Bankの秘密基地

個人日記兼つれづれなるままに

バンダイナムコホールディングス(7832)

2009年05月11日 | 銘柄研究
 説明の必要もないほど有名な会社ではあるが、ビジネスモデルは大きく分けて4つ。
①トイ・ホビー事業。日本でのシェアは圧倒的。仮面ライダーなどの有力キャラクタ
を保有。②ゲーム事業。パックマンなどのコンテンツなどが有名だが、ゲーム企業と
しては中堅所。③映像・音楽、もともとバンダイビジュアルの主要事業であったが、
本体に吸収されて現在にいたる。ガンダムなどの有力コンテンツがあまりにも有名。
④アミューズメント施設。いわゆるゲームセンタで売上げで800億円弱と比較的
大手。

 前期はトイホビー、アミューズメント、ゲーム、映像の全ての分野で減益となった。
特に利益的に大きいトイホビーが米国市場を中心に苦戦。ゲームも国内の業務用が
大きく減収といいとこなし。定番キャラクターの仮面ライダーシリーズ、プリキュア
ガンダムなど有力コンテンツは安定した収益をあげていいるものの、ヒット作がなく、
停滞気味。加えてDVDからブルーレイに移行する端境期で収益的に苦しい。例えば
国内DVD市場は660億円あるのに対してBD市場はまだ45億円程度しかなく、今
後の市場の拡大が重要となるがすぐには拡大しそうもない。

 今期も10%程度の減益予想でこれが保守的であるかどうかという点では若干疑問
がある。会社側が認めているように特に上期の落ち込みがどの程度になるのかはま
だ予断をゆるさない。今期の経常利益は225億円予想。当期純利益125億円を
想定。PBR1倍割れだが、PERは特に割安でもない。来期の景気回復が強く期待でき
るのなら買いでも良いが現状は中立がいいところ。

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