KAYO MATSUSHIMA HP

ペンギン×アート作家 松島佳世のブログです。
展覧会情報と創作の日々の様子を書きます

三春の滝桜

2012-04-20 21:23:00 | 制作の様子
 2月の中旬に「春展」の参加のお知らせをいただいたとき、真っ先に頭に浮かんだペンギンが「桜ペンギン」でした。

 もともと「桜ペンギン」は、2006年の春にデジタルで描いた作品です。



 泳いでいるペンギンが花びらみたいだと思ったのがきっかけでした。

 別に桜でなくてもよかったんですが、4月生まれの私は、自分の誕生日にはsakura桜吹雪sakuraであたり一面ピンク色になるというのが自慢でyellow19peace

 やはり、花にするには桜しかないと思ったのです。

 次にこの作品を描いたのは2009年の東京個展の時でした。小さい作品でしたが、四季に合わせて4枚描いた連作の1枚の「春」が、この桜ペンギンでした。パステル画でした。

 その後ずっと描きたいと思いつつ、機会がありませんでした。なので、今回のお知らせはまさに「渡りに船」。うれしかったです。

 さて、実際に制作を始めるにあたって、桜の図鑑から、桜の名所本、はたまた桜の名画集まで、いろんな桜の本を借りては読んでました。その中で、中島千波氏の「三春の瀧桜」の一連の作品を見た時、私の中で旋律が走りました。神々しくて立派な桜の木。どこに植わっている桜の木かと思ったら、福島県と書いてありました!

 あわててネットで調べると実在の桜の木でした。しかも東北なので「春展」の終了するGW中まで咲いているとのこと!
http://www.takizakura.com/

 あぁ、もうこれを描くしかないな!と思いました。

 当然行ったことはありません。見たこともありません。ずっと関西に住み続けている私には、東北の桜など、なんの興味もありませんでしたから。

 それでもまだ見ぬ東北の、福島県の桜に想いをはせながら、「桜ペンギン」sakura描きました。アクリル画です。


 下記は「春展」の壁面展示「桜ペンギン 春らんまん」と「夜桜ペンギン」の説明書きです。

今回は思い切って「桜」をパスティーシュ!
京都は桜の名所がたくさんあります。ですがこの春は、樹齢
1000年以上と推定される福島の「三春の滝桜」が気になっ
て仕方ありません。かの地でも、桜はきれいに咲くでしょう。
桜ペンギン、満開です。



 今年は無理ですが、いつか私は福島県に行って、本物の「三春の滝桜」を見たいと思います。

 偶然ですが、明日NHKで特集をするそうです。
ぜひ、皆さんもご覧になってください(別にNHKの回し者ではないですからねyellow12

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0421/

 三春の滝桜 今年は最高にすばらしい花が咲きますように

下記の画像は販売用の置き絵です


コメント
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