あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2024年長月蝶人映画劇場その3

2024-09-15 09:17:45 | Weblog

西暦2024年長月蝶人映画劇場その3

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3743~47

 

1)アルフレッド・ヒッチコック監督の「サイコ」

1960年の傑作スリラー。アンソニー・パーキンスの快演は見事。ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズが美しい。

 

2)リチャード・フランクリン監督の「サイコ2」

前作の1983年の続編。まだ治っていなかったアンソニー・パーキンスと彼に惚れた女(ヴェラ・マイルズの娘)が登場人物をすべて殺してしまう。

 

3)アンソニー・パーキンス監督の「サイコ3」

1986年の第3作はアンソニー・パーキンス自身の演出で、しつこくサイコの後日談をでっち上げるが、それは冒頭の「めまい」の引用を見ても分かるように、もはやヒッチ病の後遺症というてもよろしいだろう。

 

4)シドニー・ルメット「十二人の怒れる男」

12対1のヘンリー・フォンダが最後の反対者リー・J・コップを説得して殺人犯に擬せられた少年を全員一致で無罪に導くまでの1957年の見事な密室裁判劇。

 

5)内田吐夢監督の「自分の穴の中で」

石川達三の原作を、三国連太郎、月丘夢路、北原三枝、宇野重吉、金子信雄などでどろどろの人間関係を1955年に映画化。

 

今日もまた妻子に伝言ひとつせず全国各地に出張するひと 蝶人

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<ササキマコト>の主題に拠る48の変奏曲~第4篇 第31変奏曲から第48変奏曲まで

2024-09-14 09:52:13 | Weblog

 

これでも詩かよ 第321回

 

第31変奏曲

世界最高級のヴァイオリニストとして、内外の尊崇を浴びている彼だったが、いくつかの有名曲を絶対に手掛けないのは、それを弾くと、おのれがただちに死んでしまうと知っているからだった。

 

第32変奏曲

長針が12時にやって来た時に、おらっちがしっかりつかまえたので、時計は無事に元に戻ったのよ。

 

第33変奏曲

家族全員が出かけて私しかいなかったとき、もう若くないピンクのラバースーツを纏った女がやってきて、「もうすぐ地球に大洪水が起こるから、これを買っといた方がいいですよ」と勧めたが、「わしはまたノのアの箱舟に乗るからいいや」と断った。

 

第34変奏曲

マイナカードによるAI検索で、リベラルないしは反権力派と見做されると、ただちに警察の特殊部隊が派遣され、有無を言わさず検挙され、徹底的に拷問された挙句に抹殺されるのだった。

 

第35変奏曲

革マルのナリオカ選手がいうに事欠いて、偉そうに「お前たちはインポだ」と決めつけのだが、おらっちは、そういう夫子自身が間違いなくインポなのだと思うに至った。

 

第35変奏曲

また台風が来襲して集中豪雨だというので、エイヤっと畳をめくってみたら、床下を轟轟と泥水が流れていた。

 

第36変奏曲

そとほり姫を決して陸地にあげないよう、あらかじめ取り決めてあったのが、幸いしたようだった。

 

第37変奏曲

ノーマ・カマリの超ミニスカートが超セクスィーなので、あれを履いてみせてよと頼んだのだが、言下に断られたので諦めていたら、ある日それを履いて会社にやってきたYOKOが地下鉄の上のモンローのやうにしゃがんだので、クラクラしたのよ。

 

第38変奏曲

打ち上げ失敗が相次ぎ、仕方なくおらっちは愛する虎の子の女性宇宙飛行士を最後の有人ロケットに搭乗させる羽目になったので、管制塔の秒読みが気になって気になって仕方がないのです。

 

第39変奏曲

日曜日が来るたびに、僕らはいやいやながら、教会へ行かされた。僕らはやけくそになって、「ニチヨオサンビテエー、ニチヨオサンビテエー」と怒鳴りながら、仕方なく教会へ行ったんだ。

 

第40変奏曲

社長の私が留守中に、私のダミーのAIの評判を聞いたら、当の私よりも高く評価されていたので、だからAIなんて信用できないんだと確信した私は、彼奴の首を引っこ抜いて滑川に投げ捨ててしまった。

 

第41変奏曲

うちの町内会長はすぐに酔っぱらうのだが、酔っぱらうと、すぐに巨大なマサカリを振りかざして町内の家々に乱入するので、住民は怖れ慄いていたのよ。

 

第42変奏曲

ド・クインシー公爵は、昔白いドレスの若い娘の後ろ姿をみて突如ムラムラし、背後から抱きすくめてまるでさかりのついた雌雄の犬のように交尾したのだったが、20年後に自分の隣に優美に微笑んでいる公爵夫人が、その娘だったとは我ながら信じられなかった。

 

第43変奏曲

頭の中では何でも考えていいけれど、それをなんでもかんでも書いてはいけない。

 

第44変奏曲

ウンノ家を護っていた生き神様が、大火事で焼けてしまったので、ウンノ家は、運が尽きたようだ。

 

