■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 焦点距離と出てくる絵の変化

2012年03月18日 | ●○ Tips ( IMAGE )  ○●




 ちょっと文字のコトが続いたのとツールのお話ばかりだったので、
今回はレンズのことでも書こうかなと...。

 レンズというと、 【 望遠だったら寄れる 】 という印象のみ
の認識はあっても意外と知らないコトがあるかなと思います。

 そこで焦点距離による絵の変化について書こうかと思います。

 カメラというと近年ではiPhoneやスマホなどのモバイル製品まで
写真が撮れる時代ですから、写真自体は嘘のように撮影する時代に
なったのではないかな?と思うのですが、レンズというと意外と知
らないコトが多かったりします。例えば、レンズによって撮れる物
が違うというのは意外と知らないコトだったりします。 
 
 例えば、26mmの1000万画素のトリミングと、同じ画角になるよう
に撮影した望遠レンズでの写真では全く絵が異なります。

 ただ、知識がない場所で口コミで嘘を吹き込まれるとコレが同じ
ものになるように錯覚してものを考えてしまいます。

 まぁ、論より証拠というコトで、とりあえず、CGですが焦点距離
による変化を見ていきましょう。

 まず、人間の目と同じ画角というのは35mmフィルムやフルサイズ
の撮像素子の製品に50mmのレンズを装着しファインダーを覗いた時
に見える風景と同じだと言われています。これは見える角度とパー
スが同じだからなんですが、その為、このレンズを標準レンズと呼
び、それよりも焦点距離の数値の高いレンズを望遠レンズ。そして
それよりも数儀タスク内レンズを広角レンズと呼びます。そして、
魚のように全体が見えてるようなレンズを魚眼レンズと呼びます。

 円周魚眼のレンズと天体望遠鏡と顕微鏡で同じように撮れると言
う錯覚はないとしても、この三つと同じくらい差があるモノだった
りします。この差と言うのは、レンズ特性で、そのレンズの得意分
野と不得意分野が存在しています。

 では、ヒトが手を伸ばしている画像で見ていきましょう。まずは
標準がコレです。

■ 50mm



手と顔のサイズって大体同じに見えるんですが、これが50mmの特徴
です。では、ここから広角に振ってみましょう。

 広角レンズというのは 【 距離の伸張 】 が発生します。な
のでレンズから遠いものは距離が遠く写ります。また、画角が広い
ので、奥行きのない狭い空間でも広く撮れますし、風景も広く移し
こめます。

 今回は手の入る構図にしていますが、ここからは手と頭の対比を
見てください。


■ 35mm



手を含む構図で手が全部入っているのですが、う腕が伸びた感じが
しますよね。デジカメの広角側でもコレよりも広角になってきたの
ですが、この画角を択べるようになってきたように思います。その
広角側の28mmがコレです。


■ 28mm



更に寄って24mm


■ 24mm



この手の効果ってマンガとかで見かけるかも知れませんが、実はカ
メラでも撮れます。ただ、マクロにして絞り込んで撮る感じにあり
ます。(ただ、小絞りボケしない程度にと言う条件付きです。)

 とりあえず、このモデルは特殊な形状ではなくフツーの比率のキ
ャラなので、レンズの効果でこんな変化が出る訳です。

 そして更に広角に振れると面白い効果が出てきます。


■ 16mm



■ 8mm



既に、顔のサイズが小さくなっていますよね。というか、ここまで
の広角と言うのは既に円周魚眼のはずなので、こんなストレッチさ
れた状態での絵にならない(補正する感じになります。)のですが
距離の伸張ではこんなコトが発生します。

 そして、こんなレンズはないのですが、1mmと言う焦点距離だと
こうなります。

■ 1mm



 【 ...。 】


ゴムゴムな感じですね...。これもPOSER使ってカメラの焦点距離変
えてるだけですから、実はモデルを特殊に作ってるわけではありま
せん。つまり、ノーマルなモデルでもこう言うのは作れるというコ
トだったりします。

 ただ、マンガのように整えて強調したような形状と言うのは写真
やCGだと難しい感じです。多分、映像だと大きく出してクロップか
けて絵作りするとか、写真だとトリミングとかでしょうね。

 こんな感じで腕が伸びるのと、特定のところまでだと手の形状が
破綻せず手の印象を強くするような絵作りが可能と言うことです。

つまり


【 広角レンズ 】

  □ 風景などが広く撮影できる     
  □ 室内など狭い空間でもソレを全体的に納める事が可能。
  □ 奥行きを出せる
  □ 被写体の印象を強くできる


と言う感じでしょうか。ただ、撮影距離の変化で絵の表情が変わ
る感じです。フツーに人に聞くとパースとか風景に広角レンズは
偏る感じなので、それになりますが、撮影距離にと被写体との角
度とかも関係してくるけど、ポートレートとか撮ると足長効果を
出せたりするから面白かったりします。ここでは腕の長さが変わ
っていますが、撮影の仕方でそうした体のバランスを変えるコト
も可能です。

 ただ、タル型歪みが出るので、太く写るという可能性もありま
す。

 では、望遠レンズを見ていきましょう。望遠に振れると今度は
広角の逆の状態が生まれます。

 50mmのレンズをAPS-Cのデジタル一眼レフに装着した場合の画
角と同じ80mmだとこんな感じです。


■ 80mm



腕が短くなって、手が小さくなりました。

 そして、80mmのレンズをAPS-Cに装着したモノと同じ120mmでは
こんな感じになります。


■ 120mm


手を全体的に入れているんどえすが、頭のほうが大きくなってい
ますよね。ソレと同時に胴体が太くなってしまってるという。

 つまり、太くもないのに太く見えてしまう訳です。これは、構
図が痛々しい例です。

 では、本当に太いのか検証するために手を省いた構図にしてみ
ました。


■ 120mm(違う構図)



さっきよりも太い印象派消えていると思います。というか、顔が
細くなってますよね。これが望遠レンズの効果です。

 望遠の場合、距離が収縮されるので、古代文明の壁画みたいに
パースがないモノのほうがいい感じに写ります。


■ 120mm(パースなし)



ねっ、破綻してないでしょ。

 更にデジカメではこの焦点距離はフツーに存在している200mm
ではこんな感じになります。


■ 200mm



はい、とっても痛々しいです。(汗)

 更に、更に天体望遠鏡のような1000mmだとどうなるかと言うと、
こんな感じです。


■ 1000mm



不幸なまでに太く写っています。まぁ、この辺りを理解していな
い状態で撮影するとレンズ特性が被写体を殺す方向で動いてしま
う感じになります。ちなみに、1000mmも真横からシルエット撮る
みたいにやると何の破綻もありません。


■ 1000mm(古代文明の壁画的に真横から)



このように、レンズというは、単に遠くのものが近くに寄るか
どうかとかではなく、絵が変わるモノだったりします。w





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