NECは25日、2009年度下期の新作携帯電話を発表した。
NTTドコモとソフトバンクモバイル向けに計6製品を供給する計画で、1220万画素カメラを搭載するなどカメラ機能を大幅に強化した。
●グーグル携帯も開発中
ドコモ向けに供給する「N-02B」は1220万画素カメラを搭載した。約0.8秒の高速起動のほか、従来10秒超要した撮影間隔を1.5秒と大幅に短縮できる「クイックショット」機能も備えた。
同じくドコモ向けの「N-03B」では、NECの携帯電話として初めて防水機能を付けたほか、日産自動車の塗装技術を応用した欠損しづらい表面加工を採用している。
NECの山崎執行役員は、同日の会見で「端末とネットワーク技術の進化を進めていく」と述べ、インターネット経由でソフトやサービスを利用する「クラウドコンピューティング」の活用などを積極化させる方針を示した。
また、グーグルが開発したOS「アンドロイド」を搭載した携帯電話を開発していることを明らかにした。
これまでに、シャープやソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズがアンドロイド携帯を来年前半に発売すると表明しており、採用の動きがさらに広がりそう。
【記事引用】 「フジサンケイビジネスアイ/2009年11月26日(木)/6面」