川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

いいモノは奪え

2006-09-17 23:08:14 | サッカー
朝のエントリで、スウェーデンの2トップを考えている時に参考にしたホジソンおじさんの「困った時は同一チームから2トップ」というのを日本代表に当てはめてみたエントリです。
つまりまあ、何かと理想の11人というのをみんな頭の中で集めてみたりするわけですが、ただま、現実問題としては寄せ集めの11人を思うように機能させるというには極めて困難であります。
となると、実際に機能しているユニットの力をできるだけ頼るという、オシムが最初浦和勢に任せたことを更に推し進めた方が「ああだこうだ」と語録を紐解いたり夢想するよりも実は強くなるのではないかと。
もちろん、単純にユニットだけ集めても仕方ないでしょうから、ポジションごとに核になりそうな選手を集めて、それに応じたチームからユニット強奪というパターンで。

となると、各ポジションでまず核となりうる選手を探してみる…
FW → 佐藤寿人か巻誠一郎、悔い改めれば平山相太(笑)
OH → 松井大輔か中村俊輔、若手世代では梅崎司
DH → 特にいない、敢えて言うなら阿部勇樹、若手も現状はいない
DF → 田中マルクス闘莉王か坪井慶介、若い世代では青山直晃
GK → 川口能活、若い世代では西川周作

ただし、FWに関しては佐藤の相方はウェズレイで巻はチームにいいFWがいないので誰かと組むケースが少ないです。で、日本で1トップを採用しても機能しないことが目に見えている以上、この2人はユニットが組めませんので落第です。まあ、この二人がジーコ時代に冷遇されていたということでユニットになりうるという見方もできますが。
そこでまあ、朝出してみた大分2トップ採用論が出てきます。元々高松はアテネ五輪の代表ですし、松橋は大久保以上に足が速いと評価されていた選手。シャムスカに継続して鍛えられればかなり幅のあるFWになる可能性があります。当然控えは高橋ということで。また、この場合GKを西川にすることでロングフィード一本から得点という可能性を探ることもできますし、サイドに梅崎を使うことで若手の核となりうる梅崎にとってやり易い環境を与えることができます。
となると、大分から4人を選ぶわけで、順位以上の評価ということになりそうですが、傑出した外国人不在の状況で中位をキープしているわけで、外国人が核となっている川崎、浦和、ガンバに偉そうなことは言えないともなりそうです。
ということで、
-----高松----松橋-----
-LH------------梅崎-
-----DH----DH-----
SB---CB----CB---SB
--------西川--------
次に中盤ですが、キープしすぎるのが困り者の俊輔が、大分カルテットを使うことで生きてくるという可能性は出てきます。速い攻めは大分勢の判断に任せて、中盤でキープしているときは俊輔のキープ力と展開力に任せてしまえと。
残る2人をどうするかですが、ここは現状のファーストチョイス鈴木啓太に闘莉王という手を取ってみます。最近の浦和は坪井がやたらと安定していて、闘莉王が結構自由にやっています。そのままでもいいのですが、闘莉王の攻撃センスをより活かすために更に一つあげてみるということで。また、この今やこのポジションにもヘッドの強い選手が必要とされる時代ですから、そういう意味でも闘莉王は一つあげたい。98年のスペインのイエロのDHみたいなものと思っていただければ。
中盤が完成。
-----高松----松橋-----
-俊輔------------梅崎- この二人は逆でも
-----闘莉王----啓太-----
SB----CB----坪井---SB
--------西川--------
最後にDFラインですが、ここはバランスを考えると鹿島勢でしょうか。ガンバ勢というのもアリなんですけれどね。このどちらかということになるのでしょう。

パターンA--------------パターンB
-----高松----松橋---------梅崎---高松---松橋--
-俊輔------------梅崎----------俊輔-------
-----闘莉王----啓太-----------闘莉王----啓太----
新井場--岩政----坪井---内田--家長--山口----坪井--加地
--------西川-----------------西川-------
パターンBは俊輔にとって理想的なチーム編成です。

3-5-2にするなら浦和勢に任せましょう。浦和+大分+俊輔(笑)
-----高松----松橋------
--------俊輔---------
三都主--------------梅崎
-----長谷部----啓太------
---堀ノ内---闘莉王---坪井----
--------西川---------
残った松井大輔とか稲本とか佐藤寿人は適度に織り交ぜつつ使って合うようになってくれば織り交ぜるということで。
オシムは最初の召集の時に「選ぶ選手は日本人でなければならない」と言いましたが、選手を鍛えるのは外国人でも構わないので(笑)、シャムスカ、アウトゥオリあたりには大いに期待したいところです。
オシムは一からジックリ鍛えていくつもりなんでしょうけれど、このくらいの方が代表監督として楽できるじゃないですか。

まあ、シャムスカが来年どこか別のチームに移籍してしまえば全て頓挫してしまいかねませんが(笑)

川嶋に災難?

2006-09-17 19:28:15 | その他スポーツ
明日は川嶋勝重とクリスチャン・ミハレスによるWBC世界スーパーフライ級暫定王者決定戦が行われます。徳山昌守が戻ってくるまでの暫定措置ということですが、多分戻ってこないように思いますので事実上の王者決定戦といっていいでしょうか。
しかし、亀田余波がここにも及んできているようで。
亀田戦の判定めぐり状況説明=解説のガッツ石松は採点公表-JBC(時事通信 9/16 18:31)
日本ボクシングコミッション(JBC)は17日、パシフィコ横浜で18日に行われる世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級暫定王座決定戦のために来日しているWBCの立会人、メジャー・リー氏に対し、日本で試合の判定をめぐり議論が噴出している状況を説明した。
亀田興毅(協栄)が王座を獲得した8月2日の世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦で微妙な判定が問題視されていることを受けた措置。JBCの安河内剛事務局長は「日本の状況を含みおいてほしいと伝えた。今回はベテランのジャッジも入っているからきちんとしてくれるはず」と話した。
また、今回の試合でテレビ解説するガッツ石松氏が、ラウンドごとに自身の採点を発表して視聴者に伝えることになった。近年のボクシング放映では解説者は採点を明らかにしない傾向にあるが、同氏がファンの参考のためにと希望し、テレビ局側が了解した。同氏は亀田戦について「亀田が7ポイント負けていた」などと発言し話題になった。


「日本の状況を含みおいてほしい」というのが何を意味するのかよく分かりませんがどういうことなのでしょうか。「微妙なラウンドで日本人につけるとみんな怒るから、全部相手につけてやってくれ。判定だったら余程明白でない限りは川嶋の負けでいいよ」という風に解釈するのがいたって自然だろうと思うのですが、どうでしょう。
川嶋にとってはいい迷惑以上の何者でもありません。逆はともかく、「自国人が微妙な判定勝ちをしないようよろしく頼む」なんてことを立会人に言うのは世界で日本だけでしょうね(笑)

ついでにガッツ石松の判定についてですが、どうなんですかねぇ。そもそも、勝敗は別として亀田戦の採点は専門家の間ではそんなに差が開かないものだったわけで、一人だけ7ポイント差をつけたガッツさんが信用できるのかなという気もします。彼は国内の試合は沢山見ているでしょうけれど、世界戦とかそんなに見ているようには思えない部分も。日本の昔の基準で採点されるとますます混乱しそうな気もするんですけれど。
判定を解説がつけるというのは大いに賛成しますけれど、海外の判定基準とかをより知っている浜田剛史氏あたりにしてほしいという気はしますね。

というか、これで「川嶋の勝ちでいいかな」というのを相手の勝ちにされたら川嶋は可哀相です。それで怒る人とか出てきたら「何をアホ言ってんねん」ってところですけれどね。
まあ、亀田父史郎に「彼の度量に感謝したい」と言わしめた川嶋ですから、この苦難もプラス方向に受け入れて、乗り越えてくれると信じたいですけれどね。

読書の秋

2006-09-17 17:52:05 | その他
最近は大分涼しくなってきて、どうやら今年はすんなりと秋へ移行したかなと思えるような気候が続いています。九州には台風13号が来ているようで、ご用心くださいませ。

