川の果ての更に果てに

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遺跡と一体化

2006-09-18 22:34:06 | 日々のニュース
アニメなどでは古代遺跡を追手から逃げ延びる主人公が抜け道を見つけてそこから出て行ったり、あるいは置かれてある石像に扮したりして逃げ延びるというシーンがありますが。
本当にやってしまったのがいたようで…

ドイツ人美術学生、西安の兵馬俑に扮するも御用(ロイター)

まあ、記事を見る限り逃げ延びるために扮したというよりは最初から扮する目的で忍び込んだようですが…
それはそれで一体何をしたかったのかよく分かりません。まあ、兵馬俑が大好きで自分がなりきれるという自信があったのか、あるいは警備兵をごまかしたいという茶目っ気だったのでしょうけれどね。いずれにしましても、このドイツ人は26歳とのことですが、相当童心に満ち溢れた人のようです。
中国は銃殺刑が世界で一番多い怖い国であるということを認識していなかったのでしょうか。

ちなみに兵馬俑、というか始皇帝の墓にはまだまだ掘りおこしていない部分もあるそうですし、当然抜け道があるらしいなんて話もありますけれど、多分入ることができたら二度と出ることはできないでしょうね。

世界遺産というと、文化庁は世界遺産に登録のための候補地の公募を募集しているということで。日本には世界遺産候補地がないのかと馬鹿にされてはいけないという認識が文化庁に思われているようですけれど、私は無理に何かを世界遺産に売り出さなくてもいいのではという気もするんですけれどね。
そういえば、富士山を世界遺産にしようというCMがこの間、国立で(清水の主催ゲームだったので)放映されていましたが、その時に「皆様、あれが世界遺産になるには何かが足りない富士山でございます」ということをやっていましたね。あれは個人的に少しウケました。

WBCS・フライ級暫定王者決定戦

2006-09-18 21:56:51 | その他スポーツ
川嶋戦となると、いつも苦笑いするのが大橋ジム会長大橋秀行の現役からのかわりぶり(笑) 今、ライト級くらいですかね(笑) 現役時はミニマム級でしたが。

[管理人採点]
川嶋 9・999・・9999・ 112
ミハ ・8・・・99・・・・9 115

1R・ミハレスはパンチが見えていますね。パンチも効果的でミハレスでしょう。
2R・概ねミハレスペースでしたが、残り40秒で川嶋の右フックがまともに当たってダウン。大きなスイングでダメージもかなりあるように見えましたが、川嶋もKOを急ぎすぎて大振りになって決定打は与えられず。とはいえ当然10-8で川嶋です。
3R・ミハレスが少し打ちに出てきました。パンチが的確で手数も上ですから明白にミハルスですね。
4R・中盤以降単発でいいのがありましたが、まとめていたミハレスのラウンドですね。ミハレス、中盤以降同じペースでいければ川嶋を捕らえられそうな印象です。
5R・4Rと同じ展開でミハレスですね。ここまでのところ分かれるようなラウンドはないですね。
6R・このラウンドはミハレスの手数が少なかったですね。連続しての攻勢というのはないですけれど川嶋でしょうね。
7R・このラウンドも川嶋ですね。ミハレスは休んでいるなら、川嶋がかなりパワーを出したので次ラウンドは反撃に出てくるかもしれません。
8R・川嶋はやはり多少セーブしていましたね。どちらもこれだというパンチはないですが、手数が多いのでミハレスでしょう。
9R・このラウンドは難しいですね。川嶋の大きいパンチが当たっていますが、ミハレスの手数の方がちょっと上という感じでしょうか。
10R・このラウンドは完全にミハレスですね。
11R・判定で不利と分かる川嶋が最初出てきましたが、結局ミハレスペースになってしまいました。
12R・最後にかける気合と手数をとって川嶋ですかね。技巧で見るならミハレスって気もしますけれど。

で、ジャッジの判定は114-113、113-114、114-113のスプリットでミハルスが勝ちました。
分かれました。会場は私よりももう少し川嶋のパワーを取ったわけですね。
ミハルスはまとめる巧さや足を使う部分もありますが、ちょっと目できりすぎる嫌いはありますね。カウンターがいい選手と対戦すれば予期せぬKOで失墜するかもしれません。

川嶋は早い段階でダウンを奪いましたが、結果的には巧さにやられたという部分はありましたね。でも川嶋らしい試合はしていたと思います。これで引退するのかどうか分かりませんが、よく頑張りました。
試合後に引退表明をしたようです。お疲れ様でした。

