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【日本庭園を知って楽しむ】 2-7 室町時代の庭園 禅宗の影響が強い

2024-07-21 12:01:00 | 【カシャリ!一人旅】 旅行雑

 

  【日本庭園を知って楽しむ】 2-7 室町時代の庭園 禅宗の影響が強い 

  

  若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

  日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■■2 日本庭園の歴史

 何ごとも、歴史や生い立ちを知りますと、そのものの本質のようなものが見えてくることが多いです。
 庭園も、変化の歴史を知ることにより、知識に幅が出ることもあり、奥深さを見出すことがあります。
 「面白みがない」という思いの方もいらっしゃると思いますが、上述のような理由で、私自身のために記述しておきます。

■ 2-7 室町時代の庭園 禅宗の影響が強い
 室町時代の日本庭園は、禅宗の思想との結びつきが非常に強くプライベートな性格を持ちます。
 12世紀の末,宋より禅宗が伝えられ、同時に禅宗寺院の様式や庭園も入って来ました。 13世紀の初めには、建立された庭園が公家の別荘のように使われるようになりました。大きな池を中心に多くの御堂と住宅が配置された形式で、14世紀の末には、将軍足利義満が、金閣寺を建立し、北山殿と呼ばれたことは知られています。
 庭園は、禅の修行の場としても用いられることがありますので、山奥に位置する禅寺に造られたり、お寺の境内の中でも奥まった場所に作られたりすることが多いです。

 宋から入って来た禅宗・禅様式庭園は、日本的に昇華され,定着するようになりました。この中心人物が、夢窓国師(夢窓疎石)です。夢窓国師は、自然を愛好し、行くさきざきに名園をつくってきました。
 例えば、苔寺として知られる西芳寺の庭は、禅宗の世界観で構成された傑作であるといわれています。この庭園が以後の庭園に与えた影響は測り知れないほどです。
 一般的には、日本庭園の構成として、水を中心とした造りを中心にすることが多いです。その上に、土地の起伏を生かして築山を築くことも多いです。それに加えて、自然石としての庭石や草木を配し、四季折々に観賞できる景色を造型するのが一般的でした。
 また、池や流れを渡る通路には太鼓橋、飛び石、まれに八ツ橋などが使われています。庭園内には灯籠、東屋(あずまや)、茶室なども配置されるました。
 それに対して室町時代は、枯山水の庭園が多いです。岩や砂利などを配置することによって、そこにはない水の流れなどを想像させます。このように象徴性をもつ庭園スタイルがこの時代に考案されたのです。
 室町幕府八代将軍足利義政が、箱庭を作るのが趣味であったというのは有名な話ですが、その影響です。(重森完途氏・コトバンクを参照して作成)

■ 日本を代表する庭園        
      都道府県別    

 

   リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

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   ■ カシャリ! ひとり旅



ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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