さて、秋というと読書の秋。
深まる夜長をぼんやりと本を読みながら、というのがオツな季節になってきました。
まあ、そうは言っても正直最近読みたい本なんてのも実はあまりないんですけれどね。正確に言うなら、正規価格払ってまで読みたい本…って言うべきですけれど。
基本的にね、ベストセラーとかなるようなのは読まないんですよね。だって1年くらい待てばブックオフで3冊100円になるわけじゃないですか。100万部売ったはいいものの、100万部出てしまい、尚且つそんなに有り難味のあるようなものでもないので捌く時にはもうダブついて焦げ付いて。
私は攻勢限界点とかいう経営とか戦術で使われる用語が具体的に何を指しているのかということはまるきり分かりませんが、とりあえず現在「世界の中心で愛を叫ぶ」やら「神々の指紋」やらが古本屋で置かれている処遇を見ていると、彼らが攻勢限界点を超えてしまったということだけは一目で分かります。こういう本に1000円以上払うのは正直馬鹿馬鹿しく思えるんですよ。また、そういう扱いを受けることになるだろう紙とかパルプとか原材料の木のことを思うととても可哀相に思えてくるんですね。

そういえば、「国家の品格」なんてのは手も出していませんでしたが、破壊王子さんのレビューを見ていて、「全くその通りなのだろう。自分が読んでも100%そういう感想を抱くだろうな」というので共感し、ポケット文庫ではあるものの新渡戸稲造の「武士道」を持っている自分としてはますます読む気を失いました。
「99.9%は仮説」とかいうのはちょっとだけ惹かれるタイトルではありますが、ただ、本屋に沢山積み上げられているのを見ると「これもイマイチなのでは」という気がしてなりません。

そういえば、堀江本とか村上本なんて最近はとんと聞かなくなりました。おそらく100円で売ってそうではありますが、何故彼らは失敗したのかというのを見極めるには読むのもアリかもという気はします(笑)

Frau Trude 2

2006-09-17 17:09:28 | 日々のニュース
[前回までのあらすじ]
好奇心旺盛な人魚姫の妹はトゥルーデおばさんのところに面白いモノがあるという話を聞いて、周囲の制止も聞かずに遊びに出かけました。しかし、トゥルーデおばさんに薪に変えられてしまい、火の中にくべられてしまいました。

(うわーん、みんなの言うこと聞くから助けてー!!)
人魚姫の妹は意思としては泣き喚きますが、当然ながら外に声としては出て行きません。
「むっ!?」
しかし突然、別の方向から不思議な光が薪を照らしました。その光が人魚姫の妹を元の姿に戻してしまいます。
「うわーっ! アチアチアチアチ! 水、水、水、水!」
元に戻るや、慌てて暖炉から逃げ出し、外の井戸へと駆け込みました。
「何者だい! 人様の明かりを奪おうだなんて承知しないよ!」
トゥルーデおばさんが血相を変えて辺りを見ると、カーテンの陰からがちょう番の娘が現れました。
「薪に変えてしまうのは褒められませんわね。

やせ過ぎモデル規制の動き、英、伊にも広がる=著名スーパーモデル締め出しも(時事通信)

薪は細すぎて若い女の子に悪影響を与えますわ」
「与えるか! 邪魔してくれたお礼にお前を変わりに薪に変えてやる!」
トゥルーデおばさんが魔法を唱えますが、全く変化がありません。
「…あれ?」
がちょう番の娘が艶然と笑いました。
「たかだか己の欲望がために闇に落ちたものが、欲望はもちろんのこと高貴な血もひっくるめて闇に落ちた私に勝てるはずなどありません。代償の大きさ、生贄の大きさがそのまま手に入れられるものの大きさにつながるのです。お分かり?」
「!」
「…さあて、私は貴女を何に変えてさしあげましょう」
魔力で上回るがちょう番の娘が手をかざしました。
「うわーっ! やめておくれ!」
トゥルーデおばさんの抗議も実らず、トゥルーデおばさんはキウイに姿を変えられてしまいました。
「この丸っこいシルエットこそ、今の若い女の子とファッション界に必要なものですのよ。トゥルーデおばさん」
(こらーっ! 何てことしてくれんだい! 早く戻すんだよ!)
トゥルーデおばさんの抗議を無視して、がちょう番の娘は家の外に出ました。人魚姫の妹はまだ井戸に浸っています。
「怖かったでしょう? キウイでも食べません? 元気になりますよ」

