ブログ「かわやん」

森羅万象気の向くままに。

6・2韓国地方統一選挙で与党惨敗をどう見る

2010年06月04日 10時17分12秒 | Weblog
 今年4月3日の済州島での4・3事件慰霊祭に参加したとき、韓国の政党代表が勢ぞろいしていたのには少しびっくりしたが、6月2日の統一地方選の支持もあったのが主な理由。そして哨戒艦「天安」艦沈没事件での政府の発表で、「これは政権与党に有利」とみていたのだが、ところが票をあけると、ハンナラ党の惨敗。「北風」は野党に吹いたのには驚くと同時に、韓国有権者の抜群のバランス感覚、平和主義に改めて納得した。

 ソウル市長選ではハンナラ党がとり、京畿道知事もそうだった。京畿道はずっと保守党が強いがその結果になった。しかし公選制の教育長選挙では京畿道教育長は現政権の初代大統領府教育科学文化首席を務めたチョン・ジンゴン候補が進歩陣営のキム・サンゴン候補に敗れるなど野党が善戦。広域団体首長では仁川、光州、大田、慶北、慶南など野党が勝利、李明博政権の強行路線に「ノー」をつきつけたかっこうだ。戦争回避は当然のことで、今後選挙の審判を受けてどうした舵取りをするのか。もし小競り合いでも衝突が恒常化すると韓国経済への影響ははかりしれない。そういう「反実利主義」をとる政権ではないが、これまでの南北関係の舵取りへの痛烈な批判となった。

 しかし、南北統一問題は本当にすんなりとは進まない。太陽政策への批判は、新政権では「非核・解放・3000ドル」構想を掲げて政権に突入。この原則を変えていない。政権では昨年まで水面下での交渉をしてきたが、朝鮮共和国は核を放棄する気がないのか、交渉は完全に失敗というか、成果なく決裂。それが11月の西海での衝突があり、今回の沈没事件へとエスカレート。

 事件での政府発表に疑義をもつ人もおり、強硬論は市民権を得れるはずはない。政府の「北の行為」との発表で、私は選挙に有利とみていたが、日本から見ていてはよくわからない。「北風」は与党ではなく、「戦争をおこいてはならない」と訴える野党に吹いた。その結果が与党の惨敗であった。

 以下「ハンギョレ」3日の社説から一部抜粋する。

「今回の選挙は歴代のどの選挙でも見つけることができないほど与党に有利な環境で進んだ。天安艦事件はすべての選挙争点を吸い込むブラックホールだったといえる。4大河川事業、世宗市、無償給食など、与党に不利な争点は全て姿を消したり後まわしに押されてしまった。選管委の不公正判定是非も過去のどの時より荒い対応だった。ハンナラ党の選挙の成績表がより一層みじめに思える理由である」。
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加齢か! 腰痛

2010年06月04日 08時39分46秒 | Weblog
  友人に勧められ整形外科で治療を受けた。腰痛の治療である。

 朝7時半から診療しているこの医院はすでに10人近い患者が来ていた。

 先生は長く座ればダメだ、時々座る位置を替えて座りなさいと言われた。

 だいたい10分間隔でそういうことをしないと腰痛をおこすことに気がついた。
 
 どうでなしでも落ち着きがないのに、困ったものだ。

 先生に「いままでは2、3日に治ったのに」と言うと、笑っておられた。これからはそうはいかないという表情だった。加齢には勝てないということか。

 しかし腰が悪いと歩くのも苦労する。本を持ち歩いたり、資料をいっぱいカバンに詰め込むもとはもうできない。 
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