U-21B代表選出

2006-09-18 15:04:15 | サッカー
裾野を広げる…という目的があるそう。軸もないのでどこから手をつけていいというのが分からないという本音も見え隠れしているような気もするのですが、ともあれ、本当に事前予告通りにほぼ総とっかえとなりました。

GK 佐藤昭大(広島)、松井謙弥(磐田)
佐藤は唯一、前回に引き続いての選出なのだとか。西川の壁は高いですけれど、頑張ってもらいたいものです。

DF 柳楽智和(福岡)、細貝萌(浦和)、河本裕之(神戸)、一柳夢吾(東京V)、家長昭博(G大阪)、田中輝和(大宮)、森下俊(磐田)、丹羽竜平(神戸)
家長はDF登録ですか…前の試合で久保を退場させた柳楽は勝利のためには手段を選ばないダーティーなCBになるみたいな形でアピールできますかね(笑) 
田中輝和は当然第四の田中の座を狙うべくこのチームの軸になってもらわないといけません(笑)

MF 寺田紳一(G大阪)、谷口博之(川崎)、高萩洋次郎(愛媛FC)、高橋義希(鳥栖)、渡邉圭二(福岡)、上田康太(磐田)、古部健太(立命館大)、関口訓充(仙台)
この中では谷口が中心になるような形ですかね。寺田以外はそもそも知らないというのが実際のところですけれど…

FW 平山相太(FC東京)、石井謙伍(札幌)、田中佑昌(福岡)、前田俊介(広島)
スケールの大きい平山、前田にバランスの石井、ちょこまか動ける田中あたりがどう絡めるかというところですかね。

今回は公式試合の類はないようで、そのあたりがいかにもB代表な扱いという気がします。ただまあ、B代表とはいいましても、A代表の面々と実力差があるわけでもないですし、この世代の選手は若さに溺れて自滅していくのが多々おりますので、自分の現状を見据えつつ一歩一歩前進していれば最終的には生き残れるという可能性も大です。
頑張ってほしいですね。

プレミア上位対決

2006-09-18 12:34:38 | サッカー
プレミア上位対決
チェルシーはホームスタンフォード・ブリッジにリヴァプールを迎えました。序盤からレッズが攻勢…というか、チェルシーが機能していないというべきか。今まで各ブログで散見していた「バラックとシェヴァはイマイチである」というのがよくよくもって本当のことだと分かって…
そんなこんなでレッズは攻めますが、撃てども撃てども点にならず。逆にチェルシーはドログバ…右からのスローインをPAライン付近でゴールに背を向けた状態で胸トラップ。即反転左足ボレー! がゴールネットを直撃。いかにもドログバなパワフルなゴール、キャラガーは仕方ない。レイナも仕方ないでしょうね。ちょっと集中を欠いた? って感じにも見えましたが。
後半、チェルシーはバラックが報復行為ととられたか一発退場しますが、逆にロッベンを入れたあたりからシンプルに攻められるようになります。逆にレッズはクラウチを入れて流れが停滞しまいました…
ともあれ、チェルシーが1-0でいかにも成金チームな勝利。モウリーニョっぽい勝利じゃないですけどね。
しかし、バラックとシェフチェンコどうするんですかね。二人合わせて100億くらいは投じたんでしょうけれど、このままだとどっちもベンチ…バラックはスタンドなんてことになるかもしれないですね。

オールド・トラッフォードでのユナイテッド-アーセナルは40分にアデバヨールのゴールが決まってアーセナルがシーズン初勝利。逆にユナイテッドは初黒星。
これでポーツマスの首位が暫定ではなく正式なものに。2位をユナイテッドとチェルシーということで、ポーツマスがどこまで粘るかというのも楽しみですが。チェルシーはもうしばらくとまどりそうで、ユナイテッドも怪我人がいたりしてイマイチですし、何とか勝ち点を拾えば意外と長期間上位にとどまっていられるかも。
レッズは1試合少ないものの15位で、我慢の前半戦を強いられることになりそう。後半戦になれば「絶望の」が前についているのかもれませんが(苦笑)
他のチームはチェルシーほど前に来てくれないでしょうし、そうなると崩すパターンをどうするか。正直ないように見えるんですよねぇ。

