男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

源平藤橘

2006年04月07日 | この名字のルーツは?
源平藤橘とは日本における貴種名族の4つ、源氏・平氏・藤原氏・橘氏をまとめた言い方である。
 源氏は平安時代前期にうまれた嵯峨源氏を筆頭に、仁明、文徳・清和以下歴代の皇子孫が源朝臣となり、正親町天皇系まで16の系統がある。公家の家格も多様に分かれている。足利幕府以後、源姓の諸氏が勢力を有している。
 平氏は桓武天皇の皇裔以下、仁明、文徳・光孝天皇系の流れがある。平安時代末期に勢力を得たのは桓武平氏の平清盛一族だ。その後の幕府の時代にはあまり重んじられず、公家としても家格は高くない。
 藤原氏は平安時代以来、公家社会の高位を占有し、五摂家・清華家・大臣家などの多くの流派に分かれた。秀郷流とか南家流の藤原氏も、武家の名門として地方に勢力を扶殖し続けてきた。戦国時代の後期にも藤原姓の武将が多くみられる。
 橘氏とは敏達天皇を太祖とする氏族だが、平安時代前期以来、公家社会では急速に勢力を失い、四位五位の下級官人として、その系を伝えたようだ。

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