ソフトバンク大宰府向佐野が、順調に加入者を獲得している。
同店を運営するのは、関東を中心に携帯ショップ約100店展開するピー・アップで、9月29日にオープンした同店は、国道31号線沿いに立地している。
隣にはペットショップやコーヒーショップ、道路を挟んで向かいにはベスト電器が12月にオープンするなど、周辺は郊外型店舗が立ち並び、近隣には新築マンションもあり、新興地域として発展している。
店舗面積は264m2、従業員数8人、カウンタ12席。並びの店舗と共有の大型駐車場を完備する。
オープン以来、契約件数は常に県内上位にランクインし、1日平均の来店客数は、会社員が主な平日は60人、家族連れやカップルなど複数人での来店が8割にのぼる休日は倍の120人に増える。
1ヶ月の平均契約件数は、機種変更、新規ともに約200件で、ほぼ目標通りに推移しているという。
●地域の防波堤に
認知拡大のため、近隣の筑紫野市、大野城市にも折り込みチラシを積極的に投入している。
佐野店長は、「最寄のショップでのスタッフのサービスなどで、満足しきれていないお客様が当店に来てくれれば嬉しい。地域の防波堤のように、他店での満足度が足りないお客様の受け皿になれれば」と語る。
九州最大規模の広さを生かし、床にPOPを貼ったり、ぬいぐるみを置いたり、店づくりにも工夫を凝らす。
販促物を並べるだけの無難な展示ではなく、ディズニーと提携したり、パントーン携帯を出すなど色々な試みを行うソフトバンクのキャリア的個性と、店舗の個性とのシナジー効果を狙う。
●ワクワクする店作り
「ここに来れば楽しいし、ワクワクすると思ってもらえるような店づくりを心掛けている」と述べるように、同店が最重視するのは、お客様に楽しんでもらえること。
店内が広いためお客様との距離の近さを意識して接客しており、佐野店長は、「販売台数はもちろん、お客様を楽しませる努力でも日本一を目指す」と抱負を語っている。
【記事引用】 「電波新聞/2007年12月13日(木)/13面」
【画像引用】 「ケータイショップテルル」