０８年度スタート

　今日は４月１日。エイプリールフールとは余り騒がなくなりました。巷では、揮発油税の暫定税率が期限切れとなり、金沢では１２５円から１３０円でガソリンが値下がり販売されました。私も給油しましたが、車が次々と給油に訪れていました。暫定は永遠ではあり得ません。自治体は金沢市も含め２ヶ月間ぐらいは「見守る」と答え、国の同行によっては補正予算を組む可能性を示唆しています。再議決を視野に入れているようにも思います。これは、民意によっては政治は変わる体験であり、既得権益に結びついた政策誘導は、自明のものでは決してないことを自覚させるきっかけになるように思います。解散総選挙、否応なく与党側を多い込んでいくに違いありません。準備を怠ってはいけません。

　さて、０８年度最初の日、夜、義肢装具利用者の会の役員方と、義肢装具のありかた検討懇話会の今後について、いろいろと意見や不安の声を伺いました。この業界が抱える根深い不透明な体質を指摘する人は多くはありませんし、利用者は従属的な立場に置かれ、声も上げられず不適合な義肢装具に甘んじてきたという実態を知る人もまた多くはありません。利益に左右されない行政のチェック機能に期待しながら、その期待に裏切られてきた方々が、ようやくにして声を上げ始めていること。こうした変わり目に懇話会が立ち上がるのです。小さな予算ですが、その意味は大きいと話し合いました。
　魂を入れるのは、闘う気概でもあります。０８年度は乱が燎原の火となって広がり行く年となるよう、わたしもベストを尽くします。