栂池自然園は、本来登山道ではなかった高層湿原を、
浮島を含む稀少な高層湿原と、その周辺に生育する植物保護の為に
管理地として作られたものだと聞く。
四十年も昔、ここに足を踏み入れた記憶は無いし、
スキーの頃は、馬の背と呼ばれた上級者たちのみが踏み入れる場所だった。
今では、湿原周辺もしっかりと管理された場所になり、ゴンドラ・ロープウエイを乗り継げば殆ど苦も無く2000メートル近い場所に立てる。
白馬岳から北東方向に伸びる尾根に囲まれた一帯、それが現在の栂池自然園の全体図になっている。
その栂池湿原の最高地点からの画像がこれ。
薄く雲がかかっている中景の尾根筋は、八方尾根、右端は八方の頭(ピーク)、唐松岳はその右で画面では切れている。
遠景右の、がっしりした山塊が五龍岳、その左に鹿島槍ヶ岳の北峰・南峰がきれいなスカイラインを描く吊尾根で結ばれている。
もう、何度も歩いた山脈を別の山から眺める、昔の山ヤには、
愉快な仲間たちを思い浮かべる楽しい瞬間でもある。
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