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サムスン電子、2011年のスマートフォン販売目標倍増 アップルへの対抗姿勢鮮明

2010-11-06 |  サムスン電子



 韓国のサムスン電子は4日、スマートフォンの2010年の世界販売の目標を年初の1800万台から2000万台以上に上方修正した上で、11年の計画を4000万台以上に設定すると明らかにした。

 半導体の大口顧客である米アップルとの正面対決は避けるとの見方もあったが、市場の急拡大を受けて対抗姿勢を鮮明にした。申宗均(シン・チョンギュン)無線事業部長が同日、ソウル市内の記者会見で明らかにした。


●アップルとの競合不可避

 NTTドコモを通じて日本市場に投入済みの「ギャラクシーS」を中心に世界で拡販する。これとは別に、タブレット端末「ギャラクシータブ」を年内に世界で100万台販売する計画も公表した。

 サムスンは、米アップルから「iPhone4」や「iPad」向けMPUの製造を受託している。

 サムスンが手掛ける半導体の主力品であるDRAMの価格下落が続く中、アップルヘのMPUの大量供給が業績を下支えしている模様。

 このためスマートフォン販売では「アッブルに一定の配慮を示す」(関係者)とみられてきた。

 ただ、先進国で携帯電話の高級機市場がスマートフォンに移行し、タブレット端末市場も急拡大したため競合は避けられないと判断。

 申氏はタブレット端末について「多様なデバイスを準備している」と述べ、アイパッドとぶつかる10型前後のパネルを搭載した製品の早期投入も示唆した。




【記事引用】 「日経産業新聞/2010年11月5日(金)/13面」


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