Bankの秘密基地

個人日記兼つれづれなるままに

MMDを触ってみる

2009年06月28日 | Weblog



 バーチャルアイドルとしての「初音ミク」という名前はメディアでもとりあげ
られていたので、記憶にはあったがそれが実際どのようなものかはしらなかった。
というよりはあまり興味がわかなかったというのが正直なところだ。
でも、こうしてネットをさ迷っていてニコニコ動画やYutubeなどを見るとこれが
意外に面白いことがわかった。動画サイトも株式市場で仕事をしていたときは
知識としては知っていてもそれが面白いものなのかという点では一般人と変らな
いのが真相だ。DeNAだ、グリーだと株式のファンドマネジャーたちはうんちくを
垂れるが、その中で実際にその付加価値を知っている人間は少ない。自分の経験
からいうのであるが、ファンドマネジャーという人種は「知ったかぶり」の人間
の集まりだ。知識としての耳学問に長けている輩が多く、実のところ私もその
一人であったわけだ。

 きっかけはなにか些細なものだったのかもしれない。たまたまYutubeの動画を
みて、「これは面白い」と思った。違法動画が沢山アップされているというのは
確かにあるが、アニメ、映画、ドラマのパロディなどユーザーによる創意工夫の
ある動画かなりアップされていてそれが面白い。特に日本のアニメに関しては
海外でこんなにファンがいるとは思わなかった。まあ、アップされているのは日
本のファンが作った動画が圧倒的で、Yutubeはアニメに関してはほとんどが日本
のユーザーが「占領」している状態だ。その中でバーチャルアイドル初音ミクの
動画を初めて見たが、これが面白い。初めて知ったが初音ミクというのはヤマハ
の子会社であるクリプトンという会社が作ったシンセサイザーソフトによるボー
カルソフトで、ソフトによって初音ミクをユーザーが歌わせることができる。
いままで発表されている初音ミクの歌は全てアマチュアがそのソフトで製作した
ものでその結果をニコニコ動画やYutubeにアップして発表しているという。

 既に4000曲もの初音ミクの歌が発表されているがこれは全てソフトユーザ
であるアマチュアが作り上げたもので、そのなかで好評を得たものが初音ミクの
「代表作」と認知されている。初音ミクとはロングテール型の新しいユーザー
参加型のバーチャルアイドルであるというのは、それを実際見聞きするとその凄
さが実感できる。初音ミクの誕生とともにコアのファンがバーチャルアイドルを
可視化しようとしたのが「MMD」ソフトだ。MMDはMiku Miku Danceの頭文字
をとったもので初音ミクのソフト(Vocaloidソフトと呼ばれている)で製作された
人工合成された歌声に合わせてCGモデルを躍らせる目的で作成された。

 MMD自体ファン自身による自主制作ソフトだが、作者はそれを無償で公開し
たことで他のファンがモデル改良、ソフト改良を実施し巨大なソフトフォーラム
を形成するようになった。今ではMMDソフトが人気アニメキャラクターのCG
アニメーションにも利用されるようになっている。しかも日本で起こったこの運
動が海外のユーザーまでも巻き込もうとしている。企業サイドからのブームでな
く一般の草の根レベルからの動きとなっているのが特徴で一昔にブームとなった
Linuxソフトと同じような動きになっている。このMMDというソフトだが
流石にずぶの素人でもさくさくと製作できるしなものではないが、製作だけが
楽しみになるのではない。MMDはモデル開発、モーション(踊りソフト)の
製作、アクセサリ開発などいろいろあるが、一人が開発しそれを無償で公開、
他のユーザーが改良し、無償公開、また別の誰かが新しいものを開発、無償公開
と加速度的にコンテンツの流通量が増加している。他人が作ったものを自分の
PCで躍らせたり、少し改良してみたりと技術力がなくても遊べるような仕組み
になっている。

