北陸大学教授の田村光彰さんが本日3月31日をもって定年退職された。2月は、退職前の忙しい中を笑顔でベルリンに同行して頂いたのだ。くるま座のメンバーが研究室からの書籍、資料の運び出しの応援に駆けつけた。私も、午後、地元校区の町会総会で挨拶をしてから加勢した。
うずたかく積み上げられた文献や資料群、これらの多くはドイツ語の原文資料やドイツの動きを伝える現地新聞の写しだったりする。ドイツ語を教えながら、ドイツの社会思想史、反ナチズム、反核反戦市民運動、緑の党や脱原発環境運動、ドイツの人権運動など広範な社会革新の動向に関心を払ってきた田村さんらしい。この膨大な資料群を見て、論考を極める研究とはどういうものなのかを垣間見た気がする。
ご承知の通り、田村さんは、退職前の貴重な4年間を不当解雇撤回闘争に費やした。北陸大学民主化の闘いであり、自らの人権の尊厳をかけた闘いに立ち上がった。そして、苦闘、見事に解雇撤回を勝ち取った。復職から退職まで半年間。大学理事会の仕打ちはあまりに理不尽で、決着したとは言え、許せない思いだ。教授然としたことなど一度もなかった田村さんだが、静かな闘志は、不正と闘ったことへの満足感にもなっているだろうと思う。大学人としての不屈の生き様に深く敬意を申し上げたい。
ご時世、第二の現役世代だ。原発の息の根を止め、エネルギー革命の時代を拓く。・・・
うずたかく積み上げられた文献や資料群、これらの多くはドイツ語の原文資料やドイツの動きを伝える現地新聞の写しだったりする。ドイツ語を教えながら、ドイツの社会思想史、反ナチズム、反核反戦市民運動、緑の党や脱原発環境運動、ドイツの人権運動など広範な社会革新の動向に関心を払ってきた田村さんらしい。この膨大な資料群を見て、論考を極める研究とはどういうものなのかを垣間見た気がする。
ご承知の通り、田村さんは、退職前の貴重な4年間を不当解雇撤回闘争に費やした。北陸大学民主化の闘いであり、自らの人権の尊厳をかけた闘いに立ち上がった。そして、苦闘、見事に解雇撤回を勝ち取った。復職から退職まで半年間。大学理事会の仕打ちはあまりに理不尽で、決着したとは言え、許せない思いだ。教授然としたことなど一度もなかった田村さんだが、静かな闘志は、不正と闘ったことへの満足感にもなっているだろうと思う。大学人としての不屈の生き様に深く敬意を申し上げたい。
ご時世、第二の現役世代だ。原発の息の根を止め、エネルギー革命の時代を拓く。・・・