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迷走台風と稲刈り


台風が、はるか南であれ東であれ、発生するとずっと気にかけておかなければならない。台風5号がそうだ。発生したのは7月21日。宮崎から見ればはるか東の海上だったが、稲刈りをひかえていたので発生時から要注意。
野の苑では、ギャラリーやデザイン仕事と共に米の栽培も手がけている。早期栽培なので、3月末に田植えして7月末から8月初めには収穫だ。今年も、田植えは例年どおり3月末だったのだが、穂が出そろったのが6月29日頃で3日ほど遅れた。そのため、稲刈りは早くて7月30日から1週間と見込んでいた。しかし、この台風が気になり、熟していない部分もあったが28日から刈り取り開始。最終的にはこの判断が功を制し、台風の影響を受ける前にどうにか終了した。
それにしても5号は迷走台風だ。発生からの位置を線でたどれば、「逆のの字」を描き、現在は西の奄美に向いている。その後北上して九州へと向うとの予報だ。
私の田んぼは、稲刈りの後、無理を重ねて耕運まで終らせた。大雨ともなれば、刈り取り後の稲わらは水に浮いてしまい、強風で一カ所に吹き寄せられ、とんでもないことになってしまうからだ。
近隣の集落ではまだ稲刈りが終っていない田んぼも見かける。水に冷たさを感じる頃から育ててきたお米だ。被害が出ない事を望む。また、先月初めに豪雨に見舞われた北部九州の朝倉市や東峰町、日田市などは、まだ爪痕が癒えていないからとても心配だ。

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