そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 第33日 鳥取市  柳茶屋キャンプ場へ

2009年03月15日 | 2008年日本海側の旅
5月13日(火) 曇時々雨 (「道の駅大栄」~鳥取市・「柳茶屋キャンプ場」)



4時40分、出発。今日も約45キロの長丁場。天気予報は雨で雷も、と告げている。ダメなら途中の白兎海岸にある道の駅あたりまででもいいかなと、ちょっと弱気。ほぼ真っ直ぐな国道9号線を、朝焼けの空の中に林立する風車を見つつ行く。天気の下り坂を予想させる。


昨日とはうって変わって、風は穏やかで風車は止まっている。大型トラックのヘッドライトが時々行き交う。


5時15分、日の出。朝日が眩しい。


5時30分頃、「道の駅北条公園」をそれと気づかずに通過してしまい、後から道路標識で知る。というのも、道路の右側の歩道を歩いていると、背の高さほどの防風林が遮蔽してしまい、反対側が見えないのだ。さらに、時々は歩道のさらに右側にある農道が歩きよさそうなので、そこを通ったりもしたくなる。
6時30分、天神川を渡るころには雲が広がってくる。


新天神橋をわたると、湯梨浜(ゆりはま)町に入る。


6時45分、はわいインターチェンジの先は歩行者通行止め。左折して海岸通りをいくことになる。


7時05分、「ハワイ海水浴場」などという名の浜辺もある。この頃まではまだ天気も晴れたり曇ったりで、日本海を見ながら歩く。


7時40分、宇野海岸の「亀石」に打ち寄せる荒波。


「亀石」の由来。


湯梨浜町の案内図がある。


8時30分、伯東インターチェンジ入口を過ぎると山陰本線の泊駅。見上げると「潮風の丘とまり」の風車がある。ここは1基で、今日は止まっている。
9時10分、雨が降り出し、雨具とザックカバーを着用。デジカメはザックの中とあいなる。
9時20分、鳥取市に入る。
10時、休憩してビスケット、カルパス、レモンで食事。
10時20分、青谷海水浴場では、雨の中、サーファーたちが大勢で波と戯れている。
白く幾重にも波立つ荒れた日本海を見つつ坂を上り、
10時45分、「魚見台」を通過。晴れていれば絶好の展望台だろうに残念。


11時15分、コンビニで、おにぎり2個、野菜ジュースを買って、食事。
12時10分、再び陽が射してきたので、休憩してテント、雨具などを乾かす。
短いトンネルを4つ通って、
13時05分~20分、白兎海岸にある「道の駅神話の里白うさぎ」で小休止。因幡の白兎の話で有名なところである。一休みして、舞鶴から来たという2人連れの若い女性の自転車旅行者と話。屋久島まで行く予定とか。こちらへ来る途中で、Bさんらしき人に出会わなかったかと聞いたが、気づかなかったとの答え。
今夜のテント泊に備えて、食料を補充する。牛乳、食パン、マヨネーズ。
雨が止み、時々陽のさす中を歩く。
13時55分、末恒駅入口を通過して鳥取バイパスへ。左手に鳥取空港を眺めつつ、市街地に入り広い道を行く。
15時05分、南バイパス交差点。千代川にかかる鳥取大橋を渡り、秋里交差点でキャンプ場の位置を確認する。その後3人ほどに聞きつつ、自転車道路の坂をくねくねと上っていくと、
16時10分、「鳥取砂丘こどもの国」に隣接する柳茶屋キャンプ場に到着。
松林の中のテントサイトで、適地を探していると、「おっちゃーん」と声がする。見ると、炊事棟の屋根の下で、10日ほど前に浜田市の近くで会った自転車の青年が「一期一会」の旗を振りながら合図している。彼も友人とここでキャンプとのこと。再会を祝して握手。


その後受付に行く。幕営無料。管理人さんが、ぜひ砂丘に行ってくるといいと薦める。砂丘見物は明朝のつもりでいたのだが、それではと松林を抜けて、砂丘を見に行く。実に広い。東西16キロ、南北2.4キロということだ。


誰もいない砂丘を、写真を撮りつつ、上り下りして海に近い方まで歩いて見る。


10万年のいとなみ。


所々に風紋が鮮やかである。天然の造形なり。


彼方の小高い丘まで行って見ようと思ったが、時間的に無理。引き返そうとすると、今度は元来たところがどこなのか迷ってしまう。
なんとかテントの場所まで戻り、自転車青年とその友人としばらく話をして今日の行程を終了する。友人は、15キロの重さのザックを背負って45キロ以上を歩いてきたことに驚いていた。

(本日の到達地点)


経費  854円     累計  123,241円
歩数  73,298歩    累計  1,512,047歩
距離  48km    累計  977km

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1 コメント

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Unknown (佐藤)
2009-03-15 15:53:41
ああ、早速日本全図が!
もう4分の1ぐらいの所まで来てるのですね。
これでイメージがはっきりしました。
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