梅雨が明けた。
ツユクサが咲き揃い始めている。
梅雨草じゃなく露草だから、夏の朝の方が似合う。
白花…、午後三時の畑に朝咲いたツユクサが萎んでいた。
間違いなく、白花だと見えた。
翌日、しっかりと確認に出かけた。
間違いなく、白花だった。
大船に向かう途中、武田薬品湘南工場と道路の間の側溝に点々と咲いていたのは、
七年前の夏の朝だった。
直後に、JR線路を挟んで南の畑で薄紫のツユクサ。
最初に、ホウライツユクサと見ていたが、ケツユクサと調べなおした。
幾つもの色変わりを見ていても、やはり白は格別だった。
ただここは葱畑の中。
農薬の影響は免れない。
全部が白ではなく、薄水色も混じっている。
ツユクサは一日花、午後には花弁は萎れてしまう。
(2011.07.08 松江)
☆
画面に三色が揃っている。
普通のツユクサの青がかなり色濃く見えてしまう。
ごく薄い水色を帯びた花弁が透けている。
ツユクサの花弁は三枚。
目立つ二枚の下に透明な三枚目の花弁がある。
この個体の三枚目の花弁は半透明だが、苞には薄く青色が混じっている。
水色と表現したい色
ツユクサ(露草)ツユクサ科ツユクサ属Commelina communis
(2011.07.10 松江)
☆
今年で三年目のケツユクサ、今年の二番花。
ケツユクサ(毛露草)ツユクサ科ツユクサ属 Commelina communis f. ciliata
色違いのケツユクサ
(2011.07.10 林)
--------------------------------------------------------------
記事中、アンダーラインの部分は、関連画像へのリンクが設定されています。
ここは野菜畑なので、農薬散布は欠かせない仕事だそうです。
無農薬野菜が高値で取引されることはわかっていても、高齢者にはきつい農作業。
最低限の雑草取りははやはり農薬を使わざるを得ないそうです。
多少虫食いがあっても…と言う取引先は殆どなく、結局は買い叩かれてしまう。
だから、虫食いなどないように農薬は使われるのが普通になってしまったのでしょうね。
このツユクサが農薬のせいかどうかはわかりませんが、周囲には白~水色~青まで揃って元気です。
X字形雄しべも色がうすい こんな真っ白なツユクサはまだ見たことがないです。
こうしてみると色は様々出てくるんですね。
なんらかの影響が考えられるでしょうけれど純白のツユクサはおっしゃるとおり格別な思いで見させていただきました!