第45変奏曲

私が自閉症の長男と共にゆったりと暮らしている限り、たとえ全世界が崩壊しようとも、浮世離れしたかけがえのないしあわせを享受することが出来る、と思うのである。

 

第46変奏曲

戦争で殺されることのない日常を、サンアドの葛西薫氏の表現を勝手にお借りして表現すれば、「一日一日が、大切で宝石のよう」に感じるのみなのだ。

 

第47変奏曲

世界中でどんどん人が死んでいくが、おそらくこの国ではおらっちだけがいつまでも死なないで生き残るだろうという噂が一部で流れていたようだったが、意外にもあっさり死んじまったようだった。

 

第48変奏曲

今日は朝から快晴で、死ぬのにもってこいの日だ。

 

左右から放たれる銃弾を躱しつつ前へ前へと突き進むなり 蝶人

 

 

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<ササキマコト>の主題に拠る48の変奏曲~第3篇 第21変奏曲から第30変奏曲

2024-09-13 11:51:07 | Weblog

<ササキマコト>の主題に拠る48の変奏曲~第3篇 第21変奏曲から第30変奏曲

 

これでも詩かよ 第320回

 

第21変奏曲

バカダ大学の阿呆莫迦教師、ヒラオカトクの授業中に、とても大事なことを思い出したので、急遽下宿に戻って録画をセットしてから、またバカダ大学に戻ったら、誰も居なかったずら。

 

第22変奏曲

町内会から推薦されたウザッタイ元悪童が、あれよあれよという間に保守党と右翼の大物にのし上がって、夜郎自大な専制政治を独裁している。

 

第23変奏曲

水爆実験で繰り返し爆破されながら残骸を悉く集積しましてね、こいつを再利用して何とからなんかいなと思っていたら、さる奇特な方が現れて、これで素敵な別荘を造ってくれませんかと仰るんですよ。

 

第24変奏曲

純白のドレスを纏ったブロンズ新社のワカツキさんが、南青山の洒落たお菓子屋さんの庭で、一心不乱に読みふけっていた。昔ながらのオカッパ頭で。

 

第25変奏曲

小学5年か6年の時「顔洗いひょいと目を上げ四尾山」という川柳みたいな俳句を詠んだ時、弟と妹が「近くの寺山なら見えるかもしれんえど四尾山なんか絶対見えへん」といううたので、母が「別に見えんでもええの。寺山だと字足らずになる」と断じたのでさすがは愛子さんと見直したずら。

 

第26変奏曲

烈女の誘いに乗るとか、いっちゃん洒落たレストランの料理を口にするとか、おいしそうな夢の中に入っていくと、碌な結果にならないことがよーく分かったずら。

 

第27変奏曲

エレベーターとは何をする機械か分からなくなった老人たちは、思い思いに大小便をしたり、告解したりしている。

 

第28変奏曲

お父さん、台風の英語は?

タイフーンだよ。

お父さん、台風の英語は?

だから、タイフーンだよ。

お父さん、台風の英語は?

だからあ、タイフーンだよ。

 

第29変奏曲

ノブイッちゃんは思う。

惑星が地球に衝突する前に、死ねた。

ヒトハルちゃんは思う。

関東大震災がまたやって来る前に、死ねた。

ボクちゃんは思う。

第3次世界大戦が始まる前に死ねた。

 

第30変奏曲

どういう風の吹き回しか、みんなで芝居をやることになった。まずは場慣れたタコ八郎、続いてドシロウトの私とゼンタロウ、それから愛犬のムクだが、こんな4人でもなんとかなるのだろうか?

 

裏金を貰った議員が辞職せず新たなセイジを目指すんだって 蝶人

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福永耕太郎著「電通マンぼろぼろ日記」を読んで

2024-09-10 10:32:40 | Weblog

 

照る日曇る日 第2105回

 

わが国の広告代理店を代表する電通の営業局に長く勤務していた著者による、その内幕暴露物語なり。

 

小生もリーマン時代に長く付き合いのあった会社だから、その内情はうすうす分かっているつもりだったが、その真の姿をここまで赤裸々に語られると、残暑厳しい長月といえど、いささか肌寒くもなって来る。

 

電通から見ればお得意様の一員であった私は、人前で土下座をしたり、されたりしたことはさすがに一度たりとも無かったが、第1章の冒頭に出てくる電機メーカーの宣伝部長の前で土下座させられ(して)いる著者たちの「クライアントは神様です」のくだりを読んでいると、思わず知らずさぶいぼが粒立ってくるのであった。

 

一面ではそんな奴婢奴隷会社ではあっても、やられっぱなしの電通ではない。テレビ局や新聞社などに対しては、我が物顔に権力を恣にし、政権党と結託して天下国家を切り盛りしているのだから、合わせてナンボの皮肉なアマルガムブラザーズ。そういう意味では表裏も光影も、天国もあれば地獄もある資本主義国特有の会社生活ではあるのであった。

 

電通の社員といえば、その大半が取引先の企業やメディアのドラ息子のコネ入社が大半だから、著者もその一人かと思っていたら、あに諮らんや普通の国立大学を出た普通の人材なので、あの電通にもこんなちゃんとした社員がいるんだと驚いた。もっともジミントウと同じで、いくら出鱈目な人材登用をしている会社でも、1%くらいは真面目で優秀な社員がいないと維持できないのだろう。