高原、リーグ戦でゴール
DFBカップでは3部チーム相手でしたが、今回はレヴァークーゼンから。さて、好調を維持してポジションを磐石のものにできるでしょうか。ポジションを磐石のものにしたら、オシムあたりがどう評価するのかも見物ではあります。

U-17、アジアを制覇
北朝鮮に2点先制されたものの、セレッソ柿谷のゴールとアシストもあって、延長戦。途中投入の河野が2点を決めての逆転勝利!
ただ、実は深夜に放送していたそうですけれど見逃しました。不覚…
ともあれ、おめでとう。
今後は世界ユース、更に上の世代でも励んでいってほしいと思います。

平山、FC東京合格デビュー
しつこいようですけど、今のFC東京は「問題児・平山」であってもすがらなければいけないチーム状況ですから、とりあえずホッとしたところでしょうね。
その東京については白羽の矢が立つ人がいるなら、倉又さんには辞任してもらって今年の残りはもう立て直しと仕切りなおしにあてた方がいいんじゃないかという気がします。ガーロもよくありませんでしたが、倉又さんはもっとマズいです。チームとしてのモチベーションを感じられないのでその部分で疑問点があるうえ、ここ4試合は毎試合ハーフタイムで選手交代(うち2試合は2人交替、清水戦は前半終了間際に徳永退場があるのでこれはやむなし)しているわけで事前準備も失敗しつづけているわけですからね。じゃあ監督として何を評価しろと…?
チーム生え抜きではあるのかもしれませんが、彼が指揮し続けていると選手自身も伸びるより縮んでしまいかねませんし。

いいモノは奪え

2006-09-17 23:08:14 | サッカー
朝のエントリで、スウェーデンの2トップを考えている時に参考にしたホジソンおじさんの「困った時は同一チームから2トップ」というのを日本代表に当てはめてみたエントリです。
つまりまあ、何かと理想の11人というのをみんな頭の中で集めてみたりするわけですが、ただま、現実問題としては寄せ集めの11人を思うように機能させるというには極めて困難であります。
となると、実際に機能しているユニットの力をできるだけ頼るという、オシムが最初浦和勢に任せたことを更に推し進めた方が「ああだこうだ」と語録を紐解いたり夢想するよりも実は強くなるのではないかと。
もちろん、単純にユニットだけ集めても仕方ないでしょうから、ポジションごとに核になりそうな選手を集めて、それに応じたチームからユニット強奪というパターンで。

となると、各ポジションでまず核となりうる選手を探してみる…
FW → 佐藤寿人か巻誠一郎、悔い改めれば平山相太(笑)
OH → 松井大輔か中村俊輔、若手世代では梅崎司
DH → 特にいない、敢えて言うなら阿部勇樹、若手も現状はいない
DF → 田中マルクス闘莉王か坪井慶介、若い世代では青山直晃
GK → 川口能活、若い世代では西川周作

ただし、FWに関しては佐藤の相方はウェズレイで巻はチームにいいFWがいないので誰かと組むケースが少ないです。で、日本で1トップを採用しても機能しないことが目に見えている以上、この2人はユニットが組めませんので落第です。まあ、この二人がジーコ時代に冷遇されていたということでユニットになりうるという見方もできますが。
そこでまあ、朝出してみた大分2トップ採用論が出てきます。元々高松はアテネ五輪の代表ですし、松橋は大久保以上に足が速いと評価されていた選手。シャムスカに継続して鍛えられればかなり幅のあるFWになる可能性があります。当然控えは高橋ということで。また、この場合GKを西川にすることでロングフィード一本から得点という可能性を探ることもできますし、サイドに梅崎を使うことで若手の核となりうる梅崎にとってやり易い環境を与えることができます。
となると、大分から4人を選ぶわけで、順位以上の評価ということになりそうですが、傑出した外国人不在の状況で中位をキープしているわけで、外国人が核となっている川崎、浦和、ガンバに偉そうなことは言えないともなりそうです。
ということで、
-----高松----松橋-----
-LH------------梅崎-
-----DH----DH-----
SB---CB----CB---SB
--------西川--------
次に中盤ですが、キープしすぎるのが困り者の俊輔が、大分カルテットを使うことで生きてくるという可能性は出てきます。速い攻めは大分勢の判断に任せて、中盤でキープしているときは俊輔のキープ力と展開力に任せてしまえと。
残る2人をどうするかですが、ここは現状のファーストチョイス鈴木啓太に闘莉王という手を取ってみます。最近の浦和は坪井がやたらと安定していて、闘莉王が結構自由にやっています。そのままでもいいのですが、闘莉王の攻撃センスをより活かすために更に一つあげてみるということで。また、この今やこのポジションにもヘッドの強い選手が必要とされる時代ですから、そういう意味でも闘莉王は一つあげたい。98年のスペインのイエロのDHみたいなものと思っていただければ。
中盤が完成。
-----高松----松橋-----
-俊輔------------梅崎- この二人は逆でも
-----闘莉王----啓太-----
SB----CB----坪井---SB
--------西川--------
最後にDFラインですが、ここはバランスを考えると鹿島勢でしょうか。ガンバ勢というのもアリなんですけれどね。このどちらかということになるのでしょう。

