goo

木力さんの『百歳ばんざい』











知人が指導する能面工房の展示会に出かけた。その能面会場の一角に、一風変わったというか、能面とは全く違う木彫りの面が展示されていた。当初、「何これ?」という感じが頭の中をよぎったが、さっと一通り見て、もう一回キャプションも見ながら、見直してみた。
その様子を見ていたのか、知人がすぐに作者を紹介してくれた。自分で創作木彫りをされているのだという。その工房の名は、『木力 MOKURIKI』。説明には「木材を、切ったり削ったり 創造を楽しんでいます。」とあった。

展示されている木面のタイトルは「百歳ばんざい」。それぞれモデルがあるようで、各キャプションには、県名と名前が書かれていた。最近は百歳を超える人も多くなったが、やはり百歳という年月は重く、その生き様は顔に最も良く現れるのだろうか。それぞれの生き様が木力さんの中で再解釈され、デフォルメされて木面に刻まれている。どの顔も生き生きとして“生”を楽しんでいるのがうれしい。この木面、あれこれ言うより見て楽しんだ方がよさそうだ。

私の第一印象は、宮崎県高鍋町の丘の上に立つ石像群「高鍋大師」と同じ印象を受けた。それは今も変わらない。多分、木力さんは、それぞれの生き様を表現しながら、刻むこと自体も楽しんでいるのだと思う。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

早朝のキジ


遠い距離だったのでいい写真ではないが、記録しておくことにした。
早朝6時頃田んぼの水回りに出かけた。日がのぼり、田んぼ周辺が瑞々しく輝く時間帯だ。散歩も兼ねて遠回りをし、小川そばの田んぼに着いた時だ。キジがバタバタと羽音をたてて飛び去った。ちょうど高さが1mほどある農道下だったので、近づくまで気付かなかったらしい。私自身も全く気付かなかったため、足もとから飛び立った感じだった。

キジの飛び方はどこからみても上手には見えない。重い体を翅を懸命にばたつかせて飛ぶ姿は、鶏が飛ぶ姿に似ている。ヘタクソこの上ない感じで、飛ぶより走る方が得意なようだが、今朝は約60m程先の畦まで飛び去り、そこからヨシの茂みに消えた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )