川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

パリーグ天王山第一ラウンド

2006-09-12 22:56:35 | 野球
時間がそんなあるわけでもないのに、相撲と野球を見ておりました。
相撲は昇進のかかる白鵬と雅山が揃って勝ったものの、栃東が今場所初めてまともに相撲を取ったのに苦労しなずらも勝った雅山はともかく、玉の島に押されてバタバタしたあげく、辛うじて勝った白鵬は二日目に続いて内容が良くありません。解説にも「相撲以外のことを考えてとっている」とか言われていましたが、本当にそんな感じでこのままでは13勝どころか中盤負けが込むかもという気が。
一方、欧州勢が好調で琴欧州、黒海、露鵬あたりが揃って白星。黒海は千代大海に押し勝っての勝利でナイスな反面、千代大海はどうやねんという感じですかね。露鵬が好調なのは何となく嬉しいですよ(笑)

で、野球はスワ-ベイ戦は牛島退任ということもありますし、久々神宮にでも行こうと思っていたら雨で中止。なのでパの天王山第一ラウンドライオンズ-ファイターズを見ておりました。
初回から八木が長打を浴びせられあっさり3失点。しかしライオンズの先発ギッセルも良くありません。セギノールの適時打と稲葉の3ランで4点をくらいあっさりと逆転を許します。スワはどうして稲葉を出したんだろうか…?
逆転してもらった八木も立ち直れずに3回にあっさりと降板。まあ、そろそろ疲れとか賞などの重圧もありますかね。解説は「次がある」と言っていましたが、かなり疲労などもありそうで、サポート体制を整えた方がいいかもしれません。
しかし八木の後を受けた押本が気迫のピッチングでライオンズを抑えると、その裏ギッセルが四球四球で満塁のピンチを作って新庄に犠牲フライ。
再びリードしたファイターズは続く4回にも許銘傑を攻め立てて満塁のチャンスを作ってセギノールがセンターへ強烈な犠牲フライ…というかライナー。これは赤田がよく背走して取ったんですけれどね。
この後、ライオンズは8回に江藤が岡島からタイムリーを打って1点差に詰め寄ったものの最後はMICHEALに抑えられてジ・エンド。
パは首位から3位までが0.5差に入る展開になってしまいました。

スポナビなどでどこが有利かなどとやっていましたけれど、ここまでくるとほとんど関係ないような気はします。ま、それでも、負けが少ない分勝率ではライオンズがちょっと有利かなという気はしますが。
プレーオフ第二Rでは1位チームに無条件に1勝が与えられるルールになり、その時に「0.5差とかゲーム差無し勝率差で2位だったチームが2勝2敗で涙を呑んだら、おまけにそれがホークスだったりしたらみんな何を言うんだろう」とかへらず口を言ってみたりしましたが、本当にそんなことがありうるかもという展開になってきましたね。

そういえば、清原がもう一年現役続行をすることを決めたようで…
もうケガがちの体はどうにもならないのでしょうけれど、最後の一年、せめて100試合くらいには出て欲しいところですね。半分程度でしかも代打がほとんどで2億以上の年俸というのはかなり無理があります。
まあ、スワのPMも似たようなものですが…

海中不法投棄

2006-09-12 20:38:04 | 日々のニュース
西アフリカの方で外国船が有害物質を不法投棄していたことで大きな被害が出ているのだそうです。
西アフリカ近海で有害物資投棄、6人死亡・9千人被害(読売新聞)
情報不足でどういう経緯になっているのか分からないとかありますが、現地では内閣が総辞職するような事態にもなっているようです。
ただまあ、この総辞職の理由も不法投棄を見逃していたからなのか、実は不法投棄というよりかは一定の投棄を認めていて、そのことに関する情報隠蔽を図っていたからなのかとか色々複雑な部分もありそうな気はします。まあ、政治的に色々混乱している国ですし、どこかの企業がその間隙をついてというところはあったのかもしれませんね。外国船というのがどこの国籍の船なのか分かっているのか分かっていないのかは不明ですが、生き馬の目を抜くかのような恐ろしい話です…

とはいえ、他山の石なのかというとそうでもないかもしれません。
日本でも田舎の山間で色々産業廃棄物が不法投棄されているという話もありますし、程度の差こそあれどこも結構危険な状態になっているのかもしれません。天然水などの中に重金属あたりが溶け込んでいて有害成分を帯びている…なんてこともありえたりするのかもしれませんしね。
死傷に至るような有害物質ではないものの、前田建設の社員が不法投棄で逮捕されたという話もありましたしね。前田建設だけでないかもしれないわけですし、あるいは危険物質だってやっているのかもしれませんしね。
し尿を横浜港に不法投棄=前田建設社員2人を逮捕-横浜海上保安部(時事通信)

CLも開幕

2006-09-12 14:45:51 | サッカー
チャンピオンズリーググリープリーグ初戦
ABCDの4グループ8試合が予定されています。
波乱が起きうるとすれば、アイントホーフェンでのPSV-リヴァプールとリスボンとスポルティング-インテル、アテネでのオリンピアコス-バレンシアあたりでしょうか。
PSVがレッズに勝っても本当は波乱でも何でもないのですが(笑)、世間的なイメージを加味すると。新加入のカイトにしてもPSVの面々はある程度分かっているでしょうし。
残る二試合はインテルはカンビアッソを休ませるなど若干落とし気味らしいのでそのあたりにスポルティングがつけこめれば。また、ギリシアのチームはホームでは結構やりますからバレンシアも苦戦するかもしれません。
チェルシー-ブレーメンはすんなりチェルシーが勝つだろうという気はします。

