日本の携帯電話市場は世界に先駆けて普及したデータ通信サービスに多様な機能やサービスが加わったことで急速に利用者が増え、2007年末に契約者数が1億人、総人□に対する普及率は80%に達した。
普及が一定水準に達したことなどで停滞感も生まれるなか登場したスマートフォンは、買い替えや2台目需要の掘り起こしで市場を再び活性化させた。
●携帯市場を再活性化
日本の携帯市場が飽和しつつある中 . . . 本文を読む
NTTドコモの加藤薫社長は12日までに、携帯機器向け基盤(プラットフォーム)事業者のM&A(合併・買収)を積極化する方針を明らかにした。
TOB(株式公開買い付け〉を実施したイタリアのボンジョルノは現在までに株式の93%を取得、年内にも100%出資子会社化を目指す。また、冬春モデルとしてスマートフォンを中心に約20機種を投入。
M&Aで取得した海外企業のプラットフォーム上に、日本の . . . 本文を読む
中国の行政機関の一つである中国工業情報化部(MIIT)電信研究院(CATR)のまとめによると、今年上半期(1-6月)の中国国内における携帯電話出荷台数は、1億9491万台。
このうち3G端末は、1億687万台で全体の58%を構成している.また、スマートフォン出荷数は9486万台で全出荷数の48.7%を占めた。
●スマホ人気拡大
ネットワーク方式別の出荷数は、GSMが8192万台 . . . 本文を読む
3.9世代に位置付けされるNTTドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」の契約者数が大幅に増加している。LTEサービスは、同社が10年12月24日に国内事業者の先陣を切って提供を開始した。
電気通信事業者協会(TCA)によると、6月末の契約者数は331万6600件に達し、前月より39万3300の純増となった。
同社は、今年から提供エリアを全国の県庁所在地に拡大し、基地局も11年 . . . 本文を読む
中国のスマートフォン市場で新興メーカーが存在感を高めている。
魅族科技(メイズ、広東省)は「クアッドコア」と呼ばれる新型半導体を中国メーカーで初めて搭載した高速処理対応スマートフォンを投入。広東欧珀移動通信(オッポ、同)は「世界最薄」をうたうスマホを発売した。
最先端技術やデザイン性を前面に打ち出してブランドカを高め、日本を含む海外市場開拓も狙う。
●海外進出に意欲
魅族は . . . 本文を読む
中国のスマートフォン市場が急拡大している。調査会社の艾媒諮詢によると、2012年1-3月の販売台数は前年同期比2倍の2895万台で、通期で1億台を突破する可能性は高い。
同時期の国内総生産の伸び率は8.1%で3年ぶりの低成長となったが、スマートフォンの勢いは止まりそうもない。
●地元大手が伸長
圧倒的な強さを誇っていたノキアのシェアが急速に低下する一方、地元大手の華為技術と中興 . . . 本文を読む
携帯電話の契約獲得競争でNTTドコモの苦戦が続いている。
1~6月にドコモから他社へ乗り換えた契約者から転入を差し引いた数は58万件強。米アップルの「iPhone」を販売するKDDIとソフトバンクに流出した。
ソフトバンクが新周波数を獲得して7月から通信品質を改善するなど、ライバルの攻勢にドコモの防戦は続く。
●iPhoneに対抗
電気通信事業者協会は6日、2012年1~6 . . . 本文を読む
サムスン電子の4-6月期の連結営業利益が過去最高を更新したのは、5月末に投入した「ギャラクシーSⅢ」など高価格のスマートフォンで米アップルと互角に渡り合っているため。
「iPhone4S」の発売は昨年10月。アップルが機種を切り替える間隙を突き、顧客を獲得しようとするマーケティング戦略が奏功している。
●世界販売最速ペース
2010年6月発売の「ギャラクシーS」、11年4月の「 . . . 本文を読む
中国の通信機器大手ZTE(中興通訊)はこのほど、デュアルコアプロセッサ搭載のハイエンド3Gスマートフォン「Grand(グランド)X」を、トルコで発表した。
「グランド」シリーズのスマートフォンが中国市場以外で販売されるのは、これが初めて。
●事業戦略の要
同製品は、米エヌビディアの「Tegra(テグラ)2」デュアルコアプロセッサを搭載。
4.3インチqHD高精細液晶ディス . . . 本文を読む
米マイクロソフトは20日、スマートフォン向けの新たな基本ソフト(OS)「ウィンドウズフォン8」を年内に投入すると発表した。
パソコンやタブレットを動かす次世代OS「ウィンドウズ8」と基本機能を共有し、スマートフォン市場で先行するアップルやグーグルに対抗する。米サンフランシスコ市内で開いた開発者向けイベントで明らかにした。
●高精細な画面表示
ウィンドウズフォン8は中枢回路(コア . . . 本文を読む
シャープは18日、台湾・鴻海精密工業と国内市場向けのスマートフォンの開発・生産などで協業する方針を明らかにした。
2013年から中国市場向けスマ-トフォンでの協業を発表しており、「ヨーロッパやアメリカ向けでも協議中」(シャープ)と世界規模で連携を深める。
●事業拡大狙う
シャープは、携帯電話の大半を国内で販売している。
資本・業務提携する鴻海とは、協業の第1弾商品として中国 . . . 本文を読む
新興国市場で携帯電話大手ノキアが威光を失い、韓国のサムスン電子など、かつて劣勢だったライバルが脚光を浴びている。
ノキアは14年にわたり世界最大の携帯電話会社だったが、今年の第1四半期に販売台数でサムスンに追い抜かれ、利益の上がるスマートフォン部門では昨年すでに、米アップルとサムスンに先を越されている。
ノキアから輝きを奪ったのはアップルのiPhoneだが、ノキアは従来型携帯 . . . 本文を読む
フィンランドの携帯電話大手ノキアは14日、全世界で1万人の人員を削減する計画を発表した。スティーブン・エロップ最高経営責任者(CEO)の就任から1年9カ月で、同社は従業員の3分の1相当を減らしてきた。
そして今回の削減対象には、技術革新の主力となる研究開発チームの人員も含まれており、エロップCEOは同社の凋落を食い止めるというよりも加速させてしまいかねない。
●リストラ費用経営圧迫 . . . 本文を読む
スマートフォン事業の低迷が続くフィンランドのノキアは14日、端末工場や研究開発施設の関鎖などを通じ、携帯電話・サービス事業で約1万人を削減すると発表した。
また、経営陣の刷新や、ウインドウズ・フォンへの注力により、同事業部門のの生産性拡大、新規事業開拓で著しい。
●競争力急速に低下
昨年まで、14年連続で世界携帯電話市場トップの座を維持してきたノキア。
しかし、スマートフォ . . . 本文を読む
世界的なスマートフォンの普及の裏側で思わぬ問題が発生している。スマートフォンの中核となる半導体の世界的な品薄のあおりで、スマートフォンの発売時期を遅らせる国内通信会社が出ているのだ。
スマートフォン生産量の少ない日本メーカーへの割り当てはさらに減るとの指摘もあり、冬モデルに向けて影響が広がる可能性も出てきた。
●販売時期にまで影響
「まさか販売時期にまで影響が及ぶとは」――。N . . . 本文を読む