図書カード500円。1000株以上の株主なら1000円。10000株以上
だと5000円分もらえる。1万株だと900万弱の投資になるが、そこまで投資
したいかというと...それほどエキサイティングな会社じゃない。
この会社の株主構成を見ると筆頭株主がJR東日本。1997年に業務提携を結
んでから最大株主になっている。なんでなのかはよく分からない。業績は安定し
ている業態のはずなんだが、終わった期で2割の減益となった。トップラインの
減少が2%程度あり、販管費の増加でふたを開けると大幅な減益となってしまっ
たようだ。主力の常駐警備で5億円の減収。常駐警備の場合には人を常に抱え込
むので減収になったからといって固定費は簡単に減ってくれない。一方の機械警
備だが、需要は底堅いのか依然として伸びているがいかんせん単価が安いので
常駐警備の減少を補えていない。常駐警備の一件当たりの単価は25百万円だ
が、機械警備の場合は1件当たり19万円と桁が2つ違う。
問題はこれからの話何たが、会社側計画では常駐警備がさらに落ち込むことを
予想しており、今期も7%の減益を予想している。契約先企業の業績が落ち込ん
で解約が増加しているらしいが、やはり経済の影響は大きいようだ。その中で会
社が期待しているのは羽田空港の拡張に伴う警備需要の増加だ。まあ、確かに空
港などでは当然必要だと思われるが、価格競争で敗れるという可能性もありこれ
ばかりに頼れないのも事実。また大型ビルが竣工すれば需要が高まるわけだが、
去年は、日本経済新聞社の新社屋、経団連新館、東京地家裁立川支部などを受注
したが、今年は羽田空港の国際築貨物ターミナルぐらいしか大型案件がない。と
いうわけで目先は株価的に良い話はあまりない。