ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

クラウドへの投資意欲 社内システムの2.7倍 ガートナー調べ…

2017-04-06 22:55:31 | NewsPaper
未だクラウドに対しては関心はあるが導入となると…
という企業は多いようで…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『クラウドへの投資意欲
 社内システムの2.7倍
 ガートナー調べ』

調査会社のガートナー・ジャパンは
国内企業を対象に実施したクラウドに関する
アンケート調査の結果を発表した
という記事

国内企業のIT担当者515人を対象に調査
1~2年以内のIT投資先にクラウドを挙げた企業は48%
社内システムへは18%、とクラウドを重視する
企業が2.7倍と多かった

https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20170404-01.htmlより

なお、なんらかのクラウドサービスを利用しているという意味での
クラウドの平均利用率は16.9%で、前年調査比で0.8㌽増程度

結局、クラウドを採用しようとする企業の意欲は強いものの
具体的な検討段階では慎重な姿勢を崩していない
というわけだ

自社のシステムやデータが手元にないことに対する不安というのは
いつまでもあるわけで、そのなかでクラウドのメリットやデメリット
をどのように訴えていくかは今後も重要というわけだ…

心拍と脈拍で健康管理 中小に照準 大日本印刷…

2017-04-05 22:49:25 | NewsPaper
中小向けにバランスのとれた
システムといえるだろうか…


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『心拍と脈拍で健康管理
 大日本印刷、中小に照準』

大日本印刷が、心拍と脈拍を測定することで
従業員の健康状態を管理できるシステムを開発した
と発表した
という記事

システム導入企業に手のひらサイズの機器を貸し出し
親指か人差し指を差し込んで数値を測定

測定時間は2分程度、原則1カ月に5日はデータを測定
測定したデータから心拍の間隔の乱れなどを基に
自律神経バランスを数値化

従業員は社員番号など個人を特定できる情報を
専用のタブレットに入力すれば、自分の健康状態がわかり
有給の取得を促すなどアドバイスを受けられる


http://www.dnp.co.jp/news/10133858_2482.htmlより

有給取得につなげるためのシステムというのは興味深い…

2015年に改正労働安全衛生法が施行され
一定規模の事業者にはストレスチェックが義務化されたことを受け
このようなシステムは中小企業も必要なわけです

料金としては、従業員100人の企業の場合で
初期導入費用に50万円に加え、従業員1人あたり1カ月2000円の費用が必要
(システム導入次年度からは従業員の人数に応じて費用は1800円に)
となるわけですが、社員への投資額としては確保できるところでしょうか

自社で従業員の健康を管理するシステムの開発が難しいこともある
中小企業にどこまで導入できるのか興味津々…

金融機関の事務 自動化を拡大 野村総研…

2017-04-04 22:37:22 | NewsPaper
難しそうなキーワードがあるニュースリリースを
分かりやすく記事にされていますね…


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『金融機関の事務 自動化を拡大
 野村総研』

野村総合研究所が、金融機関の事務処理を請け負うサービスで
手作業に頼っていた部分をコンピュータで自動化する
と発表した
という記事

野村総研は金融機関で株式などの取引成立後に必要となる
事務処理を代行している

これまでは、証券の決済や帳簿の作成作業を自動化していたが
金融機関から配当予定額や残高を電子メールで受け取って
ファイル化する業務や、配当金の計算結果が正しいかどうか
照合する作業は手作業に頼っていた

今回の自動化により人手による計算結果の最終チェックも省けるとしている
今後も、自動化の範囲を広げる予定

https://www.nri.com/jp/news/2017/170404_1.aspxより

なお、自動化に際しては、英IT企業のユーアイパスの自動化ソフトを導入
欧米の金融機関を中心に豊富な運用実績があるとしている


野村総研は金融機関のアウトソーシングも担っていることを知り
さらに自動化するに至ることも興味津々…
自動化可能なことがどこまで拡大していくのか注目しておきたい

自習室の予約 スマホから 24時間利用可能 近畿大…

2017-04-03 19:06:46 | NewsPaper
近大がこういうことに積極的だと
他の大学も積極的になっていくでしょうか


では、本日の日経産業新聞から、15面の大学欄からこの記事をピックアップ
『自習室の予約 スマホから
 24時間利用可能
 近畿大』

近畿大学が4月に解説する学生用自習室の座席を
スマホアプリで予約できるシステムを導入する
という記事

学生用自習室は東大阪キャンパス内に新設する
図書館や学生ホール、国際交流スペースなどが入る
学術拠点「アカデミックシアター」の中に置かれる

24時間利用できる自習室は約250席で、100席は女性専用スペース

スマホアプリは、アイリッジNTTデータNTTデータ関西と連携して開発
学生証をかざさないと入室できない仕組み
座席を予約した学生しか入室できない

なお、スマホアプリは座席予約以外にも
新しい図書館の図書検索や
イベントスペースで開催される勉強会の検索も可能

すなわち、施設全体の利用管理をアプリに集約し
スマホを使い慣れた学生の利便性を高めるというわけだ


世間でもなにかと注目を集めている近大が
このようなことを始めるのは、興味津々…

学生の利用率次第では、他の大学にも
同様の仕組みが取り入れられるのかも注目していきたい