こおろぎ合唱団の３０周年記念コンサート

　台風１２号の被害が四国、中国、近畿地方を中心に出ている。動きが時速１５キロと遅い。降り始めから１３００ミリの雨が降ったところもある。崖崩れ、浸水、しけがまだ続く。近畿中国地方では、さらなる警戒が必要という。既に人命も損なわれている。お見舞い申し上げる。
　ここ金沢では、風も雨もほとんど無いが、時折、雨がぱらつき、風は強くなってきている。地の人々はこれを白山が台風を遮ってくれる、ありがたいと言う。今後の台風の進路に気をつけなければならない。

　今日は、私の妻も参加しているこおろぎ合唱団が創立３０周年記念コンサートをシアター２１を会場に催した。５年ぶりのコンサートだ。こおろぎ合唱団は、歌好きの友人たちが仕事の傍ら歌うことを楽しんでいる合唱団だ。人数もこじんまりとして、皆親密だ。メンバーは生え抜きも３０年経つわけだから、仕事上も中堅クラスと忙しくなり、時間がない中、今日を目指して練習に励んできた。私も傍らから団員それぞれのコンサートにかける思いを感じてきた。

　金沢２１世紀美術館内のシアター２１には、団員と関係を結ぶ家族友人たち、音楽愛好者たちがやってきて、温かな雰囲気でコンサートが進行した。こおろぎも特別に気取るわけではなく、普段の延長で笑顔で、心を込めた合唱を聴かせた。
　コンサートでは、団員の永下和博さんが作詞作曲した混声合唱組曲「いしかわの四季」が初演された。パート練習の内声部の旋律を毎日聞かされていたので、混声合唱となったときの作品の仕上がりの良さに驚いた。作者の永下さんとも会話したが、ＣＤに残してはどうかと思う。
　第二部は、３０年の軌跡、みんなで歌おうでリラックスし、第三部の混声合唱用童謡メドレーで締めくくられた。団員手作りのコンサートだった。聴衆も温かかった。また、歌への愛と練習の成果を聴かせて欲しい。

　さあ、９月議会質問の執筆に入ろう。