三日目の晩御飯

三日目ともなりますと、どんなにおいしい中華よりも、日本食が恋しくなるものです。


そんなわけで、隠れ名店たる日本居酒屋をチョイスすることになりました。
2号店に案内され、既に満席状態でございます。
メニューは現地用と日本人用の両方が選べるシステムで、もちろん日本語でOK。


仰せつかった大役を果せましたので、明日は午後の便で帰省するのみとなりました。
お疲れさんでございました。
現地通訳のジミー君はお酒がダメなので、コーラでカンパイです。
生ビールがあるなんて、嬉しいじゃありませんか！

ジミー君曰く、「なんで日本人は酒飲みばかり多いのですか？」

「飲まなきゃやってられないからだよ」が答えとしておきましょう。

日本と同様、『本日のお奨め』ボードも登場しました。


「つくね」とは何ぞや？について、同行のＴ女史がわが子に諭すが如く、ジミー君へ丁寧に教授しておりました。


「日本語は大学で学んだだけです」
「日本食も食べたことはありません」

「ご褒美ですから、なんでも食べてね」
と言ったところで、食べたことがないんじゃ、選びようもないか！

なわけで、刺身の盛り合わせを注文します。


流石にイカ納豆は、食べられないだろうと見くびっていたら、思いのほか「大丈夫です」との返事です。

で、二週間前に行った函館で食べた「ほっけ」が美味しかった話をしたら、
通常の塩焼きと、


さらには一夜干しの二種類で食べ比べが始まり、


「だんだんよくなる法華の太鼓」などと意味不明なフレーズをのたまいながら、

結局、「どちらもなんら本場物と変わりない味」ということで一件落着と相成りました。