ちょっと文字のコトが続いたのとツールのお話ばかりだったので、 今回はレンズのことでも書こうかなと...。 レンズというと、 【 望遠だったら寄れる 】 という印象のみ の認識はあっても意外と知らないコトがあるかなと思います。 そこで焦点距離による絵の変化について書こうかと思います。 カメラというと近年ではiPhoneやスマホなどのモバイル製品まで 写真が撮れる時代ですから、写真自体は嘘のように撮影する時代に なったのではないかな?と思うのですが、レンズというと意外と知 らないコトが多かったりします。例えば、レンズによって撮れる物 が違うというのは意外と知らないコトだったりします。 例えば、26mmの1000万画素のトリミングと、同じ画角になるよう に撮影した望遠レンズでの写真では全く絵が異なります。 ただ、知識がない場所で口コミで嘘を吹き込まれるとコレが同じ ものになるように錯覚してものを考えてしまいます。 まぁ、論より証拠というコトで、とりあえず、CGですが焦点距離 による変化を見ていきましょう。 まず、人間の目と同じ画角というのは35mmフィルムやフルサイズ の撮像素子の製品に50mmのレンズを装着しファインダーを覗いた時 に見える風景と同じだと言われています。これは見える角度とパー スが同じだからなんですが、その為、このレンズを標準レンズと呼 び、それよりも焦点距離の数値の高いレンズを望遠レンズ。そして それよりも数儀タスク内レンズを広角レンズと呼びます。そして、 魚のように全体が見えてるようなレンズを魚眼レンズと呼びます。 円周魚眼のレンズと天体望遠鏡と顕微鏡で同じように撮れると言 う錯覚はないとしても、この三つと同じくらい差があるモノだった りします。この差と言うのは、レンズ特性で、そのレンズの得意分 野と不得意分野が存在しています。 では、ヒトが手を伸ばしている画像で見ていきましょう。まずは 標準がコレです。 ■ 50mm 手と顔のサイズって大体同じに見えるんですが、これが50mmの特徴 です。では、ここから広角に振ってみましょう。 広角レンズというのは 【 距離の伸張 】 が発生します。な のでレンズから遠いものは距離が遠く写ります。また、画角が広い ので、奥行きのない狭い空間でも広く撮れますし、風景も広く移し こめます。 今回は手の入る構図にしていますが、ここからは手と頭の対比を 見てください。 ■ 35mm 手を含む構図で手が全部入っているのですが、う腕が伸びた感じが しますよね。デジカメの広角側でもコレよりも広角になってきたの ですが、この画角を択べるようになってきたように思います。その 広角側の28mmがコレです。 ■ 28mm 更に寄って24mm ■ 24mm この手の効果ってマンガとかで見かけるかも知れませんが、実はカ メラでも撮れます。ただ、マクロにして絞り込んで撮る感じにあり ます。(ただ、小絞りボケしない程度にと言う条件付きです。) とりあえず、このモデルは特殊な形状ではなくフツーの比率のキ ャラなので、レンズの効果でこんな変化が出る訳です。 そして更に広角に振れると面白い効果が出てきます。 ■ 16mm ■ 8mm 既に、顔のサイズが小さくなっていますよね。というか、ここまで の広角と言うのは既に円周魚眼のはずなので、こんなストレッチさ れた状態での絵にならない(補正する感じになります。)のですが 距離の伸張ではこんなコトが発生します。 そして、こんなレンズはないのですが、1mmと言う焦点距離だと こうなります。 ■ 1mm 【 ...。 】 ゴムゴムな感じですね...。これもPOSER使ってカメラの焦点距離変 えてるだけですから、実はモデルを特殊に作ってるわけではありま せん。つまり、ノーマルなモデルでもこう言うのは作れるというコ トだったりします。 ただ、マンガのように整えて強調したような形状と言うのは写真 やCGだと難しい感じです。多分、映像だと大きく出してクロップか けて絵作りするとか、写真だとトリミングとかでしょうね。 こんな感じで腕が伸びるのと、特定のところまでだと手の形状が 破綻せず手の印象を強くするような絵作りが可能と言うことです。 つまり 【 広角レンズ 】 □ 風景などが広く撮影できる □ 室内など狭い空間でもソレを全体的に納める事が可能。 □ 奥行きを出せる □ 被写体の印象を強くできる と言う感じでしょうか。ただ、撮影距離の変化で絵の表情が変わ る感じです。フツーに人に聞くとパースとか風景に広角レンズは 偏る感じなので、それになりますが、撮影距離にと被写体との角 度とかも関係してくるけど、ポートレートとか撮ると足長効果を 出せたりするから面白かったりします。ここでは腕の長さが変わ っていますが、撮影の仕方でそうした体のバランスを変えるコト も可能です。 ただ、タル型歪みが出るので、太く写るという可能性もありま す。 では、望遠レンズを見ていきましょう。望遠に振れると今度は 広角の逆の状態が生まれます。 50mmのレンズをAPS-Cのデジタル一眼レフに装着した場合の画 角と同じ80mmだとこんな感じです。 ■ 80mm 腕が短くなって、手が小さくなりました。 そして、80mmのレンズをAPS-Cに装着したモノと同じ120mmでは こんな感じになります。 ■ 120mm 手を全体的に入れているんどえすが、頭のほうが大きくなってい ますよね。ソレと同時に胴体が太くなってしまってるという。 つまり、太くもないのに太く見えてしまう訳です。これは、構 図が痛々しい例です。 では、本当に太いのか検証するために手を省いた構図にしてみ ました。 ■ 120mm(違う構図) さっきよりも太い印象派消えていると思います。というか、顔が 細くなってますよね。これが望遠レンズの効果です。 望遠の場合、距離が収縮されるので、古代文明の壁画みたいに パースがないモノのほうがいい感じに写ります。 ■ 120mm(パースなし) ねっ、破綻してないでしょ。 更にデジカメではこの焦点距離はフツーに存在している200mm ではこんな感じになります。 ■ 200mm はい、とっても痛々しいです。(汗) 更に、更に天体望遠鏡のような1000mmだとどうなるかと言うと、 こんな感じです。 ■ 1000mm 不幸なまでに太く写っています。まぁ、この辺りを理解していな い状態で撮影するとレンズ特性が被写体を殺す方向で動いてしま う感じになります。ちなみに、1000mmも真横からシルエット撮る みたいにやると何の破綻もありません。 ■ 1000mm(古代文明の壁画的に真横から) このように、レンズというは、単に遠くのものが近くに寄るか どうかとかではなく、絵が変わるモノだったりします。w |
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