 

ところがそんな真面目で優秀な社員が、「24時間戦えますか!?」の時代に湯水のように経費やタクシー代を使って朝から夜中まで狂ったように仕事をしていると、私も覚えがあるのだが、だんだん時空が異様にねじ曲がってきて、平穏無事な普通の家庭生活が送れなくなってくる。

 

自分の仕事の値打ちが宇宙で一番光り輝き、自分に不可能事はない、とまで思い込んで、周囲の全てを犠牲にしてしまうのである。

 

かくて哀れ本書の主人公も、猛烈な過労のためにアル中になり、ついには最愛の妻に離縁状を突き付けられるのだから、身から出た錆とはいえ、一抹の悲哀と一掬の涙を禁じ得ないラストである。

 

すべての広告代理店がこのように陰惨な煉獄とは思わないが、この国の資本主義の最前線を身銭を切って支えていると、ついにはわが身を滅ぼしてしまうという好個の一例、他山の石ではないかと思ってしまうのであーる。

 

古楽器をリメイクしていた同窓の松田世紀夫を探しています 蝶人

 

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西暦2024年長月蝶人映画劇場その2

2024-09-09 10:26:25 | Weblog

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3738~42

 

1)テリー・ギリアム監督の「ラスベガスをやっつけろ」

ジョニー・デップ、キャメロン・ディアスなどが出る1998年のらりぱっぱ映画だが、まるで面白くない。

 

2)ロベルト・アンドー監督の「ローマに消えた男」

不支持に低迷する野党党首の身代わりに登場した双子の兄が鮮やかに不利な状況を覆していく2013年イタリア製の政治コメディの快作。

 

3)ピーター・バーグ監督の「バーニング・オーシャン」

2010年のメキシコ湾米国石油発削施設における原油流出事故を扱った2016年製作の爆発火災パニック映画。

 

4)ピエール・モレル監督の「96時間」

誘拐された愛娘を助け出そうと奮闘努力する2008年製作のリーアム・ニーソン主演のアクション大作。脚本をリュック・ベッソンが書いている。

 

5)チム・オリウーク監督の「コレクター 暴かれたナチスの真実」

ユダヤ人を大量虐殺した大金持の犯罪を暴く編集長の孤独な戦いを描く2016年のオランダ映画なり。

 

町内に笛や太鼓が鳴り響くわが路地には来ず神社の神輿 蝶人

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Les Petits Riens ~40年もひと昔 

2024-09-08 08:46:54 | Weblog

蝶人五風十雨録第13回


1981年8月30日 日曜
台風、沖縄に来襲。強風吹く。耕君最後の夏休み。いよいよ新学期だね。

1982年8月30日 月曜
再度レーザー最後の打ち合わせ。シャーマンさんと再会。懐かしき感情が湧く。

1983年8月30日 火曜 晴れ 暑し
錦糸町丸井店にキャプテンシステムが導入されるのを高橋、中島両君と立ち会う。

1984年8月30日 木曜 晴れ 
巽君と会う。新日本証券のテレビCMのクリエイティブを手伝う。

1985年8月30日 金曜 雨
台風が江ノ島、腰越に上陸す。家族は箱根に行っている。
 
1986年8月30日 土曜 晴れ 暑し
「モンティパイソン」を見る。テリーギリアムの英国流ブラックユーモアが冴えまくる。夜第2回ネクスト・アパレル研究会を10時まで。14名の出席。

1987年8月30日 日曜 晴れ 
台風遠方より近付きつつあるらし。セルバンテス「ドンキホーテ」読了。

1988年8月30日 火曜 晴れ 
INのテレビCMのパブリシティ仕込む。昨日の梅田阪急の売上なんとわずか3万円。ジェイムズ・アイボリー監督、イザベル・アジャーニ主演の「カルテット」を見る。

1989年8月30日 水曜 晴れ
テレ朝ミュージックの中田、フィルムクラフト大森、大川興業上田、サン小森氏など来社。

1990年8月30日 木曜 晴れ
新橋コロンビアにて「殺したいほどI love you」という詰らない映画を見たり。

1991年8月30日 金曜 晴れ
久しぶりに課会、プレス会。来客相次ぎ夕方には疲労困憊す。帰宅してプルーストを読む。オデットに似た少女を知っている。

1992年8月30日 日曜 晴れ
非常に暑い。残り少なき夏の日々よ。ムクと太刀洗い。藪の中で下痢している。もうすぐお払い箱にするプレーヤーでモーツァルトを聴く。


1993年8月30日 月曜 晴れ
角川社長がヘロイン密輸と常用の疑いで千葉県警に逮捕される。

1994年8月30日 火曜 晴れ
次男が初めて女性のヌードを描く。モデルの性格が出ている。吉祥寺東急と伊勢丹へ行く。シュナーベルのベートーヴェンソナタ全集、ブレンデルのシューベルト後期ソナタ集、グルダのベートーヴェン28番を買う。

1995年8月30日 水曜 晴れ
午後講談社の帰りに真言宗の護国寺を訪ねる。江戸時代17世紀中葉に建てられた豪壮な本殿なり。月光殿は室町時代のもの。墓地に三条実美、大隈重信、山県有朋などの墓があった。

1996年8月30日 金曜 陰
秋虫そぞろに泣きたり。午後永代にて城さんと江角嬢の商品打ち合わせ。

1997年8月30日 土曜 晴れ
盲目となりし哀れなムクと太刀洗いに散歩。右も左も分からぬために地面にへたりこむ。夜10時、次男、取手に帰る。

1998年8月30日 日曜 降ったり止んだり
阿武隈川や中州では大水が出て氾濫。家や車が流された。ムクの足だいぶ良し。ダニもかなり減った。

1999年8月30日 月曜 晴れ
酒井君がコミュニケーション部と事業本部の間でデザイナーが孤立して困っているので組織的対応を取ろうという。

2000年8月30日 水曜 晴れ
新橋でテレフンケンのバロック10枚組買う。バラ寿司580円也。午後1時にマドラにて企画打ち合わせ。5時にダーバンにて慰労会。

2001年8月30日 木曜 曇り
講談社オブラの稿料6万円。散歩に出れば蝉が鳴く。ムクてんで元気なし。

2002年8月30日 金曜 晴れ 暑し
次男、冨士山に登る。午後資生堂ワードの仕事で銀座へ行く。

2003年8月30日 土曜 曇り時々晴れ
次男のために太刀洗いで2匹のハンミョウを捕えしが、1匹は負傷し、もう1匹は死にたり。明日は従弟の結婚式なり。

2004年8月30日 月曜 晴れ 暑し
上京して映画3本。韓国映画「オールドボーイ」面白し。カンヌでグランプリを獲得したという。

2005年8月30日 火曜 晴れ
箱根2日目。ルネ・ラリック美術館と湿性花園を訪れる。総選挙公示。

2006年8月30日 水曜 曇り一時にわか雨
土砂降りの中、5時に久しぶりに施設から帰宅する長男を迎えに行く。

2007年8月30日 水曜 曇り時々小雨
長男より盛んに洗濯物を心配する電話あり。午後ミサワ・ホーミング来たりて自宅改造工事打ち合わせ。240万ほどかかりそう。

2008年8月30日 土曜 雨のち晴れのち曇り
夜中に雷鳴ありて眠れず。午後3人で熊野神社。ノートパソコンに次第に慣れる。

2009年8月30日 日曜 降ったりやんだり
衆院選投票日。天気が悪いので投票率が心配なり。午後次男が帰宅したので一緒に投票に行く。

2010年8月30日 月曜 晴れ暑し
秋田旅行の準備をする。久しぶりの家族旅行なり。

2011年8月30日 火曜 晴れ
税務署に呼び出されて30万強ふんだくられる。税金の申告漏れと難癖をつけやがる。

2012年8月30日 木曜 猛暑
文芸社の仕事、来ず。

2013年8月30日 金曜 猛暑
ゆかりさんが母上と愛児を伴い、長男のために訪ねてくださる。耕、大喜び。

2014年8月30日 土曜 曇り
降りそうで降らないがもう完全に秋の天気なり。

2015年8月30日 日曜 降ったり止んだり 肌寒し
早朝、絢子おばさん逝去。94歳。同じ年の同じ日に生まれた私の母は13年前に亡くなったが、2人は一卵性双生児であった。環境の差による人世行路の違いについていささかの感慨あり。
安倍内閣の戦争法案に反対するおよそ12万が、国会を取り囲む。そのほか全国各地で大規模な抗議行動が行われ、平和憲法と直接民主主義に新たないのちが吹き込まれた。参加できなかったのが残念なり。病院で血圧測れば最高一五七最低九六脈拍六七なりき。

 

2016年8月30日 火曜 降ったり止んだり 

台風10号は東北に上陸。鎌倉はたいしたことなし。ナガサキアゲハが孵化したが、完全な成虫にはなれなかった。お前も障害児か。

 

2017年8月30日 水曜 くもりのちはれ

妻君と共にん藤沢乗馬クラブへ行く。「初めてなのに、あなたは大変上手です」と係員から激賞されたそうだ。日大エレファントクラブでパンを買い、モース展へ。

 

2018年8月30日 木曜 はれ

次男から℡ありて、妻を助けろと怒られる。栗拾う。中国原産のあさがおの天青が咲き出す。

 

2019年8月30日 金曜 ふったりやんだり

長男元気に帰宅す。カズエちゃんからネットでの購買を頼まれたがうまくいかず断る。

 

2020年8月30日 日曜 はれ あつい

さらに栗を取った。近所の女性も散歩の犬を放り出して取っていた。ポスト安倍騒動はじまる。

 

2021年8月30日 月曜 はれ 暑いが風吹く

朝次男いったん八王子に帰り、明日また鎌倉に来ると。昨日は藝大の後輩と赤坂飯店でメシを食ったそうだ。

 

2022年8月30日 火曜 小雨

妻は実家の内外を大掃除。疲労困憊して夕方帰宅す。鎌倉保健所よりコロナの証明書が利用できそうだと℡あり。助かります。

 

