そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

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四国の旅 第10日 室戸市・金剛頂寺宿坊へ

2012年06月02日 | 2011年四国の旅-1
10月22日(金) 曇ときどき雨 (「民宿徳増」~室戸市・第26番金剛頂寺宿坊)


○本日の参拝
第24番札所 室戸山明星院 最御崎寺 (御本尊:虚空蔵菩薩)
第25番札所 宝珠山真言院 津照寺  (御本尊:地蔵菩薩) 
第26番札所 竜頭山光明院 金剛頂寺 (御本尊:薬師如来)



7時、「民宿徳増」を出発。宿代は歩き遍路への「お接待」で300円引いて6200円。


今のところは雨はやんでいるが、海は相変わらず波がたっている。




宿の前で、「ロッジ尾崎」に泊まったという広島からの男性、次いで岡山からの男性に会い、はじめのうちはつかず離れずしつつ、結局3人一緒になって宿まで歩くこととなった。

すぐに夫婦岩が見えてくる。




7時20分、夫婦岩。




海岸線にそって歩く。




8時、椎名漁港。




8時15分、砂浜を歩く岡山さん。


波打ち際で砂に文字を書いていたので、後で何をしていたのか聞いたところ、「波灌頂」というもので、故人の名前を波にもって行ってもらうことで供養する行事、とのこと。

8時30分、丸山海岸。室戸岬が近づいてくる。


堤防には、背丈の低いハマアザミが咲いている。


9時40分、杉尾神社。


9時50分、高岡漁港分岐。


10時、乱礁遊歩道入口。左へ入ると「大師行水の池」などがあるようだ。


その先を回り込むと、高さ21メートルの「室戸青年大師像」。




室戸岬案内図。


「名勝反天然記念物 室戸岬 昭和三年十一月建設」の碑。


えっ、「反天然記念物」って?


10時10分、御蔵洞。




「弘法大師修行之処」


中は、水が滴っていた。


渡辺水巴の句碑。「乱礁の 巣に鳥入りて 月の秋」


へんろ道は、岬の突端へは行かず、灯台を経由して第24番最御崎寺へ登っていく。


ほんの束の間、薄日さす。


捻岩。




11時、室戸岬灯台。




11時5分、最御崎寺山門と、


境内。




本堂と、


大師堂。


鐘楼堂。


多宝塔。


岩見重太郎(薄田隼人)の塚(岩見重太郎については、日本縦断の旅において、天橋立で「岩見重太郎仇討の場」の碑を見ている)。


吉井勇の歌碑。「空海を たのみまゐらす こころもて はるばる土佐の 国へ来にけり」


11時25分、参拝を終え、下りにかかる。「室戸スカイライン」から室戸市街が足元に。


空は相変わらず曇っているが、岬を回り込んだ土佐湾に面する側は、とても明るい雰囲気を感じる。「民宿徳増」の奥さんが言っていた「岬の東と西とは別世界」との意味がよくわかる。


ハイビスカス咲く国道55線を西へ。


室戸の漁港を見、


12時、500メートル近い長さの「くろしお橋」を渡る。


雨が降り出し、「道の駅とろむ」にてペットボトルを買い、高速バスの停留所で小休止。

小降りになるのを待って歩き出したと思ったら、急に雨が降り出し、一気に雨脚が強くなって雷も。慌てて近くのガレージへ避難。広島さんや岡山さんもそれぞれ、コンビニや軒下で雨宿りをしたとか。
小雨になったので再び歩き出し、

室津漁港。


13時30分、津照寺の前の薬局でヨーチン(300円)を買い、津照寺に参拝。また雨。

長い石段の途中に鐘楼門。


さらにその上に大師堂。




本堂。


本堂の横で、バス遍路さんたちとしばし雨宿り休息。

15時10分、雨はやみ、金剛頂寺への登りの途中から室戸岬を振り返る。


15時20分、金剛頂寺の長い石段。


山門。


本堂。


本堂の地下で、越智画伯の描いた 仏画を拝見。


大師堂。


雨が上ると、バス遍路さんたちも次々とやってくる。


16時、宿坊にて宿泊の手続き。宿坊に泊まるのは生まれて初めて。宿泊代6000円。
もっと先まで行く予定だった広島さんも結局ここに泊まることにする。牟岐の「あづま」で同宿した愛媛君と再会。
さっそく風呂に入り落ち着く。


部屋の窓から。


夕食は想像以上の食事内容。刺身、エビ、焼き魚、茶わん蒸しその他。ご飯はお赤飯だった。広島さん曰く、「お寺だから野菜ばかり出てくるかと思ったら大違いだった。」
食事中にまた稲妻が光り、雷鳴が轟いた。

歩数 32,214歩 (累計 337,625歩)

距離 26km      (累計 245.5km)

費用 12,650円 (「民宿徳増」6200 金剛頂寺宿坊6000 その他450)
         (累計 49,220円)
























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