星野ジャパン韓国に敗れる

　オリンピックも終盤に入りました。マスコミがあれだけ金メダル！金メダル！と騒がせた野球星野ジャパンが、韓国に完璧に力負けしました。
　日本チームはあれだけ凡打の山を築けば負けるのは当たり前です。韓国には、日本にだけは負けたくないという執念があったように感じられたのは私だけではないでしょう。もしかして歴史的背景が彼らに力を与えるのでしょうか。星野監督の眼力も及びませんでした。
　オリンピックによるナショナリズムの煽動を問題視している私でも、スポーツ観戦としては、つい日本チームに肩入れしている自分を発見します。とりわけ野球だけに予定変更で最後までテレビ観戦してしまいました。

　前夜劇的に日本が優勝したソフトボール、そしてこの野球が次回ロンドンオリンピック種目からはずされることが決定しています。その理由がアメリカの一極支配のスポーツだからということがあるようです。参加国が拡大し、種目によっては新しい力が台頭し、アメリカを脅かす存在も出てきています。ベースボール系のスポーツが、そのような理由ではずされるというのは、暗にグローバリズムへのスポーツにおける対抗力とも考えられて、おもしろいことですよね。
　でも、野球を愛する私としては、この思索に充ちた劇性に富むスポーツが、姿を消すのは残念だと思うのが正直なところなんです。

　明日は、間借りが始まった増泉事務所で午後、第３回市民の政策研究会拡大準備会です。デンマーク視察から市民社会を考えるの２回目、福祉と教育をテーマに報告します。