圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

姉と妹

2008-12-18 10:45:04 | 圭子の音楽室
2年生のお姉ちゃんに年中さんの妹・・・いつも元気に教室にやってきます

先週お姉ちゃんは思うように弾けず涙しましたが今日は1週間の進歩とは思えない位完璧な演奏でした

暗譜するほど練習していたのです

「一杯練習したでしょ頑張ったのが先生よーくわかるよ」・・・と言うと

「先生が教えてくれた方法と順番で練習したよ」・・・と

この子は練習の要領さえ掴めばとても上手くなるのです

私も嬉しかった

それで妹ちゃんは・・・と言うと・・・

すっごいマイペースですが頑張ってます

音楽を教えていてこんな事を思うのはどうかと思うのですが・・・

妹ちゃんの方は美術的センスの方がある気がする

入室当初から感じてました

私自身・・美術の専門的なことはわからないけど専門家である私のママの感覚的な反応を側で見てきたせいか・・・

特別なものがある子には何か感じます

昨日はただ五線にト音記号や音符を書かせてみただけですが・・・

図形としてのバランスを掴むのが上手です

色のこだわりも面白い感性があります

ただの黒鉛筆でなんか書きません

入室当初ドレミしか出てこない頃・・・

識別しやすくするために、それぞれの音の上にフルーツの絵を描いたのですが・・・

これが又面白いのです

3歳の子がりんごを描くならほぼ全員がの状態を描くと思いますが・・・この子はくぼみの部分や皮の色が上下微妙に違うとこにこだわったり、半分に切った断面の絵を描いたり皮を半分剥いて半分剥かないとか・・・

バナナの絵にしてもそうでした黒くなった部分を微妙に表現しようとしたり桃なんかだとケボケボした皮の表面を表現しようと一生懸命になったり・・・

ママにおウチでの様子を聞くと・・・

やはりいつも紙と色鉛筆は手離さないらしい

暇さえあればいつもなんか描いてる様子・・・

この情熱がピアノにもう少しいってくれたら・・・と嘆くママ

嘆くことなんてないです

好きな事が一つでもあって夢中になれるって素晴しいこと

それがお姉ちゃんは音楽で妹ちゃんは絵・・・というだけの事

小学生になって図工の時間にいろんな道具や材料を使うようになればこの子の持つ感性もさらに広がると思います

ママもどう伸ばしたらいいのか迷ってる様子

音楽にはどうしてもクリアしなければ先に進めない共通の約束事やルールのようなものがあるけど、美術ではさほど縛りがない
コンペなどに出品するとなれば道具の規定や作品のサイズなんかはあるけど・・・そういったわりと自由な土俵が妹ちゃんの性格に合ってる気がします

それほど好きじゃなそうなピアノも関わっていればそれが意外な方向でプラスになることだってあるから本人がやりたくないやめても未練はないと言わない限り・・同じように優しく・厳しく・楽しく導いていきたいと思うのでした

本当の才能ならば・・周りが伸ばしてやろうとしなくても勝手にどんどん芽を出して生かす環境を自ずと選んでいくものだから心配なんて要らないのです


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。