenship Ceremony


Oath of Allegiance (United States)、




I hereby declare, on oath, that I absolutely and entirely renounce and abjure all allegiance and fidelity to any foreign prince, potentate, state, or sovereignty of whom or which I have heretofore been a subject or citizen; that I will support and defend the Constitution and laws of the United States of America against all enemies, foreign and domestic; that I will bear true faith and allegiance to the same; that I will bear arms on behalf of the United States when required by the law; that I will perform noncombatant service in the Armed Forces of the United States when required by the law; that I will perform work of national importance under civilian direction when required by the law; and that I take this obligation freely without any mental reservation or purpose of evasion; so help me God.


 他国に対する忠誠を放棄しアメリカに対する忠誠を誓わされる。無神論者でも、神様にお願いしなくてはいけないらしい。

イギリスでも、

Oath of Allegiance (United Kingdom)

I, NAME, do swear that I will be faithful and bear true allegiance to Her Majesty Queen Elizabeth, her heirs and successors, according to law. So help me God.


 女王陛下に忠誠を誓い、神のご加護を祈る。

 日本で帰化するとき、天皇陛下バンザーイとかやらせたら・・・・

 まあ、それはいいとして、HO氏や私の推測するEUの懸念もわからないわけではない。一応筋がとおっているわけですね。もっとも、先ほど言ったように、だから、投票権を与えてはいけない、と論理必然的に断定できる、というわけでもない。

 だから、国民が納得するように十分な国民的議論が必要なわけですね。



– Give me a “T”… Give me an “R”…


で、有道氏がまた議論に関係ない嫌がらせをする。Trollといいたいわけでしょう。
 議論する能力をまだ身につけていない幼児などが口論して、議論できないものだから、議論とは関係なく「バー(カ)」とかやることがありますね。あれと似たようなものですね。

そして、

Mark Hunter Says:
June 25th, 2010 at 11:03 pm
Ho…you really need to read up on dual citizenship and especially landed-immigrant status in various countries of the world. You reach for any reason not to give voting rights, to satisfy your xenophobia.


すると、HO氏に対して、おまえさんは外国人嫌いだからそういうこといっているんだ、とわけのわからないことを言い出す人がいる。
これも、よく、議論する能力が発達していない幼児なんかが、口論して、追い詰められると、「お前の母さんデベソ」とかまったく関係ないことで相手を誹謗しようとすることがありますが、あれと同じなわけです。
 

I am sure you would conclude the US is xenophobic.


それ以前に、こうした議論によって、HO氏の議論がゼノフォビアなら、アメリカも外国人に参政権を与えていないからゼノフォビアか、問われているわけで、1)アメリカもHO氏もゼノフォビアである、2)アメリカは違う、HO氏はそうだ、その違いの理由はこれだ、という議論がなくてはいけない。

 それができないものだから、幼稚な誹謗の繰り返しです。

 英語圏ではすばらしいディベートもありますけど、こうした幼稚な反応をする人々もかなり多い。日本語の議論でも2ちゃんねるなんて、そういうことは多々あるようですけど、その点はかわらない。、

 それよりなにより、日本の民主的なプロセスに参加したくて、投票権を求めている人達が、日本語で議論ができないとは、これいかに?

 そして、冷静な議論が必要だ、と言っていたのは誰だったのか?

 それにしても和を乱すHO氏に対する、有道ブログ参加者のconformityのすごさは目を見張るものがありますね。英語圏に行ったときに日本人などの外国人が受ける仕打ちの一例なのかもしれませんね。リベラル多文化主義万歳!

 因みに、HO氏はあのブログではさまざまな議論の結果、根に持たれてマークされています。
 

 ああそれと、日本はディベート文化がない、などという人もいますが、こういうのをみると、彼の国ではディベート文化というのがあるのか、と問い返したくなりますね。

参考
安易な文化論

移民に関する悪しきコメント 他後半の
How to Argue in Japanese の項など。