2023年8月30日 水曜 はれ あつし

8時半に蔵並眼科。昨日の左目の白内障の手術の結果、0.2の視力が1.2に急上昇。されど全盛期には2.0だったからどうということもない。上首尾につき9月末に余勢をかって右目も敢行するつもり也。

 

2024年8月30日 金曜 雨

電車が停まったら大変なので、変態台風10号の隙間をぬってコウ君をピックアップすべく妻の運転で大和まで行く。途中藤沢で降られたが無事到着。3人で一緒に鎌倉に戻った。蔵並眼科で右目の充血を診てもらったが大丈夫らしい。

 

もしかしてキシダの方がマシだった?と思わせるに足る候補者の顔 蝶人

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道浦母都子著「挽歌の華」を読んで

2024-09-07 09:07:11 | Weblog

 

照る日曇る日 第2104回

 

よく分からない題名だが、副題通りの「歌人探訪」記で、与謝野晶子、鉄幹から中城ふみ子、河野裕子、岡井隆、石牟礼道子、辺見じゅん、岸上大作、小高賢、佐藤佐太郎、山中智恵子などの有名歌人が次々に取り上げられ、その代表歌の鑑賞ととちもに、思い出話やこぼれ話が記されていて、歌よりむしろこちらのほうが読者の記憶に残る。

 

最後の最後に取り上げられたのは「未来」の創始者の一人、近藤芳美であるが、子供のなかった近藤夫妻から、生前何度も著者が養女にならないかと誘われていたとは知らなかった。

 

2首だけ紹介しておこうか。

 

 女にて生まざることも罪の如し秘かにものの種乾く季  富小路禎子

 

 取り落とし床に割れたる鶏卵を拭きつつなぜか湧く涙あり 道浦母都子

 

 著者が都はるみから詞を作ってほしいと頼まれた時、たった一つの条件が歌詞に「鶏卵」という単語を入れてほしいといわれたそうだが、考えてみれば著者も、都はるみも、富小路禎子も子どもがない女性なのだった。

 

午前午後誰も来ない官邸で深爪を切るキシダフミオ 蝶人

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島田雅彦著「大転生時代」を読んで

2024-09-06 11:12:31 | Weblog

 

照る日曇る日 第2103回

 

帯を読むと「人口の1%以上は転生者。もしかしたらあなたも」と大書されており、

中学の同級生横溝時雨と「子どもの国」バルナランドからの転生者三浦杜子春を主人公とする「異世界転生」文学が「爆誕」したと書いてあるので、いささか嫌な予感がしてよっぽど読むのをやめようかと思ったけれど、本書は私がそれなりに敬愛している現代日本を代表する文学者の最新作なので、これまで同様まるっきりの駄作であるはずはないという確信に似た一瞬間のひらめきに導かれて最初から最後まで白内障を手術したばかりの真っ赤に充血した両目をこすりながらひととおり通読するにはしたのだが、はてさてこれはなんじゃいな、島田選手は今が明治の御代ならば漱石龍之介にもたとうべき現代作家きってのいんてりげんちいやにして寄らば斬るぞの鋭い知性の持ち主であることだけははしなくもまたしても証明されたが、草枕風にいうならばあまりにも血じゃなくて智に働き過ぎて角が立ちすぎ、これではまるでウオルフガング・サバリッシュが棒を振ったブルクナーの第8番の交響曲とおんなじであまりにも微分積分されすぎて精霊のひとかけらも盆踊りせず、天来の霊感の一滴も行間に滲まない哲理非情の大論文ではないか、ちったあチエリビダッケやギュンターヴァント、朝比奈隆の指揮ぶりやかの三島由紀夫の輪廻転生譚、西馬音盆踊りのひとさしふたまいに学んでほしいものだとないものねだりをいたずらにつらつら並べる残暑も厳きお疲れ長月ざんす。

 

ふれあいてふ安易な名前の団体よわれは誰ともふれあいたくない 蝶人

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西暦2024年葉月蝶人映画劇場その1

2024-09-05 10:17:22 | Weblog

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3733~37

 

1)ウッディ・アレン監督の「マンハッタン」

マリエル・ヘミングウエイ、ダイアン・キートン、メリル・ストリープが出る1979年のモノクロ映画。アレンのてめえ勝手なひねくり世界ずら。

 

2)アラン・テイラー監督の「ソプラノズ」

ニューアークのマフィアのボスになった少年時代の思い出を描く2021年の哀愁のギャング映画なり。

 

3)リッチー・メタ監督の「タイム・チェーサー」

アインシュタインに会うために過去へ飛んだ父を、科学者になった息子が見事に取り戻す2013年のSF映画ですう。

 

4)ジョン・ヒューストン監督の「白鯨」

1959年の海洋大活劇。グレゴリー・ペック=エイハブ船長の執念をもってしてもついに退治できなかった海の王、モビーディックいま何処?

