かわパパのお気楽日記

お気楽に思ったことをテキトーに毎日書いています。

Ray Of Hope (初回限定盤) / 山下 達郎

2011-08-15 22:03:21 | 日記
賛否両論のアルバムである。

私の場合は、達郎のアルバム全て所有しているので、駄作であろうがなかろうが即購入。

一聴して批判的な指摘が当たっていると思った。
今までのファンを裏切る。
タイトルの「Ray of hope」もあざといタイトル。「一るの望み」。この作品が一るの望みというのか。
「俺の空」なんていう達郎の対極にいる本宮ひろ志のマンガのタイトルと同じ題名の曲まである。
全体的にミディアム~スローバラードの曲が多く、しかも重たい曲が並ぶ。
達郎に社会性何て期待していない、なんて意見もあった。3.11を意識したメッセージ性の強い作品が多い。
歌が上手いのに高音が苦しそう。ちょっと親父の鼻歌みたいな歌い方をするところもある。

だから達郎も年とったなあ、と思った。
昔の達郎を期待する人はジャンクFUJIYAMAを聴いたほうがいいと思ったくらい。

ところがである。

Ipod nanoで通勤中に聴くといいんだなあ。繰り返し聴ける。出勤時は勇気が湧いてくる。退社時は癒される。聴き手の気分でアルバムの色が変わるんだよねえ。
最近の2作のアルバムは、耳馴染みはいいだけどすぐ飽きた。
ところがこの作品は飽きない。しかもライブアルバムと対で聴くといいんだなあ。これが。
バランスがいい。暗と明、重と軽。
ライブに行きたくなったよ。

ある意味、ライドオンタイムな作品。時代に寄り添っている。
社会とともに生きる、と宣言をした作品といえる。

お気楽サーフミュージックから反戦歌を歌いだしたビーチ・ボーイズのよう。

ライブアルバムの付いた「初回限定盤」がお勧めです。人気ブログランキングへ
コメント
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