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カボチャの花とミツバチ



雌花(上)と雄花(下)にもぐり込むミツバチ


カボチャの植場所の整地が遅れ、ポットに種を蒔いたのはギリギリセーフの頃。そのためか、畑に移植して10日余りは、このまま消滅してしまうのではないかと思うくらい伸びなかった。しかし、時が経てばすくすく、早く実をつけたものは、もうすぐ収穫できるほど大きくなった。

早朝、カボチャのまわりでは、ブーンブーンとミツバチの羽音でにぎやかだ。大きな黄色い花に、我れ先にもぐりこみ、花粉を体いっぱい付けて花から花へと飛び交う。時には、先を求めて争いさえおこるが、こうやって受粉がすすむ。

今年はカボチャを地面にはわせず、真竹を斜めに組んでそれに蔓をはわせてみた。その結果気付いたことがある。まず、雄花が根元近くにいっぱい咲き、時を置いて、雌花は蔓の先近くに咲くのだ。
雌花の下には小さな赤ちゃんカボチャが付いているが、雄花にはない。黄色い大きな花びらの中を覗くと、雌花にはおしべを受け入れるような形のめしべが、雄花の中にはちょこんとしたおしべがある。めしべとおしべは、なんだか人間さまの“あれ”のようでもある。受粉するためにはミツバチのもぐり込みが欠かせない。受粉がうまくいかないと、雌花の下の赤ちゃんカボチャは、しおれるように落ちてしまう。カボチャにとってミツバチは本当に大切だ。



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藍と柿渋作品展


隣町の「ギャラリーしんとみ」から誘われて、約2週間ほどの作品展をどうにか終えた。わが家からは車で10分もかからないほど近いのに、行政区が違うため、町についてはほとんど知らないも同然。しかし、毎日通う内、町のことなど少しは分かってきた。ギャラリー自体は、商店街の一角。一角とは言え、すぐ近くにスーパーもあり商店街の中心をなすところだ。しかし、江戸期に遡れば、佐土原島津藩と高鍋秋月藩の境だったところ。聞けば、一体は藩境の山だったようだ。昭和50年代から平成10年代にかけて区画整備された比較的新しい商店街だ。ギャラリーから東に足をのばすと小学校のそばには、歴史を感じさせる富田八幡神社があり、ちょっと好奇心・探検心をくすぐられた。今後の調査対象として心に留めておきたい。

ところで展示会だ。展示したのは、メインがパネル仕立ての藍絞り作品と、のれん仕立ての藍と柿渋の型染め作品。藍絞り作品8点の内、5点は114×175cmほど。のれん仕立ての型染め作品は90×145cmほどが6点。ギャラリーには、ショーウインドーもあったので、ここには絞り染めの衝立てを置いた。あとはテーブルランナーや手ぬぐいなどの小物。
来場した人は結構誉めてくれたが、自分ではよくわからない。しかし、並べて展示してみたことで、今後の方向が少し見えてきたようにも思う。展示会を通して発見したのは、女性の心。こちらはそんなつもりでつくってはいないのに、薄手ののれんはショールに見立てたり、長いテーブルランナーは帯に見立てたり・・・・。女性の衣服に対する思いは、とにかくスゴイ・・・!。

期間中、田んぼの畦ではどんどん草が伸び、畑は夏野菜が勢いを増すばかり。そのため、朝早くから田んぼの畦草刈りや、夏野菜の収穫を終えてギャラリーに通ったので少々睡眠不足。それも昨日まで、今日からどうにか通常に戻った。
今回の作品展は展示を主としていたが、思いがけず手ぬぐいなどの小物を求めて頂き、赤字にはならずに済んだ。それに、たくさんの人と知り合うことができた。夏野菜もだが、こちらの収穫がより大きい。








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