パターンA--------------パターンB
-----高松----松橋---------梅崎---高松---松橋--
-俊輔------------梅崎----------俊輔-------
-----闘莉王----啓太-----------闘莉王----啓太----
新井場--岩政----坪井---内田--家長--山口----坪井--加地
--------西川-----------------西川-------
パターンBは俊輔にとって理想的なチーム編成です。

3-5-2にするなら浦和勢に任せましょう。浦和+大分+俊輔(笑)
-----高松----松橋------
--------俊輔---------
三都主--------------梅崎
-----長谷部----啓太------
---堀ノ内---闘莉王---坪井----
--------西川---------
残った松井大輔とか稲本とか佐藤寿人は適度に織り交ぜつつ使って合うようになってくれば織り交ぜるということで。
オシムは最初の召集の時に「選ぶ選手は日本人でなければならない」と言いましたが、選手を鍛えるのは外国人でも構わないので(笑)、シャムスカ、アウトゥオリあたりには大いに期待したいところです。
オシムは一からジックリ鍛えていくつもりなんでしょうけれど、このくらいの方が代表監督として楽できるじゃないですか。

まあ、シャムスカが来年どこか別のチームに移籍してしまえば全て頓挫してしまいかねませんが(笑)

川嶋に災難?

2006-09-17 19:28:15 | その他スポーツ
明日は川嶋勝重とクリスチャン・ミハレスによるWBC世界スーパーフライ級暫定王者決定戦が行われます。徳山昌守が戻ってくるまでの暫定措置ということですが、多分戻ってこないように思いますので事実上の王者決定戦といっていいでしょうか。
しかし、亀田余波がここにも及んできているようで。
亀田戦の判定めぐり状況説明=解説のガッツ石松は採点公表-JBC(時事通信 9/16 18:31)
日本ボクシングコミッション(JBC)は17日、パシフィコ横浜で18日に行われる世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級暫定王座決定戦のために来日しているWBCの立会人、メジャー・リー氏に対し、日本で試合の判定をめぐり議論が噴出している状況を説明した。
亀田興毅(協栄)が王座を獲得した8月2日の世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦で微妙な判定が問題視されていることを受けた措置。JBCの安河内剛事務局長は「日本の状況を含みおいてほしいと伝えた。今回はベテランのジャッジも入っているからきちんとしてくれるはず」と話した。
また、今回の試合でテレビ解説するガッツ石松氏が、ラウンドごとに自身の採点を発表して視聴者に伝えることになった。近年のボクシング放映では解説者は採点を明らかにしない傾向にあるが、同氏がファンの参考のためにと希望し、テレビ局側が了解した。同氏は亀田戦について「亀田が7ポイント負けていた」などと発言し話題になった。


「日本の状況を含みおいてほしい」というのが何を意味するのかよく分かりませんがどういうことなのでしょうか。「微妙なラウンドで日本人につけるとみんな怒るから、全部相手につけてやってくれ。判定だったら余程明白でない限りは川嶋の負けでいいよ」という風に解釈するのがいたって自然だろうと思うのですが、どうでしょう。
川嶋にとってはいい迷惑以上の何者でもありません。逆はともかく、「自国人が微妙な判定勝ちをしないようよろしく頼む」なんてことを立会人に言うのは世界で日本だけでしょうね(笑)

ついでにガッツ石松の判定についてですが、どうなんですかねぇ。そもそも、勝敗は別として亀田戦の採点は専門家の間ではそんなに差が開かないものだったわけで、一人だけ7ポイント差をつけたガッツさんが信用できるのかなという気もします。彼は国内の試合は沢山見ているでしょうけれど、世界戦とかそんなに見ているようには思えない部分も。日本の昔の基準で採点されるとますます混乱しそうな気もするんですけれど。
判定を解説がつけるというのは大いに賛成しますけれど、海外の判定基準とかをより知っている浜田剛史氏あたりにしてほしいという気はしますね。

