ブログ「かわやん」

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金曜インタビュー 日本の百済文化を辿る旅をした韓国文人協会理事長金年均さん

2010年04月15日 21時52分34秒 | Weblog
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--- 今回の訪日の目的は。
金年均さん 古代百済人の足跡をたどることです。それは韓国人の歴史を知ることでもあり、また自らの正体性について、アイデンティーについて思いをいたすことです。歴史を知ることで創作の刺激になりますし、百済人の足跡をこうして直接感じることができたのは成果があるでしょう。2泊3日の日程ですが、枚方、京都などを回りたどることができました。大きな目標は韓日交流です。今回、日本の作家、詩人などとの交流ができませんでしたが、今後実現したいですね。

-----金理事長は何の分野で文学活動をされていますか。
金年均さん 詩です。協会に集う方は小説、詩、時調、戯曲、評論など8部門の方々で、『月刊文学』、季刊『季節文学』に発表されています。会員は12000人を数えます。

 ---2007年に理事長に就任されたときにと挨拶されていますね。
金年均さん 私たちの文協のアイデンティティは政治的理念を超越して純粋文学での指向と芸術至上主義をおき、こういう創立理念とアイデンティティに合う事業を継承、実践するためにいくつかの目標をもっていますとあいさつ文では書きました。和合して団結することを第1にあげました。『月刊文学』の品格を高めることもふれました。会員間の反目と葛藤が消えて作品が高く聳え立つ文学の時代こそ求められます。私たちの文壇の暖かくて甲斐がある新しい時代を開かねばなりませんし、純文学を指向する中で南北文学交流の道を徐々に開きたいとも申しました。

-- 2007年のあいさつ文では9000人の会員となっていましたが、いまは12000人ですね。大変な大所帯ですね。ところで主催される文学賞というのはどういうものがありますか。
金年均さん 今日、大阪での交流で来ていただいた在日韓国人作家金吉浩さんが受賞された海外韓国文学賞をはじめとして韓国文学賞、趙演鉉文学賞、尹東柱文学賞などあります。今回の訪日団で32人のうち5人がこれらの賞を受けた方々です。今後もこうした訪日の機会をもちたいし、日本の方々との交流を進めたいですね。
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