 

5)カン・ユンソン監督の「犯罪都市」

ソウルの裏社会に暗躍する凶暴なヤクザたちを取り押さえる、刑事役のマ・ドンソクが圧倒的な存在感を見せつける2017年の犯罪映画なりい。

 

令和ってなんの符号かしらんけどんなもん即刻やめてしまえ 蝶人

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大江満雄編・詩集「いのちの芽」を読んで

2024-09-04 09:22:50 | Weblog

 

照る日曇る日 第2102回

 

ハンセン病の患者による詩集のコンピレーションである。この難病に罹った作家に北條民雄、歌人に明石海人がいることは知っていたが、これほど数多くの詩人が数多くの作品を作っていたとは迂闊にも知らなかった。

 

手がしなびてしまった時

まだ足があると思った

足が立てなくなった時

まだ目があるんだと思った

だがその目も

右は日曜になってしまい

左は半どんになってしまった (「流星」蜷川ひさ志)

 

もとより宿痾の難病が人生に与えたダメジについて触れ、呪う詩もあるけれど、それにとどまらず、絶望的な闘病を見据えることによって、どこかでその運命を超克しようとする果敢な試みをつぶさに知ることができた。

 

このまま

石のように

風雨や季節にも耐えることが出来たら、

 

私はやがて化石化し

鉱石のように地底に眠るのだ。

 

発掘されたら

いつでも

ピカピカに光りたい

 

そう思って懸命に

私は何物かを磨いている (「玉」宮崎しげる)

 

ゼフィルスの希少種のようには愛されぬ障害者と言われる人間の希少種 蝶人

 

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すべての言葉は通り過ぎてゆく第131回

2024-09-03 09:17:17 | Weblog

すべての言葉は通り過ぎてゆく第131回

 

西暦2024年葉月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第429回

 

もう葉月か。ひと月ごとに、世の中の何もかもが、悪くなっていくような気がして、恐ろしい。8/1

 

この糞暑いさなかに、運動したり、人殺しをしたり、旅行したり、みんな元気だねえ。おらっちは、生きてる人より、もう亡くなってしまった人のことを、懐かしく思ってるよ。8/2

 

知人の記録によると、「昨年は30度以上の暑さがほとんど9月いっぱいまで続いた」そうだ。そんなことなどすっかり忘れていたが、今年はもっと酷いことになりそうだ。8/3

 

一つはっきりしていることは、この国の夏は、急激に進行する地球温暖化のあおりを喰らって、以前の温帯から亜熱帯、そして亜熱帯から熱帯へと激変してしまったということだ。8/4

 

泌尿器科の待合室で日経をみたら一面に五輪の記事がなかったので妙にホットした。テレビも新聞も朝から晩まで狂ったように巴里五輪の、しかも自国民のメダルの噺ばっかり。どこが面白いのかしらんが、いい加減にしてほしい。8/5

 

公凶放送の一番まともな番組である天気予報で、予報士が予報している時、左側にいる阿呆莫迦アナウンサーが、愚劣なちょっかいを入れるのはやめてほしい。予報士が、必要にして十分なことを喋るのが、天気予報番組の正統的なあり方ずら。8/6

 

本当は核を廃絶したいけれど、現在どこかの国の「核の傘」に入っているから「核禁条約」に署名・批准するのは非現実的だというなら、その「核の傘」から率先しておん出て、「核禁条約」に賛成すれば、言行一致の現実になるだけの噺じゃないか。8/7

 

「自衛」の名目でパレスチナ民族殲滅戦争を強行し、あまつさえ敵の指導者を暗殺するような悪魔のように卑劣な国との付き合いは、当面やめるべきだろう。8/8

 

「真のリアルには、理想を叫ぶ余裕がない。如何なる高遠な理想でも、理想を遠ざかれば遠ざかるほど、その人生と芸術は高くなっていくのであるが、そこに永遠に人生の迷いがあるのである。所詮、日の下にほんとうに新しいということは、新しい自覚の衝動のみである」嘉村礒多「故郷に帰りゆくこころ」8/9

 

ロシアは侵略国だが、イスラエルは侵略しない自衛の国だと、どの顔でいえる。西欧諸国のお情けで頂戴したパレスチナの領土を、「独立」以来侵略し続けているではないか。8/10

 

この国の夏が亜熱帯から熱帯に代ると、経済社会全体に大きな影響が出てくるが、とりあえず衣料品については春と秋冬物が減って、夏物の商品と需要が急増するようになるだろう。8/11

 

「不同調」に関して興味あることは嘉村礒多を生んだことである。彼はしかし同人ではなく編集同人の下で雑務に当たっていた事務員である。(中略)「不同調」記者嘉村礒多が、葛西善蔵の口述を筆記したのである。手の付けられない酔っ払いの葛西善蔵を相手にしての筆記の苦心は、今日なお語り草となっているほどである。高見順「昭和文学盛衰史」8/12

 

「ドイツ零年」とか「危険な関係」とか昔のモノクロ映画をアマプラで眺めているうちに、途中でウトウトしてしまうが、全体の印象は覚えているので、そいつを見たしるしにメモしていたのが殆ど消えている。また見なくちゃ。8/13

 

