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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

愛犬の死

2017年07月02日 09時48分51秒 | 紹介

 満13歳となった愛犬が先週他界した。寿命といえばそうなのであるが、家族の一員であり、死亡してしまうと心の空洞はなかなか満たされない。夫婦二人の生活であるが、居なくなってしまうと愛犬が居たおかげで、癒されたし、様々な心模様が思い起こされる。家族の一員であり、居ることが当たり前という認識であったためか、居なくなってしまうと、寂しさが募る。20キロの犬がいかに大きな存在であったのかがよくわかる。決して自らから屋内にはいることはなく、家に貰われてからずーっと室外犬であった。こよなく家の外での生活が適していたようである。数回脱走したことがあるが、隣接する隣家との間はブロック塀で囲われていた。

 

 数か月前から、妙な咳が続いていて、フィラリアの罹患を心配したが、長年お世話になっていた、獣医の許に連れて行ったところ、直ぐにレントゲンを撮り、採血した。検査の結果、腹部に大きな腫瘍が見つかった。当座の処置をし、しばらく様子を見ることにしたのであるが、体力的に相当衰弱していたため、増血剤、栄養剤、痛み止め等の投薬であった。ちょうど4か月前のことである。

 

 すぐに投薬の効果が表れたが、獣医の話では余命1か月といわれ、手術による摘出も可能であるが、転移していれば手出しができなくなるし、年齢的にも無理と宣言された。その後、散歩等の運動は控えめにし、食欲があったため、愛犬の好みの食事に切り替えた。体重も元に戻り、3か月は順調に回復しているように見えたが、しかし、首の周りのリンパ腺が腫れてきて、大きくなって行き、次第に食べ物が食べづらくなり、また、呼吸が困難となっていった。死亡前の1週間は、食事の量が少なくなり、細かく刻んだウインナーハムや、ミンチとかゆを炊いて、少しずつ女房が手のひらに乗せて食べさせた。多分嗅覚と視力が低下してきたのであろう。

 

 死亡時には、自分はポリープ除去のために入院していたため、死に目には会えなかったが、静かに息を引き取ったとのことであった。獣医の診断より3か月延命したことになる。

 

 犬の死亡原因は、昔から、フィラリアとジステンパーと決まっていたが、癌を罹患したとは考えもしなかった。人間と同様で、獣医の処置や診断も人間のそれと共通している。ただし、健康保険がきかないので、出費は覚悟しなければならなかった。早期発見が大切なことはわかるが、今の時点では、できる限りの対応を行ってきた。安らかに眠ってほしいと願っている。獣医には死亡を届けたが、保健所にも届ける必要がある。