というか、これで「川嶋の勝ちでいいかな」というのを相手の勝ちにされたら川嶋は可哀相です。それで怒る人とか出てきたら「何をアホ言ってんねん」ってところですけれどね。
まあ、亀田父史郎に「彼の度量に感謝したい」と言わしめた川嶋ですから、この苦難もプラス方向に受け入れて、乗り越えてくれると信じたいですけれどね。

読書の秋

2006-09-17 17:52:05 | その他
最近は大分涼しくなってきて、どうやら今年はすんなりと秋へ移行したかなと思えるような気候が続いています。九州には台風13号が来ているようで、ご用心くださいませ。

さて、秋というと読書の秋。
深まる夜長をぼんやりと本を読みながら、というのがオツな季節になってきました。
まあ、そうは言っても正直最近読みたい本なんてのも実はあまりないんですけれどね。正確に言うなら、正規価格払ってまで読みたい本…って言うべきですけれど。
基本的にね、ベストセラーとかなるようなのは読まないんですよね。だって1年くらい待てばブックオフで3冊100円になるわけじゃないですか。100万部売ったはいいものの、100万部出てしまい、尚且つそんなに有り難味のあるようなものでもないので捌く時にはもうダブついて焦げ付いて。
私は攻勢限界点とかいう経営とか戦術で使われる用語が具体的に何を指しているのかということはまるきり分かりませんが、とりあえず現在「世界の中心で愛を叫ぶ」やら「神々の指紋」やらが古本屋で置かれている処遇を見ていると、彼らが攻勢限界点を超えてしまったということだけは一目で分かります。こういう本に1000円以上払うのは正直馬鹿馬鹿しく思えるんですよ。また、そういう扱いを受けることになるだろう紙とかパルプとか原材料の木のことを思うととても可哀相に思えてくるんですね。

そういえば、「国家の品格」なんてのは手も出していませんでしたが、破壊王子さんのレビューを見ていて、「全くその通りなのだろう。自分が読んでも100%そういう感想を抱くだろうな」というので共感し、ポケット文庫ではあるものの新渡戸稲造の「武士道」を持っている自分としてはますます読む気を失いました。
「99.9%は仮説」とかいうのはちょっとだけ惹かれるタイトルではありますが、ただ、本屋に沢山積み上げられているのを見ると「これもイマイチなのでは」という気がしてなりません。

そういえば、堀江本とか村上本なんて最近はとんと聞かなくなりました。おそらく100円で売ってそうではありますが、何故彼らは失敗したのかというのを見極めるには読むのもアリかもという気はします(笑)

Frau Trude 2

2006-09-17 17:09:28 | 日々のニュース
[前回までのあらすじ]
好奇心旺盛な人魚姫の妹はトゥルーデおばさんのところに面白いモノがあるという話を聞いて、周囲の制止も聞かずに遊びに出かけました。しかし、トゥルーデおばさんに薪に変えられてしまい、火の中にくべられてしまいました。

(うわーん、みんなの言うこと聞くから助けてー!!)
人魚姫の妹は意思としては泣き喚きますが、当然ながら外に声としては出て行きません。
「むっ!?」
しかし突然、別の方向から不思議な光が薪を照らしました。その光が人魚姫の妹を元の姿に戻してしまいます。
「うわーっ! アチアチアチアチ! 水、水、水、水!」
元に戻るや、慌てて暖炉から逃げ出し、外の井戸へと駆け込みました。
「何者だい! 人様の明かりを奪おうだなんて承知しないよ!」
トゥルーデおばさんが血相を変えて辺りを見ると、カーテンの陰からがちょう番の娘が現れました。
「薪に変えてしまうのは褒められませんわね。

やせ過ぎモデル規制の動き、英、伊にも広がる=著名スーパーモデル締め出しも(時事通信)