キシダが辞めたら、我らが親愛なる民草は、性懲りもなく「刷新感のある新顔」とやらに大いなる幻想を抱くので、その内閣支持率は無暗に高騰するのだが、時が経つにつれ、またぞろ急降下していくのだろう。やれやれ。8/14

 

戦後79年というより、まもなく開戦、ちゅう感じやね。ところで、次の大地震が来るのと、次の戦争に巻き込まれるのと、どっちが早いと思う?8/15

 

頭の中では何でも考えていいけれど、それをなんでもかんでも書いてはいけない。8/16

 

日本全国ラアラア大騒ぎして、新幹線まで走らせなかった台風7号は、近所にちょっと雨を降らせただけで、どこかへ行ってしまったようだ。あれはいったい何だったの?8/17

 

「誕生日は1年に一度必ず全員に巡ってくる。何もしないでその日を迎えただけなのに、それでもおめでとうと言ってもらえる。誕生日とはそういうことだったのである。by岸政彦「断片的なものの社会学」8/18

 

「私たちは他の誰かとセックスしているときでも、相手の快感を感じることはできない。抱き合っているときでさえ、私たちはただそれぞれの感覚を感じているだけである」by岸政彦「断片的なものの社会学」8/19

 

「ある種の笑いというものは、心のいちばん奥にある暗い穴のようなもので、なにかあると私たちはそこに逃げ込んで、外の世界の嵐をやりすごす。そうやって私たちは、バランスを取って、辛うじて生きている」by岸政彦「断片的なものの社会学」8/20

 

骨の髄まで腐敗堕落したジミン蟲も悍ましいが、もっとガックリくるのはリッケン蟲の候補者たち。小澤が策動する阿呆莫迦ノダや、国民党の回し者の汚れイズミ以外に、もっと魅力的な候補者は1人もいないの?8/21

 

農家に対して大々的に「米作付け減らし運動」を展開してきた張本人の農水省が、このたびの人工的な米飢饉に知らん顔しているのはけしからん。8/22

 

立憲の西村嬢は何をぐちょぐちょしてるんだ。こんなことなら都知事選じゃなくいま蓮舫が立てばよかったのでは。8/23

 

「人間というのは本当に「弱さの論理」というものが必要ですね。昔はあらゆる動物が攻撃の上に成り立っているといわれていましたが、最近はサルの研究でもそうではなくて、連帯とか弱さとか優しさが根本にあるといわれるようになってきた」岩井寛「生と死の境界線」8/24

 

「私には幼稚園ぐらいのときに奇妙な癖があった。路上に転がっている無数の小石のうち、どれでもいいから適当に拾い上げて、何十分かうっとりとそれを眺めていたのだ。広い地球で「この」瞬間に「この」場所で、「この」私によって拾われた「この」石。そのかけがえのなさと無意味さに、いつまでも震えるほど感動していた」岸政彦「断片的なものの社会学」8/25

 

腐敗堕落の極に達したジミン党の悪党どもが、我も我もと首相候補に名乗りを上げる痴呆漫画劇をみるにつけ、こんなことなら裁判員制度と同様「あらゆる公僕は民草からの籤引きに拠るべし」との昔ながらの持論がまたしても総身から沸き起こって来る。8/26

 

自衛隊が能登地震への救助活動を停止したそうだが、南西諸島への軍事配備などは明らかな憲法違反であり、こうした災害対策活動に従事しながら徐に解体していくべきだろう。8/27

 

近所の住民の間で、しばらく見ないなと思っていた老若男女の殆どが他界しているので、これはまずい、じゅうぶん気を付けようと思うのだが、どう気を付けたらいいのかが、てんで分からねえ。8/28

 

施設にいるコウ君が朝の4時から今夜の「ギークス」を録画してくれと5分おきに電話してくるし、テレビはどこでも同じ台風のニュースしかやっていないので、テレビを消して昼寝をしようと思うのだが、うまく寝させてもらえるのか分からない。8/29

 

電車が停まったら大困りなので、変態台風の隙間をぬってコウ君を拾いに大和まで行く。帰りに藤沢で降られたが無事に鎌倉までたどり着き、予は蔵並眼科で降ろしてもらった。8/30

 

おとといも昨日の夜もコオロギが鳴いていた。人間の迷妄が齎した地球温暖化のせいで、季節の巡回や台風の展開さえもが不気味な歪みを生じて、狂騒の葉月がようやく幕を閉じようとしている。8/31

 

何ひとついいことがない俺たちは打て!打て!打て!と大谷にいう 蝶人

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なにゆえに第121回~西暦2024年葉月蝶人花鳥風月狂歌三昧

2024-09-02 09:39:06 | Weblog

 

ある晴れた日に 第733回

 

なにゆえに「アカウント」のことを「垢」と呼ぶ嫌な日本語下劣な感性

 

なにゆえに金がないのにむしり取られる電化製品が故障したとき

 

なにゆえに日本全国警戒警報地震よりもそっちが煩い

 

なにゆえにカリフォルニアで他界した東映城のお姫様丘さとみ

 

なにゆえに何が起きても驚かない地震戦争津波台風

 

なにゆえにメダルを獲ったと大騒ぎ獲れない国に分けたげなさい

 