スペイン代表
何でもアラゴネスが一回辞任を表明したものの、協会の強い慰留を受けて保留となったのだそうで。
辞任表明の部分を見逃しましたので経緯が良く分かりませんが、こういう二転三転の事態で残留などということになってもチームは動揺し分解作用を起こすだけのような気が。アラゴネスの指導力とか選手の能力云々は別としてもう替えるしかないんじゃないかという気もしますが。
ま~、アラゴネスのまま来てくれればストックホルムかソルナでブローギューラがスペインに引導を渡してあげることになるわけですが、どうなりますかね。

ジダンとマテラッツィの和解活動
マテラッツィが自宅にジダンを招待したとか、マンデラさんの幽閉されていたロベン島に二人を招待する企画をFIFAが持っているとか色々ある模様。

昔イングランドのブックメーカーが「ブルックリン・ベッカムが将来イングランド代表になってアルゼンチンとの試合でシメオネの子供を蹴って退場になるオッズ」とか発表していましたけれど、「エンツォ・ジダンがマテラッツィ(男の子がいるのかどうか調べてませんが)の子供にワールドカップ決勝で頭突きをするオッズ」なんてのはないのでしょうか(笑)

稲本高評価
問題はこの評価が何時まで続くということでしょうね。彼の場合波が本当に激しいですから。

Den Lille Havfrue 2

2006-09-12 04:32:31 | 日々のニュース
[前回までのあらすじ]
初めて海上に出た人魚姫は嵐で遭難した王子様を助け、浜辺へと上がります。そこに悪魔の使いがちょう番の娘が現れて…

「…あの、私、やっぱり皆さんに謝って、何とか許してもらいます」
人魚姫は弱気な表情で口を開きました。
「何年かかっても、誠意があればきっと伝わると思いますから…」
がちょう番の娘は冷笑を浮かべ、水晶球を取り出しました。
「貴女の選択は、そんな簡単なものではないと思いますよ」
水晶球は海辺の城を映し出しておりました。そこにはズラリと旗を持った兵士が並んでいます。
「羅将バン様の遺体が流れ着きました」
「…讃えよ!」
一人の男が命令すると、旗持ちが一斉に旗を掲げました。水中に浮かぶ屈強な男の遺体に命令した男が歩み寄ります。
「…バン」
男は遺体を抱きかかえました。
「安らかに眠るがいい。おまえの敵はこの俺が、必ず!」
水晶球に映っていた風景が消えました。
「あのバンは船に乗っていた人です。見覚えがあるのではありませんか?」
「う、うぅ…」
「そして、あのヒョウガなる男はもう一人の羅将であり、そして双方ともに記憶はないけれど実はそこに眠る王子様の兄なのです!」
がちょう番の娘、勝ち誇ったかのような笑みを浮かべました。
「貴女は王子様を助けてしまったために、王子様の兄の強敵(とも)を死に至らしめたのです。もはや兄弟の対決は必至…ということですわね」
「ガーン!」
「…貴女には悠長に他人の許しなど乞うている時間はないのです。私とともに参る以外に更生する道はありません」
「で、では、どうすればいいのでしょう?」
人魚姫はすがるようにがちょう番の娘を見上げました。
「簡単です。貴女が見捨てた船の人達が全員生き返れば、貴女は誰も見捨てなかったことになります。つまり、船に乗っていた人を全員生き返らせればいいのです」
「そ、そんなことが地上ではできるのでしょうか?」
「もちろん普通には無理です。しかし、この世に七つある竜の棒・ドラゴンポール(bではなくp[笑])を集めて、七つ集めたら呼び出せるという神竜に頼めばいいのです」
「ドラゴンポール…」
「貴女に残された道はそれしかないのです」
「……ですが、私には足がありません」
確かに人魚姫の下半身は魚のままです。これでは陸上で動くことができません。
「ふむ。まあ、足の問題解決までやると3000字を超える超長文になりますので、それは今後に引き継ぐとしましょう。あとは仲間が足りませんわね。仲間がいないとこれから待ち受ける困難をしのぐことは到底不可能でしょう」
「えっ、私を助けてくれないんですか?」
「何も悪いことをしていない私がどうして貴女を助ける必要があるというのでしょうか? 大体口調が同じなので読む側も混同しそうではないですか。ここまであれこれ考えてあげているだけでも感謝してもらうべきなのですよ」
「す、すみません…」
人のいい人魚姫はがちょう番の娘の言葉をそのまま信じ込みました。
「そうそう。頼りになる犬がおりますので、これを仲間として使ってください」
がちょう番の娘はがちょうの番犬を一匹連れてきました。それは白と黒のストライプの奇麗な犬でした。
「まあ、何とも端正な犬…あっ?」
人魚姫が犬の頭を撫でようとすると、突然犬が光り輝き、白と黒のストライプは青と黒のストライプになりました。
「この犬はズラタンといい、技巧・パワー・スピードを兼ね備えたスーパードッグです。ただし、自分勝手で気に入らないことがあると主人であってもすぐに噛みつきますので気をつけてください」
「そんな犬しかいないんですか?」
人魚姫の抗議を無視してがちょう番の娘はズラタンに話しかけます。
「ズラタン。これからは人魚姫のために頑張るのですよ」
「ワンワン(訳:給料と三食とおやつをきちんとくれて、休暇もしっかりくれるなら、しんどくならない程度に頑張るぜ)」
「おやつまでいるんですか」
「ワン、ワン(訳:そんなの常識さ)」

「男おやつ」が常識に(IT media)

「……」
「それでは、足の問題をどうにか解決しましょう。ついてきてください」
「は、はい…」
人魚姫は、地上は甘くないのだということを思い知りました。

続く