動画共有サイトも現在では増えており、デジカメやガジェットもそうしたサービスを意識
した作りの製品が増えています。
このような場合、製品が対応していればいいのですが、多くの場合、PCにてアップデート
と言う感じになります。
その時にファイル形式が違うのでエンコードを行う事もあるかと思います。こうしたエン
コード作業ですが、動画共有サイトへのアップデートだけに止まらず、持ち合わせてる動画
を携帯端末で気軽に視聴可能にしたい場合なども行います。
編集が入る場合だとそうではないのですが、元のソースが編集の必要がない場合だと、実
質的にオートメーションでエンコード作業が行えると便利な場合もありますよね。
WMV形式だとマニュアルにかかれているように、バッチファイルを生成して実行してやれ
ばオートメーションで実行可能となっているのですが、他の形式だと結構面倒だったりしま
すし、基本的にコマンドラインでのバッチやスクリプトになるので、初心者向きではありま
せん。
ただ、世の中にはそうした一括処理が可能なソフトウェアもあります。
【 XMedia Recode 】 (ドネーションウェア)
は、
■ Windows 2000
■ Windows XP
■ Windows Vista
に対応さまざまな形式の動画ファイルを各種携帯プレイヤー向けに一括変換できるソフトで、
ドネーションウェア(寄付歓迎のフリーソフト)となっており、作者のWebサイトからダウン
ロードできるようになっています。なお、動作にはDirectX 9が必要です。
本ソフトは、
■ AVI
■ MPEG
■ WMV
■ MOV
■ FLV
■ SWF
■ MP4
■ 3GP
■ MKV
といった、一般的に利用されている動画形式に幅広く対応しているのが特長で、
【 プロファイル 】 から 【 メーカー 】 と 【 機器名 】 を選択
するだけで、その機器で再生可能な動画に変換できるようです。
プロファイルは iPodやPSP、ウォークマンなどの携帯メディアプレイヤーに対応するものが
70以上も内蔵されています。
画面は上下2分割されており、上側が動画のリスト、下側が各種設定画面になっています。
インストール直後はメニューやボタンがドイツ語表示になっているので、
[Optionen]メニュー →[Sprache] → [Japanese]
を選択して、日本語表示に切り替えると使いやすくなります。
次に、動画ファイルをエクスプローラなどから 【 ドラッグ&ドロップ 】 して、画面
上のリストに追加をします。
その後、各種設定を行ったのち、 【 リストに追加 】ボタンを押せば、変換待ちリストに
登録されます。
最後に、保存先を設定して 【 エンコード 】ボタンを押せば、変換待ちリストに登録され
た動画が一括変換され、保存先へコピーされます。
設定画面はタブで区切られていて、基本的には
【 形式 】 タブ
でプロファイルを選択するだけで大丈夫なのですが、
【 ビデオ 】 タブ
【 音声トラック 」 タブ
のタブで変換形式の詳細を確認・調整したり、
【 クロップ/プレビュー 】 タブ
で開始時間と終了時間を設定して動画の一部分だけを切り出して変換することもできるよ
うです。
設定画面の一番右にある 【 リスト 」 タブでは、変換待ちリストを確認できる
ほか、変換後の動画ファイルの総ファイルサイズを知ることもできるようになっており、
プルダウンメニューで
■ CD-R 650MB
■ Memory Card 128MB
などのプリセットからメディアと容量を選択すれば、変換後の動画ファイルがメディアに収
まりきるかどうかをグラフでシミュレートが可能となっています。
また、この
【 動画 】 モード
のほかにも、DVDから 【 著作権保護されていない動画 】 をリッピングして変換する
【 DVD 】モード
も備えており、ツールバーのボタンから切り替え可能となっています。
■ 関連サイト |
XMedia Recode http://www.xmedia-recode.de/ DirectX ホームページ http://www.microsoft.com/japan/windows/DirectX/default.mspx |