赤紫色、茎は長いし、葉は殆ど目立たない。
それでも咲いていると何故だか目立つ。
目立つから撮るのだけれど、何となく収まりの悪い画像になる。
何故だろう…と思いながら、咲いているとついつい撮ってしまう。
ルリフタモジ、名前が良いから…とも思えないのだけれど。
(2013.07.04 貴崎町)
ルリフタモジ(瑠璃二文字) ネギ(←ユリ)科ツルバキア属 Liliaceae violacea(=Tulbaghia violacea)
ハナニラ(Ipheion)属、ネギ属(Allium)、ハタケニラ(Nothoscordum)属、ツルバギア(Tulbaghia)属は
分子系統学の立場から提案されているAPGの見解を基にしたマバリー体系ではネギ科と分類された。
現在主流となっているエングラー体系とはかなりの部分で相違があるために
可能な限り併記するようにしている。
(2013.07.10 貴崎町)
☆
瑠璃二文字
茎や葉にニンニク(大蒜)臭があり、オキナワハナニラの名前。
語源は幾つか。
木場で教わったのは、宮廷言葉説。
葱を一文字(ギと発音したそうだから、一文字)、韮(ニラ)は二文字。
だから、瑠璃色の韮、ルリフタモジ。
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ニラ ハタケニラ ハナニラ タマスダレ
たぶん…。
そういう花が幾つもありますし、だから四季のある日本に住んでいて良かったと思います。
温室などで珍しい花を見ても、温室の花で終わっていますし、トロピカルフルーツにも興味が沸かないのはそのせいでしょうね。
狭い日本に住んでいると、考え方も偏狭になる…と言われるのですが、それも人それぞれ。
沖縄や奄美で普通に咲く花も、暑さが増してくれば瀬戸内でも鎌倉でも咲く…のでしょうから、東京でも充分楽しめることでしょうね。
こちらでは、毎年何ヶ所か同じ場所で同じように咲いています。
ルリフタモジ、初めて見たのは林の子さんのブログでした。
初めて木場に行った時、まだ咲き残っていて感激したのを
思い出します。
きっと、木場や収玄寺でお撮りになっていらしたから
思い入れが深く、ついつい撮ってしまわれるのではないでしょうか?
でももうそちらでは咲いているのですね。
今日、瀬田フラワーランドに行きさっと見て回りましたが
まだ咲いていなかったような気がします。