 1から全てを作り上げるのは私には不可能でも、他人が製作したものに少し改良
ということであるならできる。実際に作ってみた。やはり全く知識がなかった私
には動画ファイルのことを勉強する必要性に迫られたが、1週間くらい調べると
少しずつ理解できるようになった。1週間後にはMMDでモデルを躍らせて、
音楽ファイルと同期させ、動画ファイルに出力。そしてアップロードと一通りの
ことは理解することができた。練習がてら製作してみた。実際には製作とは名ば
かりで、公開されているモデルデータ、モーションデータ、音楽データをMMD
に入れて、ほんの少しだけ(カメラのモーションデータ)いじった。
ほとんどなにもしていないに等しいがこれを動画ファイルに仕上げる作業はそれ
こそ時間がかかった。MPEG4の動画ファイルから音楽ファイルを分離し、
MP3をWAVEファイルに変換、さらにAVIに出力しそれを圧縮、さらにそ
れをMPEG4に変換とファイル変換の嵐だ。
 モデルは初音ミクではなく、人気アニメキャラクターを使用。初音ミクは物凄
い数が製作されておりいるため、同じものを低いクオリティで作ることになるの
でやめた。でも、こうして自分でやってみるとこれが面白い。

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バンダイナムコ 株主優待券

2009年06月23日 | 銘柄研究
 株式総会に行こうか思ったがやめた。株式懇親会が好きな人もいるが別にすきでも
ないし、ごみごみしたところで知らない人とあっても。お土産はくれるみたいだが、
それもパスした。今日、ポストを見たらバンダイから配当金の通知がきた。それと
ともに優待券もきている。こども商品券(写真)。そういえば昨年の分も使っていな
い。ことに気がついた。いったい何に使えるんだ。調べると、ああ、ゲームソフト
とかにも使えるんだ。昨年の分と合わせると6000円分あるしソフトが1本買え
る。早速明日にでも購入してみよう。バイオハザードとかまだやってないし。


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ビーエスビー(3800) 株主総会

2009年06月18日 | 銘柄研究
 5月29日開催の株主総会に出席する。場所は品川プリンスホテル36
階。この会社は配当利回りの高さにつられて買ったが、その実中身をあ
まり理解してないで購入した。買ったときは純資産を大きく割れており、
利回りも9%あったことが理由だが、あまり真剣に中身を調べなかった。

配当の権利がついたらすぐ売っぱらってしまおうという考えだったが、
権利落ち後に配当以上に下がった。仕方ないのでそのままほっておい
たら召集通知がきており、ポートフォリオをみたら今度は買ったときより
も100円上がっていた。売っても良かったのだが、やはり何も知らずに
売るのはと思い。株主総会に参加。買うときには少しは調べたが、
業務内容はITサービスを行っている会社で主力製品はA-Auto。自動
化システムでItシステム運用支援ソフト。当社の売上げは主力製品の
売上げと保守サービスがメインで新規に顧客を開拓するとその後は
保守量が入る仕組みでストック型ビジネスの比率が多く。利益率も
高い。昨年度は大幅な減益となったが、その理由としては特別損失で
株式評価損を計上したこと。営業利益、経常利益段階では一桁の減
益であることから特別損失の影響がかなりあった。

会社によれば今回特別損失100百万の内、株式評価損が74百万
あり、付き合いで保有している上場企業の株式が50%以上減価した
ので強制評価減が発生したそうだ。投資有価証券は680百万あるが
持ち合いで上場しているのはこの1銘柄だけで、残りは持ち合いがあ
っても全て非上場株式であるため、今期の特別損失の発生はでない
と考えられる。

バランスシートは極めて健全で総資産70億円の内、純資産が63億
円と自己資本が90%もあり、かつ現金預金、有価証券合わせて37
億円ありとてもキャッシュリッチな会社。公約配当性向も30%以上と
株主還元に意欲的だ。問題は今期どうなるかだが、企業の設備投資
抑制の影響を受けていることから楽観は出来ないが、しばらく持って
も問題ないだろう。新製品のLMISが野村證券などの大手に納入が
出来たことなど必ずしも悲観色で染まっているわけでもない。

 因みに株主総会のお土産としてもらったのは日本酒。昨年はワイン
だったとの話で期待していたが、日本酒になってしまった。
日本酒は飲まないので当てが外れた。


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