ブログ「かわやん」

森羅万象気の向くままに。

4・25の沖縄9万人集会を取材して

2010年04月28日 20時29分20秒 | Weblog
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 米軍普天間飛行場返還問題で県内移設に反対し国外・県外に求める沖縄県民大会が4月25日午後3時から読谷村運動広場で開かれ取材で参加した。集会最終で参加者が発表されたが、その数9万人(実行委員会発表)。24日の八重山郡民大会700人、宮古地区大会3000人を合わせて沖縄での大会は9万3700人を数えた。「県内移設はノー」を示した。
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県内移設反対の県民集会は昨年11月にも開かれたが、今回は初めて県議会各会派が超党派でのぞみ、県内全41市町村長全員が移設反対した文字通りの「島ぐるみ」の歴史的集会になった。最後まで出席をためらっていた仲井眞弘多知事は「県外移設、国外移設」とは具体的に述べなかったが、「政府は公約を守れ」と原稿なしで声を張り上げて述べた。集会では県内移設の断念を迫るとともに、国外・県外移設を求める大会決議と、日米地位協定の抜本的改定をはかり返還後の跡地利用促進を求める大会スローガンを採択した。

しかし朝に関西をたち沖縄に向かったが、正午すぎに那覇市近郊を出発したものの、アクセスとなった北谷から北行きの道路は混んで動かず。一時10キロの大渋滞になり、その列に巻き込まれて、会場には3時半を回っていた。大会に間合わなかった人も多数出たようで、26日の新聞報道では途中でかえった大型バスもあったという。
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世界一とも言われる危険な普天間飛行場返還を決めた1996年12月の日米特別行動委員会(SACO)合意だ。それから実に13年経過した。SACO合意をどうみるかについては、当時雑誌の仕事で知花昌一さん(現読谷村議)にインタビューしたが、それから沖縄の負担軽減は1つもすすんでいない。現在辺野古移設の修正案が政府部内で検討される状況があるが、今回の「島ぐるみ」集会は「県内移設は不可能」との沖縄の民意を内外に強烈に示したといいえる。
沖縄県内41市町村長(代理2人)が出席した。檀上に並ぶ姿は壮観でもあった。普天間基地をかかえる伊佐洋一宜野湾市長は「鳩山首相は米国移設要求を」と述べ、稲嶺進名護市長は「子や孫に二度と苦難の歴史を歩ませてはならない」と訴え、基地の騒音被害を受ける普天間高校生二人は「平和な沖縄の未来を手にしたい」と力強くアピールした。
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本土で思っていた沖縄の状況とは違っていた。「10万近い人が参加するのだとうか」という心配をもっていた。というのは、教科書問題での11万5000人集会で、その日の新聞にはバスの無料券がついていおり、各自治体は有線放送などで住民に参加を呼びかけていた、その徹底が11万5000人集会に結びついた。今回はそうしたかたちではないので、「どうかなあ」と思ったのだが、いざ行くと、そこは「島ぐるみ」闘争そのものだった。



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