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旧軽井沢で李禹煥(リ・ウファン)の絵に出会った

ジョン・レノンが愛したという「フランスベーカリー」







旧軽井沢銀座通りを歩いた。だが、田舎育ちの私には、都会っぽい所はちょっと苦手。そんな中で見かけたジョン・レノンが愛したという「フランスベーカリー」。シンプルな店構えがとてもいい雰囲気。フランスパンを抱えたジョン・レノンの姿を見たかったな〜!。でも、会えるはずないよね。熱狂的ファンに撃たれたのはもうずっと前のこと。生きていれば、もう爺さん。だが、戦火が絶えない世界に向けて、きっと希望のあるメッセージを贈ってくれたはずだ・・・。
もうひとつ目を引いたのは、いくつもあるギャラリー。4、5軒あったような気がする。ほとんどのギャラリーを覗いてみた。最初に入ったギャラリーは、藤田嗣治のものがほとんど。版画だから、それほど高くはなかったが、それでも数十万円。これはいいと思ったのはエッチンングの作品。200万円近かった。ここのギャラリーだったか、ビュッフェのものもあった。ちょっとポップな絵が並べられていたギャラリーには、バンクシーや奈良美智の作品とともに、店の一番奥にウォホールの「フラワー」があった。もっとも、オリジナルではないようであったが、しばし見入った。バンクシーは先日も大分市美術館で観たばかりだったこともあり、ちょっと食鳥気味。私と出違いに店に入ってきたのは、韓国からの若い二人。スマホ片手に、足早に店に入っていったから、あらかじめ店の情報を知っているように見えた。何か目当てがあったのかもしれない。こういう中、通りの向こうに「李禹煥展」の小さな看板が見えた。そこを覗くと、他の作家の作品の中央に、2点の作品が展示してあった。いつもながら、「空間」や「間」を感じさせる作品だった。李禹煥(リ・ウファン)、なかなかの人物だ。すごい。


「白糸の滝」


「白糸の滝」からの流れ

旧軽井沢の散歩を終える頃には、もう陽も傾き始め、冷気が降り始めていた。だが、翌朝の予定だった「白糸の滝」を、陽が沈む前に行くことになった。翌朝が楽なのだという。なので、所々に別荘が見える七曲の森の道をバスは急いだ。そして、暗くなる前に「白糸の滝」へどうにか到着。バスを降りるとすぐだった。全国に「白糸の滝」は数多あれど、幅の広さや湾曲したフォルムが人を惹きつけるのだという。幅70m・高さ3mなので、花火のナイアガラのような優しい滝だ。私的には、「白糸の滝」の滝つぼから流れ下る小さな滝の方が好きだった。こうして初日はおしまい。ホテルへと急いだ。
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