押切もえ「キウイで元気になって」(デイリースポーツ)

(ぎえーっ!?)
「あ、ありがとうございます。いただきまーす」
人魚姫の妹は大きな口を開けてそのままキウイを食べつくしてしまいました。食べ終わるとお礼を言いました。
「助けてくれてありがとうございます」
「お気になさらずとも結構ですよ」
がちょう番の娘は微笑みながら手をかざしました。
「貴女がいれば人魚姫のコントロールもしやすいでしょうし」
「え、えええっ?」
がちょう番の娘はキウイを食べ終えた人魚姫の妹をあっと言う間にがちょうに変えてしまいました。
(ち、ちょっとー。何するのよー!?)
妹は抗議しますが当然「ガア、ガア」となるばかりです。
「クスッ。ドラゴンポールを集めた後、どうやって人魚姫を料理しようか色々考えていましたけれど、貴女を取引材料にすれば簡単ですわね」
一難去ってまた一難、がちょうに変えられてしまった人魚姫の妹は当分元に戻れそうにありません。
「ガァーッ」
哀しそうに鳴くばかりでした。

となると、ズラタンは悪さばかりしているから犬に変えられてしまったのか…(笑)

みんな大暴れ

2006-09-17 12:11:07 | サッカー
プレミア・ポーツマスが一暴れ
今日試合のあるユナイテッドに先駆けて勝利。暫定トップにたちました。

ズラタン大暴れを受けて
さてブローギューラはどうしよう。
1.アルベックとエルマンダーの2トップ
リヒテンシュタイン戦ではこれ。エルマンダーは単純な北欧系FWでズラタンのような技巧は望むべくもないも、無骨に邁進してくれるという点では頼りになる存在ではあります。
2.エルマンダーとロセンベリの2トップ
若手二人で2トップ形成。向こう5年はこれで行くという形。問題はロセンベリがアヤックスで完全にポジションを失ってしまった点。
3.エルマンダーとアンデシュの2トップ
国内で好調のアンデシュに頼ろうという事実上の1トップ。ただドイツ戦で大失敗したので多分使われることはなさそう。
4.エルマンダーとリュンクベリの2トップ
アーセナルでFWもやらされるリュングベリの決定力はスウェーデン一。ならば前で使ってしまえというもの。リュングベリの位置にはステンマンかベルグルンを起用すればさほど力は落ちない。個人的には最高の解決策と思うものの、序列を重視するラガーベックがこの采配をとることはなさそう。
5.アルベックとベルグルンの2トップ
最近好調のフィンランド方式・同一クラブチームで2トップ(フィンランドはヤーリとヨハンソン)を形成しようというもの。FWは微妙な連携・呼吸で全く変わるので少々の能力差は補えるうえ、エルマンダーが絶対的な存在でないことを考えれば急場しのぎとしてはこれもアリか。ちなみにこれを現在実践している代表チームは意外なほど少ない。
ま、この5つのうちのどれかでしょう。

久保も大暴れ
前半26分で退場していたので何をしたんだろうと思っていたら、対戦相手のマーカーにぶち切れて頭突きを三発見舞ったのだそう。数試合の出場停止が決定的で、何とも残念。

福岡サポも
試合終了後、1時間近く抗議活動をしていたそうです。チーム状態が良くないとこういうことにもなってしまうでしょうね。

気付いたら播戸が
13点で日本人得点王なのだとか。試合出場時間が他の代表FWと比べてかなり短いですし、かなり頼りになりますね。佐藤とチビッコ2トップ(田中達也は昨日の出来ではちょっと厳しい)を組むなんてことも?
ちなみに上述の同一チーム2トップ方式を採用するなら日本の2トップに今一番最適なのは高松と松橋の大分コンビのようです。昨日は沈黙しておりましたが。