圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

金森穣ダンスコンサート

2006-12-11 12:02:17 | 日記
昨日は妹と銀座で待ち合わせし、金森穣のコンテンポラリーダンスコンサートに行ってきました。3つのテーマで構成されていて、何とも言えない不思議な時間でした。2つ目のテーマは、ダンスと芝居が混在した作品で、意味不明な台詞がくり返されたりします。今の若い世代の人達の考え方や価値観・言葉などが垣間見れる内容でした。面白いな!と思ったのは、途中休憩に入り、舞台転換の作業を20人ほどの黒い服に身をまとった人達がやるのですが、幕が半分開いているのです。私は普通幕下ろしてやるよな~なんて思いながら見ていると、なんかその動きが美しいのです。袖から袖への移動やガムテープを道具箱に入れる片付け方・・・んっ?もしかしてこれも演出だったりしてと思って見ていました。トイレから戻り席につくお客様・・・隣の人とおしゃべりする人・・・普通の休憩の会場の様子・・・。しばらくすると上手からマイクを持った人が、規則的な動きをしながら出てきて、その後ろでは黙々と転換作業が進められています。その不思議な動きの人にまだ気がついてる人は少ない・・。だんだん会場の人の目がその人にいき、会場が静まり返ったやっぱり、休憩に入った時から、次のテーマへのつながる演出だったんだ~と思い・・面白いな~と感動しました。お客様まで演出の一部になっていたのです。若いダンサー達の表現しようとしている事。ちょっと観ただけじゃ理解するのは難しいですが、なんか不思議な舞台で、私自身、舞台に対する新たな発想のようなものが込み上げてきました。私も演劇は好きで、自分の殻を破り表現する事に一心不乱になる感覚がつかみたくて、2年間、夜間の演劇研究所に通ったことがありました。この経験は音楽を続けて行く上でも貴重な経験でした。いろんなキャラの人達がいて、語り合いました。体を鍛え日本語の勉強にパントマイム、人前で見せたくないような変な顔をすること・・・等何かが音楽とつながってます。そんな事も思い出すような懐かしさと不思議さと普段の生活の中の出来事等・・いろいろ考えさせる舞台でした。普通!ってなんだろう?とかあの人なんか変かも?と思うのはなぜだろう?とか・・・公演後は、妹とイタリアレストランで食事して帰りました。ミクロン!お留守番サンキューでした。


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