そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

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四国の旅 第40日 高松市・「栄荘」へ

2012年10月23日 | 2011年四国の旅-1

11月21日(月) 晴  (中山休憩所~高松市・「栄荘」)

○本日の参拝
第82番札所 青峰山千手院 根香寺 (御本尊:千手観世音菩薩)
第83番札所 神毫山大宝院 一宮寺 (御本尊:聖観世音菩薩)
第84番札所 南面山千光院 屋島寺 (御本尊:十一面千手観世音菩薩)


地図1



寒くて長い夜だった。さまざまな音色の虎落笛が響き続けた。

6時45分出発。雲多し。


出発直後、寒いので自販機にてホットココアを買う。

6時50分、太陽が顔を出す。


樹間より瀬戸内海も見える。


7時10分、第82番根香寺。




仁王門。


阿形。


吽形。


参道を行く。




紅葉が見事。






振り返る。早朝の為か、とても静かで、他には2人の参拝者を見かけたのみ。


大師堂。


本堂への入り口から、


本堂。


7時30分、根香寺をあとにし、


やや戻ってからJR予讃線の鬼無駅方面へ。

小島の浮かぶ瀬戸内海を見たり、讃岐平野を眺めたりしつつ、なだらかな舗装道路を、ゆるくジグザグと、また時にショートカットしつつ、下っていく。








下るにつれて青空も広がってきて、


溜池まで来ると、線路も近い。


9時、予讃線の線路を越える。




本津川を渡り、

9時5分、きれいな建物の「飯田お遍路休憩所」にて小休止。お茶と梅干と高松の案内をいただく。南無大師遍照金剛。






再び歩き出し、ふり返ると五色台はすでに遥か。


田園の中の道を行き、


四ツ又地蔵を経て、




9時40分、呑東川の潜水橋を渡る。




9時50分、高速道路手前の、民家の軒先につくられた「お遍路さん休憩所」で小休止。「お遍路さんへ ご自由にどうぞ」とあった小型冷蔵庫から冷えた缶コーヒーをいただく。南無大師遍照金剛。


高速道路の下をくぐって、さて、ここからは人家の間をぬって進む複雑なへんろ道を行くことになった。へんろ道だった昔の農道の左右に人家が立ち並んだ結果と思われる。






再び、田園に出る。


10時30分、「へんろ小屋 高松・一宮 24号」にて小休止。


10時45分、第83番一宮寺。


仁王門。


本堂と、


大師堂。


再び田園の道を第84番屋島寺へ向かう。




足元から鷺が飛び立った。


その後、ダイソーで救急バンなど、コンビニで牛乳などを買い、セルフうどんを食べたりして、

13時15分、御坊川を経て、


国道11号線に出て東進する。


地図2


13時40分、春日川を渡り、


14時5分、二つ池。


道路の反対側に休憩所あり。


屋島寺へ坂を上っていく。急坂だが、さほど苦しくはない。

14時15分、坂の途中にある屋島御加持水。


不喰梨(くわずのなし)。




落葉樹の明るい並木を抜けると、


14時35分、第84番屋島寺。




仁王門。


芭蕉の句碑。
「夏艸也 都はも能登母乃 夢の跡」(かな?)


その先に四天門。

持国天、


増長天、


広目天、


多聞天。


本堂。




大師堂。


熊野権現社。


蓑山大明神(左側、四国狸の総大将「太三郎狸」)。


千躰堂。


東大門。


お寺を出て東側にまわると、源平の古戦場が一望できた。








瀬戸内海国立公園屋島案内図。


急な道を下って、

15時35分、岩村休憩所にて小休止。


さらに下ると、安徳天皇社。




屋島遍路みち案内。


眼の前には、第85番八栗寺のある五剣山。


だが、時間的に無理なので、今日はここまで。明日続きを歩くこととして、琴電の八栗駅から宿泊予約をした「栄荘」のある琴電志度駅までは電車で行動。

しかし、電車は一足違いで行ってしまい、20分待つことに。


16時45分、「栄荘」着。
宿は、広い風呂とたっぷりの食事に満足。同席したオーストリア人男性2人とカタコトの英・独語、ニホンゴ、それとジェスチャーで話。彼らも1番からの「通し打ち」で、今日で36日目、とか。お互いの日焼けを、ダークだのブラウンだのブラックだのシュバルトだのと他愛なく言い合った。彼らの1人は九州に住んでいて、今回で5回目のお遍路。外人の「お四国病」患者さんで、「四国の人はみんなやさしい、お遍路大好き」と言っていた。

歩数 51,618歩 (累計 1,629,882歩)
距離 30.5km  (累計 1,117km)
費用 1,358円  (累計 151,166円)





















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