薪は細すぎて若い女の子に悪影響を与えますわ」
「与えるか! 邪魔してくれたお礼にお前を変わりに薪に変えてやる!」
トゥルーデおばさんが魔法を唱えますが、全く変化がありません。
「…あれ?」
がちょう番の娘が艶然と笑いました。
「たかだか己の欲望がために闇に落ちたものが、欲望はもちろんのこと高貴な血もひっくるめて闇に落ちた私に勝てるはずなどありません。代償の大きさ、生贄の大きさがそのまま手に入れられるものの大きさにつながるのです。お分かり?」
「!」
「…さあて、私は貴女を何に変えてさしあげましょう」
魔力で上回るがちょう番の娘が手をかざしました。
「うわーっ! やめておくれ!」
トゥルーデおばさんの抗議も実らず、トゥルーデおばさんはキウイに姿を変えられてしまいました。
「この丸っこいシルエットこそ、今の若い女の子とファッション界に必要なものですのよ。トゥルーデおばさん」
(こらーっ! 何てことしてくれんだい! 早く戻すんだよ!)
トゥルーデおばさんの抗議を無視して、がちょう番の娘は家の外に出ました。人魚姫の妹はまだ井戸に浸っています。
「怖かったでしょう? キウイでも食べません? 元気になりますよ」

押切もえ「キウイで元気になって」(デイリースポーツ)

(ぎえーっ!?)
「あ、ありがとうございます。いただきまーす」
人魚姫の妹は大きな口を開けてそのままキウイを食べつくしてしまいました。食べ終わるとお礼を言いました。
「助けてくれてありがとうございます」
「お気になさらずとも結構ですよ」
がちょう番の娘は微笑みながら手をかざしました。
「貴女がいれば人魚姫のコントロールもしやすいでしょうし」
「え、えええっ?」
がちょう番の娘はキウイを食べ終えた人魚姫の妹をあっと言う間にがちょうに変えてしまいました。
(ち、ちょっとー。何するのよー!?)
妹は抗議しますが当然「ガア、ガア」となるばかりです。
「クスッ。ドラゴンポールを集めた後、どうやって人魚姫を料理しようか色々考えていましたけれど、貴女を取引材料にすれば簡単ですわね」
一難去ってまた一難、がちょうに変えられてしまった人魚姫の妹は当分元に戻れそうにありません。
「ガァーッ」
哀しそうに鳴くばかりでした。

となると、ズラタンは悪さばかりしているから犬に変えられてしまったのか…(笑)

みんな大暴れ

2006-09-17 12:11:07 | サッカー
プレミア・ポーツマスが一暴れ
今日試合のあるユナイテッドに先駆けて勝利。暫定トップにたちました。

ズラタン大暴れを受けて
さてブローギューラはどうしよう。
1.アルベックとエルマンダーの2トップ
リヒテンシュタイン戦ではこれ。エルマンダーは単純な北欧系FWでズラタンのような技巧は望むべくもないも、無骨に邁進してくれるという点では頼りになる存在ではあります。
2.エルマンダーとロセンベリの2トップ
若手二人で2トップ形成。向こう5年はこれで行くという形。問題はロセンベリがアヤックスで完全にポジションを失ってしまった点。
3.エルマンダーとアンデシュの2トップ
国内で好調のアンデシュに頼ろうという事実上の1トップ。ただドイツ戦で大失敗したので多分使われることはなさそう。
4.エルマンダーとリュンクベリの2トップ
アーセナルでFWもやらされるリュングベリの決定力はスウェーデン一。ならば前で使ってしまえというもの。リュングベリの位置にはステンマンかベルグルンを起用すればさほど力は落ちない。個人的には最高の解決策と思うものの、序列を重視するラガーベックがこの采配をとることはなさそう。
5.アルベックとベルグルンの2トップ
最近好調のフィンランド方式・同一クラブチームで2トップ(フィンランドはヤーリとヨハンソン)を形成しようというもの。FWは微妙な連携・呼吸で全く変わるので少々の能力差は補えるうえ、エルマンダーが絶対的な存在でないことを考えれば急場しのぎとしてはこれもアリか。ちなみにこれを現在実践している代表チームは意外なほど少ない。
ま、この5つのうちのどれかでしょう。

久保も大暴れ
前半26分で退場していたので何をしたんだろうと思っていたら、対戦相手のマーカーにぶち切れて頭突きを三発見舞ったのだそう。数試合の出場停止が決定的で、何とも残念。

