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世界最大級の花・ショクダイオオコンニャク開花










これは見逃す手はない。ということで、昨日(2024.7.9)忙しい合間をぬって宮交ボタニックガーデン青島(県立青島亜熱帯植物園)へ。温室に足を踏み入れた途端、友人夫妻とばったり。まあ、お互い好奇心の塊のような者どうしだから、どこで会っても不思議はないのだが・・・。2階だよと教えられ、階段を上がると、おお、やはりでかい。8年に一度花を咲かせるという世界最大級の花・ショクダイオオコンニャクだ。高さ2mほどと思ったが、実際は2.4mもあったようだ。サトイモ科の植物で、インドネシア・スマトラ島原産。受粉に必要な虫を引き寄せるために、魚の腐ったような強烈な匂いがすると聞いていたが、微かに臭うだけで、そう悪い匂いでもなかった。花の一部が切り取られ、雄花・雌花が観察できるようになっていたが、虫はほとんど確認できなかった。熱帯現地なら、様々な昆虫が観察できたのかもしれない。
名前の由来は、ろうそくの燭台からきているようだ。なので、一度覚えてしまえば分かりやすい。それにしてもこの温室、うれしいことに無料。アンリ・ルソーの『蛇使いの女』を思いだすほどに、亜熱帯・熱帯系の植物が濃密だった。月夜にそっと足を踏み入れると、どこからか笛の音が聞こえてくるのかもしれない。
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