なにゆえにコウ君は日帰りをする死ぬほど嫌いな台風が来る

 

なにゆえにハマスのハニヤを暗殺すネタニヤフが殺されてもいい

 

なにゆえにヒズボラのフアド・シュクルまでぶっ殺す暗殺大国イスラエル

 

なにゆえに腐れシオンを擁護する最強最悪の殺人鬼を

 

なにゆえに軍事費青天井を中止せぬそのぶん福祉年金に回せ

 

なにゆえに狂ったように息苦しい日本全国熱帯じゃあ

 

なにゆえに株価暴落に狼狽える米帝依存の身から出た錆

 

なにゆえにイスラエル命の大使が来ないあのジェノサイドは自衛だそうだ

なにゆえにヒットが打てなくなったのか時折ホームランは打つのだけれど

 

なにゆえに我も我もと靖国参り行くなら近所の寺社でええがな

 

なにゆえに台風襲来が楽しかったそれが若さというものなのか

 

なにゆえにポスト・キシダがウジャウジャ出てきたキシダ同様エグイ候補者

 

なにゆえに「君が代」思わず聴き惚れたベーム指揮ウインフィルの「君が代」

 

なにゆえに妹は先に逝ったか雁が天まで連れていった

 

なにゆえに阿呆莫迦ジミンの候補者特集表紙を変えたら何が変わるの?

 

なにゆえに兵庫の知事はまだやめない民の力でリコールしなさい

 

なにゆえに緑のタヌキをまた選ぶげに度し難き東京都民

 

なにゆえに大黒天が顔を出す「民主」の悪夢の阿呆莫迦男

 

なにゆえに今日もカンカン照りなんだ予報は毎日曇りなのに

 

なにゆえに石破と小泉を首相にしたいジミンじゃダメと分からないのか

 

なにゆえにデジタル河野を首相にしたい保険証をなきものにした犯罪者

 

なにゆえに上川外相を首相にしたいオウム死刑日にワインを飲んでバカ騒ぎ

 

なにゆえに小林鷹之を首相にしたい裏金議員が推す裏金野郎

 

なにゆえに吉田晴美を党首にしない石原伸晃をやっつけた奴だろ

 

なにゆえに知事の斎藤はまだ辞めぬイシンとジミンはロクデナシばかり

 

アオイケさんが送ってくれたウナギなりウナギも嬉し気持ちも嬉し 蝶人

 

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西暦2024年葉月蝶人花鳥風月狂歌三昧

2024-09-01 10:24:37 | Weblog

 

ある晴れた日に 第732回

 

2024年8月

 

戦争の起こるとこまでぐんぐんと近づいてきたキシダ内閣

 

今頃は中村歯科で麻酔中さぞや怖かろ息子よがんばれ!

 

「風速が60米で家倒壊」といつものようにテレビが脅す

 

産休が明けたらテレビに出てほしい近藤奈央、水原光紀

 

生産性ゼロとかいわれる人たちが福祉で働く人を支える

 

究極の二者択一でいくならば殲滅すべきはイスラエルかも

 

「人間」と一口で言うが2つある「人間動物」と「動物人間」

 

「人間」と一口で言うが2つある「動物人間」「植物人間」

 

世界一美しい夢がここにある日本国憲法第9条

 

「こんなにも物価の安い国はない」外人だけが喜ぶ日本 

 

杉浦の友紀アナが抜けてからあの番組はじつに詰まらん

 

クワガタやスズメバチを押しのけて樹液を貪る国蝶オオムラサキ

 

「どらいやー」で検索すればドライヤー カールはついに出てこなかった

 

死んだ人も死なない人も生きておる

 

クマゼミが開戦告げる敗戦忌

 

も一回戦争しようぜと蝉が鳴く

 

カスリーンやジェーンほどの被害なしアンピルという名の台風

 

狭き道角突き合わす自動車の1台下がる民主主義かな

 

ヨシモトが何をいおうとカンケイないおらっちはおちっちの詩を書くだけさ

 

次々に腐れ候補を舞台に上げるタカラズカのトップスターのように 

 

希少なる天然ウナギを捕まえる悪辣非道な猟師よくたばれ

 

そこばくの貯え次第に尽き始め洗剤の量を少なめにする

 

大谷が絶不調でもカブスの鈴木や今永がぐあんばっているのでうれぴい

 

パレスチナを皆殺しするイスラエルをいつでも支持する奇妙な米英

 

「百日目に三番目の子どもが生まれるの」という君のお腹が我らの未来

 

8:15広島で何が起こったか思い出してみる忘れていたが

 

カーショーもめった打ちにされ大谷は居るのか居ないのかピンチのドジャース

 

底なしに落ちよ落ちよと思うのみ株など持たぬ年寄りなれば

 

自らの思想も誇りも投げ捨てて米国のポチがキャンキャン吠える

 

わが政見は常に少数意見にて賛成多数の原案が通る

 

ベンサムの長い計算は終わらない最大多数の最大幸福

 

トラックの運転手だった兄ちゃんが運転してるとすぐ分かるバス

 

9月なり9月になれば少しでもいいことあるかあればいいけど 蝶人

 

 

 

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