福岡サポも
試合終了後、1時間近く抗議活動をしていたそうです。チーム状態が良くないとこういうことにもなってしまうでしょうね。

気付いたら播戸が
13点で日本人得点王なのだとか。試合出場時間が他の代表FWと比べてかなり短いですし、かなり頼りになりますね。佐藤とチビッコ2トップ(田中達也は昨日の出来ではちょっと厳しい)を組むなんてことも?
ちなみに上述の同一チーム2トップ方式を採用するなら日本の2トップに今一番最適なのは高松と松橋の大分コンビのようです。昨日は沈黙しておりましたが。

Frau Trude

2006-09-16 22:33:38 | 日々のニュース
昔々、海底の奥深くにとても生意気でわがままな人魚がおりました。
人魚は15歳にならないと地上に出てはならないのですが、ある日この人魚は「地上にいるトゥルーデおばさんという人のところには珍しいものが一杯ある」という話を聞き、いてもたってもいられなくなりました。
「あたしを止められるものなんか、この世にあるわけないんだから」
そう言って、人魚は親の目を盗んで逃げ出すと、スイスイ泳いで地上に上がっていきました。
地上に上がると、そこには姉の人魚姫がいました。人魚姫は苦労してドラゴンポールを集めているところでした(笑)。
「まあ、どうしてあなたは地上に上がってきたの? まだ15歳になっていないじゃない」
人魚姫は妹をいさめます。
「だって、トゥルーデおばさんって人が珍しいものを持っているって言うからいてもたってもいられなくって」
「トゥルーデおばさん?」
人魚姫は連れている犬のズラタンに聞きました。
「俺様が聞くにはそのおばさんはとっても悪人らしい。俺様を代表から追放したラガーベックの親父と並んでこの地上でもっとも悪賢い奴って評判だぜ」
「…そんなところに行ったらダメ。絶対にダメ!」
人魚姫は血相を変えて妹を止めました。ズラタンに「悪い奴」と言わせるほどの女ならきっと魔女に違いありません。
しかし、妹は誠実で真面目な人魚姫とは違ってわがままな性格でしたので、まるで聞こうとしませんでした。

【こぼれ話】人魚像に“妹"が誕生=デンマーク(時事通信)


「お姉ちゃんはそんなだから何時まで経っても気苦労が絶えないのよ! あたしみたいに奔放に生きるのが楽しいんだって!」
そう言って、森の方へ行ってしまいました。
「ああ、あの子は本当に人の言うことを聞かないんだから…」
「世の中には困った奴もいたものだな」
ズラタンも含めてな。
「ところでどういうところが悪いの?」
「あいつが地上にもたらしたのは邪悪さと残酷さだけだといわれるくらいにだ」

イスラムは「邪悪」=ローマ法王発言に怒り広がる(時事通信)

「………」
人魚姫は妹の消えた森の方をじーっと見つめていました。

さて、姉と別れた人魚姫の妹は森の中をひた歩き(姉は薬で足を得たがこの妹はどうしたのだという突っ込みはなしで)、遂にトゥルーデおばさんのところにつきました。
しかし、家の周囲には妹が見たことのない不気味な男達がいました。そこで急いで中に入りました。
やってきた妹を見るなりトゥルーデおばさんは言いました。
「おや、ノックも無しに失礼だね。おやおや、おまえはどうしてそんなに青い顔をしているんだい?」
「あたし怖くって。おばあさんの家のところで真っ黒い男を見たの」
「それはきっと炭を焼く男だね」
「それから、真っ青な男も見たわ」
「それはきっと狩人だね」
「真っ赤な人もいたの」
「肉をさばく職人さね」
「…で、で、窓の中を除くと、頭が火で燃えているオニが見えたの」
トゥルーデおばさんはニヤリと笑いました。
「そうかい。気にすることはないよ。おまえは魔女が馬鹿な娘を料理するために化粧をするところを見ただけだ。そう、おまえさんみたいな親の言うことも、姉の言うことも聞かない馬鹿娘のね
さあ、こっちへおいで」
トゥルーデおばさんが手をかざすと、妹はアッと言う間に薪に変えられてしまいました。
(わわわ、あたしどうなっちゃったの?)
かすかに意思が残りましたが、当然薪が話せるはずもありません。
おばあさんは薪をつかむと火の中にくべました。
(いやーっ!!)
おばあさんはうれしそうにつぶやきました。
「どうだい。明るいじゃないか」
(やだやだ。死んじゃうよ。助けて…お父さん、お母さん……お姉ちゃん…)
人魚姫の妹はこのまま炎の中で燃え尽きて、あえなく散ってしまうのでしょうか?